今回は映画「シャッターアイランド」の感想とあらすじです!
(ジャンル・サスペンス映画)
個人的に、シャッターアイランドは大当たりでした。
私はサスペンス映画が大好きでして、過去に観た作品の中でもトップ3に入れたい出来です。
個人的な点数は、100点中95点です。
謎が多いのと、読めないラストが良かったです。
さて、ひとまずあらすじへいきましょう!
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映画シャッターアイランドのあらすじ(Netflix)
レオナルドディカプリオが演じる、主人公「テディ」は保安官です。
テディとその相棒の「チャック」は、精神に異常のある人たちを収容する病院へやってきます。
病院へやってきた目的は、突然姿を消した患者の「レイチェル・ソランドー」を探すことです。
病院は怪しい雰囲気に包まれ、院長も何か秘密を隠している様子です。
レイチェル・ソランドーを探すため、テディとチャックは患者に聞き込みをはじめます。
聞き込みで得た情報をもとに島中を探索し、テディは島の謎へと迫っていきます。
映画シャッターアイランドの感想と考察(ネタバレあり)
シャッターアイランドは、直訳すると閉じられた島です。
その名のとおり、全てが秘密に覆われているような舞台です。
シャッターアイランドの良いところは、謎が掴めそうで掴めないところです。
崖下でレイチェル・ソランドーを見つけるシーンがありますよね。
レイチェルにより病院の陰謀が話された時、病院が悪だと完全に思っていました。
でも、実際は保安官テディの空想だったんですよね。何もかも。
テディは実は患者の一人だったんです。日頃から院長や看護師に、空想を話していました。
その空想を、病院の人たちがわざわざ現実にしてくれたのです。
現実で体験させ、最後にそれが空想であったと告げる。
そうすることで、テディにショックを与え、本当の現実を認識させようとしたのです。
院長「今までのは全部空想だったんだよ」(ドッキリ)
テディ「マジか!超ショック!俺は保安官じゃなくて患者なんだ!」
強いショックを与えることで、現実を認識させようとしたのです。
おそらく、病院は普段から「君は患者なんだよ」とテディに言い聞かせていたと思います。
ですが、何回言っても聞かないので強いショックを与えることにしたのでしょう。
この方法、うまくいったように見えました。テディも自分が妻を殺害したと認めたからです。
ですが、翌日テディはチャックに言います。
「この島では大変なことが起きている」
チャックは悲しそうな顔をします。やっぱりダメだったと。
元に戻ってしまったように見えます。でも、違うんですよね。
テディは現実も認識してたんです。ある程度は。
それが分かるのが最後のセリフです。
「どっちがマシかな、怪物として生きるのと、いい人間として死ぬのと」
怪物として生きるっていうのは、空想の世界で生き続けるってことです。
「いい人間として死ぬ」というのは、ロボトミー手術で人格を失うことを意味しています。
ロボトミー手術は映画で所々出てくるのですが、脳を切除して患者をおとなしくさせる手術です。
これは実際にある手術で、ノーベル医学賞もとっています。
確かに患者はおとなしくなります。
ですが、生きる気力もなくしてしまい、うつ病や自殺する人も多くいました。
手術の悪影響で苦しむ人が多いため、ロボトミー手術は最低のノーベル医学賞と呼ばれています。
さて、本題に戻ります。
「いい人間として死ぬ」とは、ロボトミー手術で感情を失くして生きることを意味します。
テディはわざと元に戻ったフリをしました。
そして、ロボトミー手術で「いい人間として死ぬ」ことを選んだのです。
それに気づいたチャックは驚いて声をかけましたが、テディはすでに手術を受ける決心をしていました。
最後、白服の職員2人が、手に何か持っていましたよね。
おそらくあれは、ロボトミー手術に使う「アイスピック」だと思います。
ロボトミー手術では、まず頭蓋骨をアイスピックで割ります。
そのアイスピックを持っていたため、持って歩くときに金属音のような音が聞こえていたのです。
ドンデン返しにさらにドンデン返しが加わった、極上のサスペンスでした!
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