今回は映画「LENS-レンズの向こう側-」の感想とあらすじです!
(ジャンル・サスペンス)
ストーリー:オンライン通話をしている時、ナゾの男から電話がかかってきます。その男は「今から自殺する。最後まで見ろ」と言ってきます。
個人的な点数は75点ですね。
映画「LENS-レンズの向こう側-」のあらすじ
主人公の男性は、妻に内緒でオンライン通話で不倫をしています。
不倫相手の前でハダカになった時、ナゾの男からオンライン電話がかかってきます。電話でると、見知らぬ男でした。
その男は「今から自殺する。私の死ぬ姿を見てくれ」と主人公に頼みます。
主人公はわけがわからず、電話を切ろうとします。すると、その男からあるビデオを見せられます。
そのビデオには、ハダカで不倫をしている姿が映っており、「私の頼みを聞かなければ、これをネットにアップする」と主人公はおどされます。
映画「LENS-レンズの向こう側-」の感想&考察(ネタバレありの解説です) two lipsの意味は?
※ここからネタバレあります
ナゾの男から電話がかかってきた時は、ワケが分からなすぎたので正直退屈でした。
「なんで自殺なんかするの?ただの変態?てか、妻と不倫相手の女性のちがいがよく分からん!」
ですが、自殺の理由が明らかになりはじめてから、ストーリーに引き込まれていきました。
ナゾの男はただの変態だと思っていましたが、とても真面目な方だったのですね。
逆に、主人公は本物の変態で、ガチのクズ野郎でした。救いようのないレベルでしたね笑。
話をまとめると、次のような感じです。
- ナゾの男は結婚した時、妻(エンジェル)と一夜をすごす
- その姿が盗撮されたビデオを若い頃の主人公がひろって、ネットにアップする。
- Two Lips というタイトルで盗撮動画が世界中に広まり、ナゾの男の妻は自殺
- ナゾの男は動画をアップした男を探し出し、それが主人公だった
ざっとまとめるとこんな感じです。ナゾの男は、主人公がネットにアップした犯人だと突き止め、復讐をするために電話をかけてきたわけですね。
とにかく可哀想なのは、「ナゾの男の妻」ですよ。話すことができない病気で大変な人生を送ってきて、ようやく幸せになれると思った矢先、こんな目にあったんですから。
「子供が生まれたら、いつか私たちの動画を見つけるかも・・・」そんな不安がストレスになり、赤ちゃんが流産。
妻は自分が赤ちゃんを殺したと思い、自殺。こんな胸糞の悪いストーリー久しぶりに見ましたよ。
ナゾの男が復讐を考えたのは、真っ当な考えだと思いますよ。何も悪いことをしてないのにこんなに辛い目にあったんですから。
胸糞が悪すぎるのは、主人公が最後まで罪を認めなかったことですよ。
主人公「俺は違う!俺はネットにアップしてない!」
ナゾの男「お前が犯人だって証拠があるんだよ!」
主人公「そうだよ。俺がアップした。でもな、盗撮動画がなかったら、そもそもこんな事件は起こらなかったんだぜ?だから俺は悪くない!」
圧倒的クズさ!本当に胸糞がわるい!人を自殺にまで追い込んでおきながら、罪を他人のせいにしようとするなんて信じられません。
おまけに、最後の捨て台詞がヒドかった。主人公「お前は妻をハダカにしたよな!それはエンジェルがされたことと同じことだろ!」
ナゾの男は、ちゃんと考えてたんですね。主人公の不倫相手は、実はナゾの男の協力者だったんです。
実は妻も協力していて、服を脱がされたのは不倫相手で、主人公の妻は何もされていないのです。
不倫相手は、合意の上で服を脱いだのでしょう。ですので、ナゾの男はまったく悪い事をしていません。
さて、ラストシーンの復讐は秀逸でしたね。ナゾの男がネットに動画をアップし、世界中に拡散。
主人公の隣人もその動画を観て、すべての原因は主人公にあることを知ります。怒りに震え、顔にツバを吐きかけて足蹴り!
気持ちの良い流れでしたね。こんなゲスな発想で生きている男は、このような扱いを受けて当然です。
かなり胸糞の悪いストーリーでしたが、復讐が見事だったのでそこそこの高評価です。
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