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映画「残酷で異常」 7375と木の伏線。ラストの老婆はあの人だった!【考察&解説】サスペンス&ループ

映画「残酷で異常」の感想&考察&解説映画&ドラマ批評

今回は映画「残酷で異常」の感想とあらすじです!

(ジャンル・サスペンス&ループ)

個人的な点数は40点ですね。

映画「残酷で異常」のあらすじ!ジャンルはサスペンス&ループ

主人公のエドガーには、メイロンという妻がいます。彼女は意識をうしないかけていて、エドガーは必死に助けようとします。

ですが、メイロンは死亡してしまい、エドガーもその直後に亡くなりました。

気が付くと、エドガーは見知らぬ空間にいました。その場所には他にも人がいて、テレビにはナゾの老婆が映っていました。

老婆が「今日もレッスンをはじめる」と言い、指名された人はみんなの前で「なぜ人を殺害したのか?」を話し始めます。

そしてエドガーは気づきます。「ここにいる人間は、みんな死んでいる。そして私も死んだのか・・・」

ただ、エドガーはメイロンを殺したつもりはありません。それなのに「メイロンを殺したことを懺悔しろ」と強要されます。

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映画「残酷で異常」のキャスト&登場人物

キャスト&登場人物
  • デイビッド・リッチモンド=ペック(エドガー)
  • Bernadette Saquibal(メイロン)
  • ミシェル・ハリソン(ドリス)
  • Monsour Cataquiz(ゴーガン)
  • Kyle Cassie(ランス)
  • Mary Black(ファシリテーター)
  • マイケル・エクランド(ジュリアン)
  • リチャード・ハーモン(ウィリアム)
  • Andy Thompson(評議員)
  • John Hainsworth(老人)
  • Jena Skodje(レベッカ)
  • Jared Ager-Foster(タイラー)
  • Fraser Kirkland(ライアン)
  • Christina Jastrzembska(年老いたドリス)
  • David Milchard(新入り)

映画「残酷で異常」の感想&考察(ネタバレありの解説です)

※ここからネタバレあります

「残酷で異常」7734は地獄を意味。エドガーの部屋7375にも意味があるのか??

話題作「残酷で異常」のストーリーで、ルームナンバーが7734の部屋が登場します。

エドガーは反抗的だったので、その7734の部屋へ送られました。

その部屋には、1つだけテレビがおいてあります。そのテレビには濃ゆい顔の男が映っています。

その男はエドガーに説教をします。どうやら、刑務所でいうところの懲罰房のようなところです。

さて、この7734には、実は意味があったのです。7734を逆から見ると、HELL(地獄)という英語になります。

たしかに、懲罰房なので地獄とイメージがピッタリです。

エドガーは何番の部屋にいたの?

エドガーは7375という部屋にいました。この数字は、逆から見ても特に意味はありません。

立地的には地下にある7734よりも上にあります。

つまり、7375は天国を意味しているのかもしれません(かなりこじつけですが笑)

ただ、個人的には7375に意味はないと思ってます(7734もちょっと無理やり感がありますけどね笑)

冒頭の木は伏線だった。なぜエドガーは木に気づいたのか?(最後に彼は首吊り自殺をする)

さて、映画の冒頭で、主人公のエドガーは目をさまします。そして、近くの木へと近づいていくのです。

この木は、実はラストへの伏線でした。ラストで、エドガーはこの木で首吊り自殺をします。

どうしてエドガーは首吊り自殺をしたの?

エドガーは、ドリスという女性の運命を変えるため、自殺をしたのです。

彼女が首吊り自殺をする予定でしたが、代わりにエドガーがしたのです。その結果、ドリスの運命は変わり、彼女は生き残ることになりました。

ただ、エドガーは何度もループすることで、ようやくドリスを助けることに成功しました。それなのに、木の存在をはじめから知っているのはおかしいです。

おそらく、運命的な何かを表現したかったのでしょう。この時点では、エドガーはドリスにも出会っていませんからね。

ラストの老婆は、ドリスだった!「君を愛している。たとえその愛が重すぎたとしても」

ラストシーンで、妻メイロンとその息子が、エドガーが首吊り自殺をした木にお墓参りへとやってきます。

そこには、2人以外に老婆がいました。その老婆の正体は、エドガーが助けたドリスだったのです。

どうして老婆になったんだろう?

ドリスはエドガーよりもずっと前の時代の人だからです。ドリスが死んだのは、エドガーが死んだ時よりも30年ぐらい前だったのでしょう。

ドリスは死なない運命となり、その30年後ぐらいに妻メイロンと息子と出会ったわけですね。

そして、出会ったときに、エドガーから伝えられていた言葉をメイロンに教えます。

「僕は君のことを愛している。たとえその愛が重すぎたとしても」

この言葉を知っているのは、ドリスしかいません。つまり、この老婆はドリスで間違いないのです。

「残酷で異常」のタイトルがダサい!パケ写もダサい!

さて、この映画は有名なのですが、タイトルとパケ写がとて~もダサいのです笑

ちなみに、英語のタイトルも同じです。そのまま日本語にしたら、こんなタイトルになってしまったのです。

タイトルは仕方ないかもしれませんが、パケ写はもっと工夫できたでしょう!!笑

なんであんな中途半端なシーンを選んだのか、ナゾでしかありません笑

良い感じのラストで終わらせてるけど、メイロンからしたら迷惑な夫だった!

この映画のラストですが、個人的にはあまり好きではありません。そもそもエドガーが死ぬことでドリスが助かる設定がムチャクチャですし。

エドガーは無自覚ですが、メイロンや子供からしたらとても迷惑な人間です。

「俺の家に住まわせてやってるんだから、自由な行動をするな!」こんなのまるで奴隷ですよね。

エドガーは自分がメイロンたちを困らせていた事に気づき、自殺する道を選びます。そして、ついでにドリスも助けます。

無理やりハッピーエンドにしてんじゃねーよ!

とツッコミたくなります。

さらにイライラするのが、一番ラストでエドガーがセラピーに登場するところ。ベテランのように登場し、前へと歩んできます。

メイロンたちを苦しめていたのに、少し良いことをしただけでドヤ顔です。なんか気に食わないオチでした

重すぎる愛は罪!一方的なのは愛とは言わない!

世の中には「重すぎる愛」という表現があります。相手のことを想いすぎるせいで、相手を苦しめてしまう。

私はこの「重すぎる愛」という表現が好きではありません。一歩間違えればストーカーになりますし、相手を奴隷のように扱うことになります。

この映画のラストは、エドガーの重すぎる愛をちょっとだけ肯定しています。そこが気に食わないですね。

重すぎる愛は、愛じゃないんですよ。愛っていうのは、2人が双方向に愛することで出来上がるものですからね。

最後、エドガーはどうなる?あの空間をさまようのか?

最後、エドガーは再びあの空間へと行くことになりました。そこでベテランのようにふるまっています。

彼は自殺したことに満足しているようなので、今後もあの空間に居続けるかもしれません。

ドリスのように後悔しているのなら、誰かが代わりになってくれるでしょう。

でも、エドガーは後悔していません。誇りに思っているようなので、あの空間でベテラン面を続けると思います。

もしもドリスのような人が登場したら、彼はまた身代わりになるかも(でも、そうするとドリスの運命も変わるからムズかしいかもしれませんね)

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