NetflixのELI/イーライを視聴しました!
私はサスペンス映画が大好きなのですが、今回のELI/イーライはまあまあの作品でしたね。
100点で評価すると、70点ですね!
え、ちょっと低くないかって??
うーん。途中までは結構面白かったんですけど、ラストがイマイチだったんですよね笑
ラストがB級映画感があったので物足りなかったですね〜。
さておき、まずはELIのあらすじをササッと紹介しましょう!
ELIの予告の動画は次のものです!
NetflixのELI/イーライのあらすじ!
主人公の男の子、ELI/イーライは自己免疫疾患(じこめんえきしっかん)という病気です。
人間の体には、免疫(めんえき)という働きがあります。
2018年には、免疫の研究がノーベル賞を受賞しましたよね。
で、自己免疫疾患とは何かというと、免疫が自分自身を攻撃する病気のことなんですよね。
これは実在する病気です。免疫が自分を攻撃するため、症状が重いと病気になってしまいます。
イーライは重度の自己免疫疾患でして、外に出ると症状が悪化し、体調がとても悪くなってしまいます。
病気のせいで外に出られないイーライ。
ずっと外に出られず、家にいるしかないなんて、想像するだけでもゾっとしますよね。
両親はイーライのことを不憫に重い、様々な病院に連れて行ってあげます。
しかし、いずれの病院も打つてなしと言います。
困り果てた両親は「イーライを治せる」と断言する病院を見つけます。
この病院がとてーも怪しいんですよ笑
「よくこんな怪しそうな場所に連れてきたな両親!」とツッコミたくなるような病院です。
そんな病院に連れてこられたイーライ。その病院では、異常な治療が行われています。
脳?の開けるような手術を行ったり、とにかく危なそうな治療ばかりです。
治療は何ステップにも分かれていて、全てのステップが終わるとイーライは元気になる予定です。
しかし、最初のステップが終わってすぐ、イーライは「体調がドンドン悪くなる!」と主張します。
両親は治療に口を挟んだりしません。医師の先生の言うことを信じ、イーライが元気になると信じているからです。
イーライは体調の異変をおかしく感じ、病院を怪しみます。
そんな時、イーライは一人の女の子と出会います。
その女の子は病院の外にいるため、直接話すことはできません(イーライは外に出られないから)
その女の子は「病院は危険だ!」とアドバイスしてくれます。
イーライはそのアドバイスを信じ、病院を歩き回って謎を探ろうとします。
NetflixのELI/イーライの感想!(ネタバレあり)
ここからはELI/イーライのネタバレを含みますので、まだ見てない人は読まないでくださいね!
最初から怪しい病院でしたが、物語が進むにつれてドンドン怪しさがましていきました笑
こういう展開、結構好きなんですよね。
進撃の巨人のように、謎が謎を呼ぶ展開は先が気になるのでグイグイ見入ってしまうんですよ。
「一体ここからどうなるんだ・・・?」「謎の正体はこうかな?いや、それともこうかな?」
謎の正体を考えながら見るのは、サスペンスファンとして大変うれしいものです。
しかし!しかーし!
このオチはないだろう!!いや、心のどこかでは予想していたのかもしれない。
病院の先生達はエクソシストで、イーライは悪魔だとーーー!??
うーん。エクソシストと悪魔なら、映画の最初の方の描写はなんとなく理解できるな。
でも、ちょっと投げやりじゃないですかい??
同じような感想を抱いた人はたくさんいるのではないでしょうか?
途中で、イーライと同い年ぐらいの子供達のカルテが出てきますよね。
あれは殺害されたのではなく、悪魔払いで魂が浄化された写真だったようです。
なぜイーライが悪魔の子だったのか?それは、イーライの両親が悪魔に「子供が欲しい!」とお願いしたからです。
両親はなかなか子供ができず、悪魔に頼むしかなかったのですね。
悪魔に頼んで生まれた子供なので、悪魔として生まれたわけです。
あと、病院の外から頻繁に声をかけてきた女の子も、悪魔の一人だったようです。
イーライが自分と同じ悪魔だと分かり、それで話しかけてきたようです。
仲間が欲しいので、色々とアドバイスをしてくれていたわけですね。
この映画の一番の被害者は、イーライかもしれませんね。生まれた子供に罪はないんですよ。
子供はただ生まれてきただけで、悪魔なのはイーライのせいではないんです。
悪魔として生まれ、外にも出歩けない。そう思うと、イーライに同情してしまいます。
話が変わりますが、ELIを逆から読むと「371」に見えるネタなんですけど、私のようにRAVE(レイブ)という漫画を思い出した人はいませんか?
RAVEのヒロインはELLI(エリー)と言います。作中、ELLIを逆から読むと3771になるってネタがあるんですよね。
それと全く同じやないかーい!と思いましたが、海外映画なので日本のコミックを元ネタにするとは思えない。
おそらくは偶然だったのでしょう。
逆から読むとメッセージになる、というのはシャイニング(スティーブンキング作)の真似だと思います。
シャイニングでは、REDRUM(赤い羊)を逆から読むとMURDER(殺人)になる、という有名なネタが出てきます。
所々でそのようなネタをかましてくれたELI/イーライ。
エクソシストのような悪魔払いが好きな人には、打ってつけの映画かもしれない。
しかし、しっくりくるオチを求める人(私のような)人には、正直微妙だろう。
最近、ちょっと思っていることがあります。
謎が深まりすぎる映画には、ロクなオチがない!ということ。
ハプニング、ブラインドネス、バードボックスなど、設定がムチャクチャな映画はだいたいオチがしょーもないんですよ。
こじつけやオチなってすらない。
サスペンス好きとしてはキレイなオチを求めているのに、たびたび裏切られるんですね。
ELI/イーライの教訓:設定がムチャな映画はロクなオチがない!
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