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映画「ミスト」スーパーに残った人のその後。伝えたいことは「正直者がバカを見る」

映画「ミスト」で伝えたいことと、スーパーに残った人たちのその後映画&ドラマ批評

映画ミストは、「鬱映画!」「胸糞映画!」という評判で大人気?の作品です。

たしかに、ラストシーンを観たら「こんな展開で終わるのか・・・」とモヤモヤした気持ちになります。

まさに伝説級の後味が悪いストーリー!

さて、ミストを観た人のなかには「いくつか疑問が残る・・・」という感想を抱いた人もいるでしょう。

ミストの代表的な疑問として、次のものがあります。

映画ミストの疑問
  • スーパーに残った人たちはどうなった?
  • 「僕を化け物に殺させないで」の意味
  • 映画のメッセージ(伝えたいこと)とは?
  • どこから化け物は現れたのか?

今回は、これらの疑問に答えていきたいと思います!

映画「ミスト」スーパーに残った人のその後。伝えたいことは「正直者がバカを見る」

映画「ミスト」は面白かったけど、疑問が少し残るんだよね〜

このような悩みの方に、疑問を1つ1つ解説していきますね!

スーパーに残った人たちはどうなったのか?その後を解説!

主人公の父親と息子がスーパーへ買い物へ行くと、霧が突然あらわれて化け物たちが襲ってきたのです。

スーパーに居た人たちは、なんとか化け物を追い払います。ですが、またいつ襲ってくるか分かりません。

そこで主人公たちは、「ここにいる方が危険だ!外へ出よう!」と考えます。

でも、宗教のおばさんが邪魔をするんだよね

スーパーの中には、「神様がお怒りだ。だからこんな状況になったのだ」と主張する宗教家の女性がいました。

はじめは誰も相手をしませんでしたが、不安が強くなるにつれて信じる人たちも出てきました。

主人公たちが外へ出ようとすると、宗教家の女性とその取り巻きが、「出てはいけない!」と邪魔をしてきました。

そこで副店長のオリーが銃で脅し、主人公たちはなんとか外へ出ることに成功したのです。

あの後、スーパーに残った人たちはどうなったのかな?

スーパーに残った人たちは、おそらく助かった可能性が高いです。なぜなら、この映画のテーマが「正直者がバカを見る」だからです。

映画「ミスト」のメッセージ(伝えたいこと)は、「正直者がバカを見る」

この映画のメッセージは「正直者がバカを見る」だと言われています。「正直者=主人公たち」というわけです。

逆に、正直者でないのは「スーパーに残った人たち」です。

主人公たちは勇気を出して外へ出たのですが、結局は銃を使って自殺します。つまり、バカを見たわけです。

映画のメッセージから考えると、スーパーに残った人たちは、主人公たちとは逆に生き残った可能性が高いのです。

スーパーの人たちが生き残れば、「正直者(主人公たち)がバカを見て、その他(スーパーの人たち)が美味しい思いをする」ということになり、映画のメッセージと矛盾しません。

子供を探してスーパーを出た母親は、ラストで助かっていた!

映画のはじめに、スーパーから1人の母親が飛び出しました。「私は子供たちを探す!」と言って。

外には化け物がいるので、普通なら助かりません。ですが、ラストシーンでこの女性が軍に助けられていたのが映っています。

この人が生き残ってたなんて、主人公の父親は悔しいだろうね・・・

このシーンは「正直者がバカをみる」という映画のテーマと一致しています。

息子の「僕を化け物に殺させないで」の意味とは?

スーパーから出て、息子は父親にお願いをします。その内容とは「僕を化け物に殺させないで」です。

これってどういう意味なの?

息子は次のように考えていたでしょう。「死ぬとしても、化け物に殺されるのだけはイヤだ」

この言葉は、父親に強く印象に残りました。

主人公たちが自殺を決めたとき、普通なら「自分の子供を殺したくない!」と思いますよね。

ですが、息子が「化け物に殺されるのだけはイヤだ」と言っていたので、父親は息子を殺すことに決めます。

すごく悲しい決断だっただろうね・・・

もしも息子がこんなことを頼んでいなければ、父親は息子を殺さなかったでしょう。そうすれば、軍に助けられて息子は生き残れたのです。

父親は「自分が息子を殺さなければ・・・。息子が死んだのは俺の責任だ・・・」と後悔しているでしょう。

ですが、息子の約束が原因なので、父親にすべての責任があるわけではありません。父親はその後どうなったのか?

父親は息子を殺しましたが、その直後に軍が助けに来てくれました。

もしも世界が平和になったとしても、父親は息子のことで一生苦しむことになるでしょう。

子供を事故などで亡くした親は、ずっとそのことで苦しんでいます。自分で殺したのなら、もっと辛いハズです。

精神的に病むことは間違いないです。父親のその後を想像すると、本当に救いのないラストです。

映画「ミスト」のラストシーンからのその後。人類はまだ助かっていない?!

