今回は映画「リグレッション」の感想とあらすじです!
(ジャンル・サスペンス)
ストーリー:娘は「父親に暴行」されたと言って教会に逃げこみます。しかし、父親は暴行した記憶がまったくありません。
個人的な点数は70点ですね。
映画「リグレッション」のあらすじ
警察は、教会から「ある少女が父親に暴行され、教会に逃げこんだ」と通報を受けます。
警察は父親を連行して「娘を暴行したのか?」とたずねます。しかし父親は、「記憶がないんだ。でも、娘は嘘を言わない子供だ」と答えます。
父親に記憶を思い出させるため、心理セラピストが呼ばれます。セラピーは成功し、父親は「娘が何者かに暴行されている」と記憶を思い出します。
父親の記憶によると、娘をおそった男は警察の一人だったのです。さらに証拠を手に入れるため、娘の弟にも心理セラピーを行います。
すると、「たくさんの人間が赤ちゃんを殺している。その中に、僕のおばあちゃんもいた」と驚きの記憶を思い出したのです。
映画「リグレッション」の感想&考察(ネタバレありの解説です)
※ここからネタバレあります
この映画では、ハリーポッターで一躍有名になったエマワトソンが出ています。エマワトソンが出ていると、「なんか豪華な映画だな〜」と思ってしまいます笑。
エマワトソンは、演技がずば抜けてうまいわけではありません。でもハリーポッターで知名度が上がりすぎて、なぜか超一流俳優に見えるのです。
では、ハリーポッターのロン役の子が出てたらどう思うでしょうか?おそらくパッとしないと思います笑。
「ハリーポッターに出ていた&美形」この2つが組み合わさってはじめて超一流に見えるのだと思います(ロン役の人ごめんなさい)
さて、リグレッションの内容ですが、西洋にありがちな「悪魔は実在する」をテーマにしています。
悪魔って日本人にとってはあまり怖くないんですよね。
悪魔=アニメやゲームのキャラクターという印象が強いです。ですので、悪魔って聞くとかわいらしいイメージが浮かんできます笑。
この映画では、記憶を思いださせるための「退行療法」が出てきます。「すげえ!こんな方法があったんだ!」と驚きましたが、まさかのインチキ笑。
父親も息子も記憶を思いだしたように見えましたが、実は記憶を自分で作っていただけなんですね。
それにも関わらず刑事たちは、「退行療法すげえ!悪魔の儀式は存在するんだ!」と確信します。
このあたり、警察はなんかマヌケですよね。せめて別の専門家に「退行療法で思い出した記憶は信頼できるのか?」と確認すればよかったのに。
専門家のなかには「退行療法は信頼できるものではない」と主張する人もいるでしょう。こういった確認をしなかったのが一番の失敗ですね。
さて、この映画で疑問になるのは「なぜ娘は暴行されたと嘘をついたのか?」というポイントでしょう。
実は娘は、刑事の1人と付き合っていました。ですが、娘は刑事に結婚をことわられたのです。
娘「このままでは、私は独身のかわいそうな女。そうだ!悪魔の儀式のために暴行されたって嘘をつこう!そうすれば有名になって人生が変わるかも!」
このように考えたのです。悪魔の儀式となれば、珍しいのでメディアも食いついてきます。世間はまんまと娘の嘘にだまされたわけですね。
この事件は、アメリカのミネソタで実際にあった事件です。この事件のあとも、同じように「悪魔儀式のために暴行された」と嘘をつく人がいたようです。
父親は娘の嘘を知っても、「俺が悪魔儀式のために暴行した」と娘を守ろうとします。娘に愛されない父親はちょっとかわいそうでしたね。
少し複雑なストーリーの映画でしたが、そこそこ楽しめました。エマワトソンを観れたのもよかったです笑。
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