今回は映画「アメリカンサイコ」の感想とあらすじです!
(ジャンル・サスペンス映画)
映画アメリカンサイコを観終わりました!
壮絶すぎる話でした・・・
ラストの解釈が難しい。
— 映画マニア@映画ブログ (@x61zwxe11Hhxw9h) April 21, 2020
ストーリー:エリートサラリーマンの主人公は極端なナルシスト。自分よりも優れた人間を生かしておきません。
個人的な点数は80点ですね。ラストは最高です。
さて、ひとまずあらすじへいきましょう!
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アメリカンサイコのあらすじ(Netflix)
主人公はエリートサラリーマンで、極端なナルシスト。
毎朝起きたら体を鍛え、美容には徹底的にこだわります。
ある日、同僚が自分に名刺を見せてきました。その名刺は、自分のよりもセンスが良いのです。
嫉妬心を抱いた主人公は、同僚を酔わせてから家に呼び、斧で殺害します。
アメリカンサイコの感想と考察(ネタバレあり)
平気で人を傷つける主人公は、正真正銘のサイコパスですね。
私の印象に残っているのは、ホームレス男性をナイフで刺し殺したシーン。
食べ物をあげるフリをして、ホームレスをぬか喜びさせます。そして、喜んだところで暴言を吐き、絶望へと突き落とします。
サイコパスは、人の感情が読めないと思っていませんか?
実は、人の嫌な感情には共感できるんですよ。だからサイコパスは、人を嫌な気分にさせるのが得意なのです。
さて、この映画で少し疑問に感じたのは、娼婦2人が泣きながら家を出ていくシーンです。
主人公は翌日、針で頭を刺す人のジョークを同僚にはなします。おそらく、主人公も娼婦たちの頭を針で刺したのでしょう。
家を出ていく娼婦の1人は、鼻血を出していました。でも、頭を刺したのなら生きていられないはずです。
チェーンソーで殺された娼婦は、「あの後、緊急手術が必要だったのよ!」と怒っていました。
刺したといっても貫通させるほどではなく、少し差し込んだレベルでしょうか。このシーンはもう少しハッキリさせて欲しかったです。
この映画で面白かったのは、ゲイの同僚を殺害しようとして失敗したシーン。
後ろから締め殺そうとしたら、まさかのキスで返されます。サイコパスの主人公も、この時だけは危険を感じたのでしょう笑。
ゲイの同僚が余裕な表情で「電話してね!」というポーズをし、主人公が悔しそうな顔をした時は爆笑しました。
さて、一番印象に残った殺し方は、チェーンソーを上から落とす方法ですね。このまま逃げ切るのかなー」と思ったら、楽々と捕まえられました。
娼婦の女性は余裕がなかったため、振り返る勇気がなかったのでしょう。チェーンソーで殺されるのって死ぬほど痛そうですからね。
この映画、ラストが本当に良かったです。一瞬意味が分かりませんでしたが、よく考えると意味が分かって背筋が凍ります。
ポイントは「カタルシスはない」というセリフです。
カタルシスとは、舞台の上の出来事をみて、自分の欲求を満たすことです。
結局、映画で出てきた殺人は全て彼の妄想だったわけです。しかし、彼は妄想を現実と思いこむほど信じていました。
彼の妄想=舞台です。「カタルシスはない」とは、妄想で体験しても殺人の欲求を満たせなかった、という意味です。
つまり、彼の殺人欲求は残り続けており、これから妄想が現実になることが予想されます。
夢オチで平和な終わり方かと思ったら、最後にまさかのどんでん返しがありました。
途中まではただの殺人狂の映画ですが、ラストは非常に秀逸な作品でしたね!
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