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80点!Netflix【最高に素晴らしいこと感想】悲しい物語(泣)ネタバレあり

映画&ドラマ批評

今回は、Netflixの「最高に素晴らしいこと」を視聴しました!

点数は100点中80点です!

主人公のバイオレットとフィンチが絆を深めていくヒューマンドラマです。

私の感想を一言にまとめると、悲しい物語です!

私はヒューマンドラマが大好きなのでこの映画を観ました。

二人の感情が徐々に変化していくのを見て、観ている私も喜んだり悲しんだりしていました。

でも、フィンチの過去が可哀想すぎて、最後は「悲しいなぁ・・・」という印象を抱きました。

さてとりあえず、あらすじを紹介したいと思います!

予告編の動画を観たい方は、コチラをどうぞ↓↓

エル・ファニング、ジャスティス・スミス出演『最高に素晴らしいこと』予告編 - Netflix
姉を亡くした悲しみにより心に傷を負った少女バイオレット・マーキー (エル・ファニング)。そんな彼女がちょっと変わり者のセオドア・フィンチ (ジャスティス・スミス) と出会い、生きる希望を取り戻していく...。ジェニファー・ニーヴンの世界的ベストセラー小説を映像化した『最高に素晴らしいこと』は、Netflixで2月...

Netflixの最高に素晴らしいこと・あらすじ

主人公の男の子(フィンチ)は、ある晩散歩をしています。

そんな時、橋の上に立って今にも飛び降りそうな女の子を見かけます。

近くに行くと、その女の子はクラスメイトのバイオレットであることが分かります。

フィンチは「自殺なんてやめてくれ」と頼み、バイオレットは正気に戻ります。

バイオレットが橋の上に立っていたのは、姉を交通事故で亡くしたからです。

バイオレットはフィンチの懇願により、自殺をやめて自宅に帰ります。

翌日、バイオレットは学校にやってきました。

フィンチとバイレットのクラスでは、ペアで行う課題が出されます。

その課題は、「インディアナ州の名所をめぐり、感想や発見をレポートにして発表する」というものです。

フィンチはペアを「自分で選んでいい?」と先生に尋ね、先生は承諾します。

フィンチはバイレットをペアに誘います。フィンチはバイレットが心配だったからです。

しかし、バイレットはフィンチの誘いをなかなか受け入れてくれません。

バイオレットは家に帰り、フィンチに誘われたことを母に告げます。

母は「新しい機会だから、行ってきなさい」とバイレットを諭します。

姉の交通事故後、バイレットは家にこもりがちでした。

それを心配していたので、母は後押ししたのです。

バイレットはフィンチとペアになることを決め、二人でインディアナ州の名所めぐりをします。

フィンチは地理に詳しく、バイレットを様々な場所へと連れていきます。

最初は乗り気でなかったバイオレットですが、明るい性格のフィンチと過ごしているうちに、楽しくなってきます。

その後も、インディアナ州の名所めぐりを続け、フィンチとバイオレットのそれぞれの感情に変化が訪れます。

Netflixの最高に素晴らしいこと・感想

ここからはネタバレを含みますので、まだ観ていない方は読まないでください!

途中まではとても良い流れだったんですよ。

姉の事故後、感情に穴が空いたようなバイレット。

何をしても楽しくない。姉の事故を思い出したくない。ずっと姉の事故に囚われていました。

そんなバイオレットを、感情豊かなフィンチが楽しませ、傷を癒していきます。

バイオレットが元気になる様子を観て、「フィンチ良い奴だな〜。お前はできる男だ!」と思ってたんですね。

バイオレットが教室に入ってきて、教科書を落として笑われるシーン。

フィンチは自分で机を倒し、「俺を笑えよ!」という感じでみんなの意識を自分に向けさせます。

そのシーンを観たときも、「フィンチ、お前は最高にイケメンな男だ!」と思っていました。

映画後半になってから、だんだんフィンチの心の闇が描かれていくんですよね。

フィンチは子供の頃、父親に暴力をふるわれていました。

フィンチだけでなく、フィンチの姉も暴力をふるわれていたのです。

その時の記憶がトラウマで、フィンチも心に傷を負っていたんですね。

フィンチはバイオレットを支えていたようにみえて、フィンチもバイオレットに支えられていたんですよ。

インディアナ州めぐりの途中、フィンチとバイオレットは一晩お泊まりをします。

二人は幸せだったのですが、両親に連絡をし損ねていました。

帰り次第、両親はバイオレットとフィンチに激昂します

フィンチに対しては「もう娘と関わらないでくれ!」という態度をとります。

実の娘が一晩帰ってこなかったので、両親の心配具合には共感できました。

この時、1本でも連絡を入れていればハッピーエンドだったのにな〜と思いましたね。

支えを失ったフィンチは、パニック状態に陥ります。

タイミング悪く、そんなフィンチに対して「お前はイカレ野郎だ」と言ってくる同級生がいました。

マジでタイミングが悪い!

正義マン気取りの男でして、バイオレットのためにフィンチを侮辱するんですね笑

繰り返し「イカレ野郎」と言われ、フィンチはその同級生に殴りかかります。

正直、これって当然の反応だと思うんですよ。私だけでしょうか?

自分のことを「イカレ野郎」なんて言ってくる輩、ぶん殴ってもOKでしょう!

でも、フィンチは暴力をふるったことに対し、自分にガッカリするんですよ。

フィンチいわく「気づいたら殴っていた」

フィンチは時々、無我夢中になって行動してしまうようです。

そしてこの時、フィンチは悟ります。

「父親が俺を殴っていたのは、俺に原因があるんじゃないか?」とね。

フィンチの父親は暴力男のイメージでしたが、そうではない可能性が出てきました。

手につけられない子供っているじゃないですか。

言うことを全く聞かない、悪いことを平気でする。

フィンチはそんな子供だったんじゃないですかね。そんな性格だったため、父親は頻繁にお仕置きをしていた。

父親からしたら、子供を正しい道に戻すための教育だったのでしょう。

でも、昔の記憶のため、フィンチは暴力をふるわれていたことしか覚えていません。

姉にも相談しますが、姉も「今さらそんなこと考えてどうなるの?!」とフィンチに怒ります。

バイオレットという支えを失い、自分の性格に疑問を持ってしまったフィンチ。

最後は自殺してしまうんですよね。

おそらくこの自殺も無我夢中にやってしまったんでしょう。

バイオレットも、気づかぬうちに橋の上に立っていたと述べています。

自殺する時って、気づかぬうちなんですね。

自殺しかけた人と話したことがあるのですが、その人も頭がボーッとしていたと言います。

フィンチは良い奴だったのに。

過去のトラウマ や、同級生の悪口なんて無視して強く生きて欲しかったです。

フィンチの自殺後、バイオレットはレポートの発表を行います。

バイオレットはフィンチの出会いで自分が大きく変わったことを語ります。

姉の交通事故後、現実から目を背けていたバイオレット。

でも、フィンチとの出会いを機に、現実に目を向けます。

そして、「体験したことを全て忘れたくない」と思えるほど今を楽しめるようになっていたのです。

人との出会いが、こんなにも人を変える。そんな素晴らしい教訓を教えてくれる映画でした。

でも、フィンチが可哀想でした。

「あんなに明るく頑張って生きていたのに、どうして・・・」と思います。

個人的にはもう少しハッピーエンドが良かったです。

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