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MAMA(映画)リリーは死んでいた!壁の絵が「狼に殺された」ことを意味している!【考察&解説】ホラー

映画「mama(ママ)」の感想&考察&解説映画&ドラマ批評

今回は映画「MAMA」の感想とあらすじです!

(ジャンル・ホラー)

個人的な点数は60点ですね。

映画「MAMA」のあらすじ!ジャンルはホラー

ジェフリーという男性は、妻と2人の娘(ヴィクトリアとリリー)と暮らしていました。

ですが、会社の経営がうまくいかず、ジェフリーは妻を殺します。そして、娘2人を山小屋へ連れていき、殺そうとしました。

その時、熊が現れてジェフリーを殺します。残された娘たちは、2人だけで生きていくことになりました。

数年後、ジェフリーの弟が娘たちを探し、山小屋へやってきます。

2人の娘は生きていましたが、ガリガリに痩せこけ、狼のような歩き方をしていたのです。

映画『MAMA』予告編
ゆがんだ母性愛を持つ霊の狂気を描いた新感覚ホラー。アルゼンチン出身の新鋭アンディ・ムスキエティ監督が手掛けた短編作品を、『パンズ・ラビリンス』などで知られるギレルモ・デル・トロ監督の製作総指揮により長編化。謎多き失踪(しっそう)事件から5年ぶりに保護された幼い姉妹を引き取った叔父とその恋人が、不可解な恐怖に襲われ...

映画「MAMA」のキャスト&登場人物

キャスト&登場人物
  • アナベル (ジェシカ・チャステイン)
  • ルーカス / ジェフリー (ニコライ・コスター=ワルドー)
  • ヴィクトリア (ミーガン・シャルパンティエ)
  • リリー (イザベル・ネリッセ)
  • ドレイファス博士 ( ダニエル・カッシュ)
  • ママ (ハビエル・ボテット)

映画「MAMA」の感想&考察(ネタバレありの解説です)

※ここからネタバレあります

 

リリーだけが人間生活になじめなかった(蛾をおいしそうに食べる!)

2人の娘(ヴィクトリアとリリー)は山小屋に取り残されましたが、なんとか飢えをしのいで生きながらえました。

父親の弟が探し出してくれ、2人は人間らしい生活を送れるようになりました。

姉ヴィクトリアは山小屋に取り残される前、言葉を話していました。そのおかげで、すぐに人間の言葉を話せるようになったのです。

ですが、妹のリリーは言葉を知らなかったので、保護してもらってから言葉を覚えはじめました。

そのせいで、リリーの言葉はつたないです。姉ヴィクトリアの真似をするので精一杯です。

里親のアナベルはリリーに人間らしい生活を送らせました。ですが、リリーは地面の蛾を食べたり、明らかに行動がおかしいです。

ラストシーンで、リリーはなぜママ(mama)と生きることにしたのか?

蛾(が)を美味しそうに食べるリリー。彼女はラストシーンで「mama(ママ)」に付いていくことにしました(姉ヴィクトリアは里親のアナベルと暮らすことに決めます)

ママの見た目はバケモノですが、2人の娘にとっては母親なのです。彼女たちを心から愛してくれました。

リリーは里親のアナベルに引き取られましたが、過ごした時間はママとの方が長いのです。

リリーにとってはママこそが「本物の母親」なのです。ママと生きることにしたのは、それが大きな理由です。

実は、もう1つ大きな理由があります。それは、「リリーは実は死んでいた」ということです。

娘のリリーは死んでいた!壁の絵が「リリーが狼に殺された」ことを表現していた!

リリーがママと生きる道を選んだ理由は、「リリーが死んでいたから」です。

どうしてリリーが死んだって言えるの?

映画の冒頭で、子供たちが描いた絵が出てきます。その絵には、リリーが狼に襲われて、口から血を吐いている姿が描かれています。

おそらく絵を描いたのは姉ヴィクトリアなのでしょう。

小さな子供が狼に襲われたら、まず命はありません。ですので、リリーは死んでいたといえます。

リリーは死んでいたため、ママ(彼女も死んでいる)と生きることを選んだのです。

ママの正体は、100年前の精神病患者「イーディス・ブレナン」だった!壁の黒いしみから現れる!

娘たちが「ママ」と呼んでいた者の正体は、100年前の精神病患者イーディス・ブレナンでした。

彼女は実の子供を殺されたので、幽霊になっても子供を欲しがりました。そして目を付けたのがヴィクトリアとリリーだったのです。

ママは壁の黒いしみを使い、山小屋からアナベルの家へ移動することができます。

博士はその事実を突き止めましたが、山小屋でママに殺されてしまいました(邪魔者は許さない精神なのでしょう!ママは!)

娘のリリーがラストで蛾になったのはなぜ?

ラストシーンで、娘のリリーはママと崖から落ちて蛾(が)になりました。

なぜリリーは蛾になったのでしょうか?その理由は、リリーがすでに死んでいて、実は蛾(が)が彼女の体を作っていたからです。

リリーは人間の見た目をしていましたが、幽霊なので蛾が体を作ってくれていました。

彼女は体を保つため、病院へ行ったときに床に落ちている蛾を食べていたのです。

ママの正体も蛾(が)だった。蛾を食べる=幽霊を食べる

ママも幽霊でしたが、実体がありました。ですが、リリーと同じように体は蛾で作られていたのです。

リリーは山小屋に取り残されたとき、飢えをしのぐために蛾を食べていたのでしょう。

蛾を食べる=ママ(幽霊)を食べるということになり、リリーは死ぬ運命にあったと予想できます。

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