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映画マザー!が意味不明な人へ。トイレの中の物や、赤ちゃんがグロい食べられ方をした理由を解説します。【考察】サスペンス

映画「マザー!」の感想&考察&解説映画&ドラマ批評

今回は映画「マザー!」の感想とあらすじです!

(ジャンル・サスペンス)

個人的な点数は20点ですね。

映画「マザー!」のあらすじ!ジャンルはサスペンス!

主人公は、郊外に住んでいる夫婦です。夫は小説家で、ベストセラー作家です。

ある日、彼らの家にナゾの男性がやってきて、「宿がないので泊まらせてほしい」と言ってきました。

妻はしぶりましたが、夫は「どうぞ、部屋ならたくさんあります」と許可します。

一晩だけ泊まるかと思いきや、翌日には彼の妻がやってきました。そして、2人でS〇Xをはじめたのです。

それからしばらくして、彼らの子供も家にやってきました。2人で争いはじめ、家をムチャクチャに壊していきます。

日本公開中止の衝撃作『マザー!』予告編
第74回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門で上映されるや物議を醸し、日本では劇場公開が中止されていたジェニファー・ローレンス主演の映画『マザー!』。『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキー監督とジェニファーがタッグを組んだ。ある郊外の一軒家を舞台に、スランプに陥った詩人の夫を持つ妻が、次から次へとやっ...

映画「マザー!」のキャスト&登場人物

キャスト&登場人物
  • ジェニファー・ローレンス (母親)
  • ハビエル・バルデム (夫)
  • エド・ハリス (訪問してきた男性)
  • ミシェル・ファイファー (男性の妻)
  • クリステン・ウィグ 
  • ドーナル・グリーソン (長男)
  • ブライアン・グリーソン(弟)
  • ジョヴァン・アデポ
  • スティーヴン・マクハティ

映画「マザー!」の感想&考察(ネタバレありの解説です)

※ここからネタバレあります

 

洋画の「マザー!」は意味不明すぎる難解なストーリー。とにかくイライラする!

映画「マザー!」は、怪しげな雰囲気の作品なので「絶対におもしろい!」と確信して見始めました。

ですが、あまりにストーリーが意味不明すぎるので、最後まで「わけわからん」状態だったのです笑。

妻だけが常識人で、ほかの人たちはメチャクチャします。家を壊したり、物を盗んだり、赤ちゃんを食べたり。

そんな無作法な行いをしているにも関わらず、夫は「彼らは大切な客だ。追い出せない」と言います。

夫の態度に超イライラしたよね!

この作品は、聖書やイエスキリストの誕生を描いている

さて、意味不明な本作は、どうやら聖書やイエスキリストの誕生を描いた作品のようです。

私も解説を読むまで、まったく意味不明状態でした。ですが、聖書が原点と知ったときに「なるほど!」と色々とつながりました。

妻と夫は地球をつくった神様。

さて、本作の主人公は、郊外に住んでいる妻と夫です。夫は小説家で、妻は専業主婦です。

この2人は、実は地球を作った神様を表現しています。そして、彼らが作った地球とは、本作では「家」を意味しています。

家は地球で、訪問者は地球をむしばむ人類を意味している

神様が作った家に、訪問者が次々とやってきます。とても無礼な訪問者ですが、彼らは私たち人類を意味しているのです。

人間は神様が作ったものです。なのに、地球を好き放題して神様をこまらせます。(環境汚染や森林伐採、戦争など)

たとえば、医者の息子2人が家にやってきましたよね。そして、突然2人で殴り始めます。

その結果、1人は亡くなりました。このシーンは、「人間同士の戦争」を表現しています。

また、ファンがたくさん家にやってきて、家のものを勝手に持っていきます。これは森林伐採や環境汚染を意味しています。

家=地球。訪問客=人類と考えると、いろいろとつながってくるね!

トイレを流したときに出てきたのは、神様の心臓?

妻がトイレを流したとき、そこには赤い血のような物がありました。あれは何だったのでしょう?

おそらく、あれは神様の心臓だと思います。この映画での神様は、作家の夫のことです。

作家の夫の心臓(とても大切なもの)をトイレという汚い場所へながす。とても失礼なことですよね。

このシーンが予知しているのは、これから起きるであろう夫婦たちによる失礼な行為です。

実際、このトイレシーンから後に、さまざまな迷惑行為がくりひろげられていきます。

妻が飲んでいた黄色の飲み物とは?

妻は、定期的に黄色い飲み物を口にしていました。あれは一体なんだったのでしょうか?

おそらくあれは、妻の精神を安定させるための薬なのでしょう。彼女がパニックになったとき、あれを飲むことで落ち着いていました。

この黄色の飲み物は、特に聖書とは関係がないかもしれません。

赤ちゃんが食べられるシーンがグロい。これは最後の晩餐を意味している(赤ちゃん=キリスト)

この映画では、グロいシーンが登場します。それは、赤ちゃんが人々によって食べられるシーンです。

妻がようやく赤ちゃんを産むのですが、訪問者たちによって引き裂かれ、細切れになった肉として食べられてしまうのです。

実は、赤ちゃんはキリストを意味しています。

地球を作った神様は、おろかな人間を救うために「神の子であるキリスト」を誕生させます。

しかし、キリストは最終的に人間たちによって殺されます。また、最後の晩餐では弟子たちに自分の体(パンやワイン)を与えます。

赤ちゃんが食べられる=最後の晩餐なんだね!

ブチ切れた妻は、家(地球)を燃やしつくす。そしてまた地球が再生する。

人類をすくうためにキリスト(赤ちゃん)を作ったのに、それが食べられてしまって神様は激怒します。

そして、神様(妻)は地球を破壊することに決めます。その後、地球をもう1度作ります。このストーリーも神話にあるっぽいです。

ラストシーンからは繰り返し。妻はなんども地獄を見る

何度地球を作ろうと、人間はおろかなので同じ過ちを繰り返します。

何も起きていない朝に戻りましたが、ふたたび訪問客が訪れてきて家(地球)を破壊することでしょう。

その結果、妻はなんども地獄を見ることになります。ラストシーンからは、再び赤ちゃん(キリスト)を殺されてしまうのです。

意味不明だし、赤ちゃんが食べられるシーンがあるので日本では未公開。

さて、本作はとにかく意味不明ですし、赤ちゃんが食べられるグロシーンも含むので日本では未公開となっています。

日本は無宗教の国なので、この聖書がベースとなっている本作は受け入れられないでしょうね。

批評家の間では高評価のようですが、一般客の間ではかなりクレームが多かったようです。

キリスト教信者だとしても、本作のような気持ちの悪い作品は受け入れられないのだと思います。

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