映画「ミスト」では、ラストシーンに軍隊があらわれて化け物たちを退治していきます。

あの後、人類は助かったのかな?

正直、ラストシーンを見ただけでは「化け物の退治に成功した!」とは判断できません。

実は、ミストにはドラマ版があります。ドラマ版では、幻覚を見せて人を殺す化け物が現れます。

もしも映画版でもその化け物がいるのなら、人類の手では解決しようがありません。

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化け物が現れた原因はアローヘッド計画

そもそも、化け物はどこから現れたのかな?

化け物が現れたのは、異次元です。つまり、地球とは別のところからやってきたわけです。

なぜ異次元からやってこれたかというと、人類が異次元の扉を開いてしまったからです。

人類が異次元の扉を開く計画のことを「アローヘッド計画」と呼びます。

この計画の目的は何なの?

この計画の目的は、実はまだ明かされていません。ドラマ版で明かされる予定でしたが、ドラマが打ち切りになってしまったのです(泣)

映画「ミスト」は大人気ですが、ドラマ版のミストはあまり人気が出ず、謎は解明されていない状態です。

ただひとつ言えるのは、「人類が助かるためには異次元の扉を閉じなければいけない」ということ。

主人公の父親は「軍が来てくれて助かった・・・」と感じているようですが、まだまだ危険な状態なのです。

妻と隣人のノートン(黒人)はどうなったのか?

主人公の父親と息子はスーパーにいましたが、妻は家に居ました。スーパーから脱出したあと、主人公たちは家へ行きます。

そこには、主人公の妻が繭(まゆ)に包まれて亡くなっていました。その姿を見た夫は悲しそうでしたね。

そういえば、隣人のノートンはどうしたん?

主人公たちの隣にはノートンという黒人が住んでいました。結論から言うと、彼の生死は不明です。

ただ、軍の車に彼は乗っていなかったので、亡くなっている可能性が高いですね。

映画「ミスト」とドラマ版「ミスト」のどっちが面白い?ドラマ版は映画よりもイライラする!

映画「ミスト」には、ドラマ版があります。映画が面白かったので、ドラマ版のシーズン1を観てみました。

どっちが面白かった?

個人的には、映画版のほうが面白かったですね。ドラマ版はとにかくイライラするシーンが多いのです笑。

ドラマでも、宗教家の女性(おばあさん)が登場します。その女性は、「神がお怒りだ!罪のある子供を殺せ!」と周りに提案します。

このように、宗教家のおばあさんがとにかく自分勝手なのです。

また、ありがたくないことに宗教家おばあさんがヌードで登場するシーンもあります。

おばあさんのヌードは見たくないなあ笑

ドラマ版では、映画ミストの一番のナゾである「どこから化け物が現れたのか?」が明らかになる予定でした。

ですが、あまりに不人気なためにシーズン1で打ち切りになってしまったのです。

謎が明らかにならないので、正直ドラマ版を見るメリットはありません。

ミストの原作ラストは、「ホープ(希望)」という町を目指す

小説版のミストでは、主人公がホテルに隠れて化け物たちから逃げています。

絶望の世界ですが、ラジオから「ホープという町に、人々が避難をしている」と流れてきます。

ホープというのは、日本語で「希望」という意味です。主人公はそこへ向かったのでしょうが、助かったのかは不明です。

原作のラストはハッピーエンドなのかな?

映画と比べれば、避難所が見つかったのでハッピーエンドと言えるでしょう。ですが、これは書き換えられたラストなのです。

元々のラストは、町の名前を明らかにしていません。主人公がラジオの音を聞き取れなかったのか、あるいは途中で息絶えてしまったのか。

つまり、元々のラストはバッドエンドだったんだね

ただ、元々のラストが「意味不明」「絶望的」というクレームが入ったようで、少しハッピーエンドのラストに書き換わったようです。

作者のスティーブン・キングは絶望ラストが好きなので、映画には満足しているようです。

映画「ミスト」のような作品を探してるなら、「クワイエット・プレイス」はいかが?

映画「ミスト」が気に入ったんだけど、似た作品ないかな?

映画ミストのように、化け物が出てくる作品でしたら「クワイエット・プレイス」がおすすめです。

どんな作品なの?

突如、世界中に「音を立てたら襲ってくる怪物」が現れます。その退治法がわからないまま、人類は追い詰められていきます。

他にも、ネットフリックス限定の作品ですが「バードボックス」もおすすめですね。

こちらは「見ると自殺したくなる怪物」が現れる作品です。どちらも面白いのでおすすめですよ!

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