(ジャンル・ホラー)
個人的な点数は60点ですね。
映画「MAMA」のあらすじ!ジャンルはホラー
ジェフリーという男性は、妻と2人の娘(ヴィクトリアとリリー)と暮らしていました。
ですが、会社の経営がうまくいかず、ジェフリーは妻を殺します。そして、娘2人を山小屋へ連れていき、殺そうとしました。
その時、熊が現れてジェフリーを殺します。残された娘たちは、2人だけで生きていくことになりました。
数年後、ジェフリーの弟が娘たちを探し、山小屋へやってきます。
2人の娘は生きていましたが、ガリガリに痩せこけ、狼のような歩き方をしていたのです。
映画「MAMA」のキャスト&登場人物
- アナベル (ジェシカ・チャステイン)
- ルーカス / ジェフリー (ニコライ・コスター=ワルドー)
- ヴィクトリア (ミーガン・シャルパンティエ)
- リリー (イザベル・ネリッセ)
- ドレイファス博士 ( ダニエル・カッシュ)
- ママ (ハビエル・ボテット)
映画「MAMA」の感想&考察(ネタバレありの解説です)
※ここからネタバレあります
リリーだけが人間生活になじめなかった(蛾をおいしそうに食べる!)
2人の娘(ヴィクトリアとリリー)は山小屋に取り残されましたが、なんとか飢えをしのいで生きながらえました。
父親の弟が探し出してくれ、2人は人間らしい生活を送れるようになりました。
姉ヴィクトリアは山小屋に取り残される前、言葉を話していました。そのおかげで、すぐに人間の言葉を話せるようになったのです。
ですが、妹のリリーは言葉を知らなかったので、保護してもらってから言葉を覚えはじめました。
そのせいで、リリーの言葉はつたないです。姉ヴィクトリアの真似をするので精一杯です。
里親のアナベルはリリーに人間らしい生活を送らせました。ですが、リリーは地面の蛾を食べたり、明らかに行動がおかしいです。
ラストシーンで、リリーはなぜママ(mama)と生きることにしたのか?
蛾(が)を美味しそうに食べるリリー。彼女はラストシーンで「mama(ママ)」に付いていくことにしました(姉ヴィクトリアは里親のアナベルと暮らすことに決めます)
ママの見た目はバケモノですが、2人の娘にとっては母親なのです。彼女たちを心から愛してくれました。
リリーは里親のアナベルに引き取られましたが、過ごした時間はママとの方が長いのです。
リリーにとってはママこそが「本物の母親」なのです。ママと生きることにしたのは、それが大きな理由です。
実は、もう1つ大きな理由があります。それは、「リリーは実は死んでいた」ということです。
娘のリリーは死んでいた!壁の絵が「リリーが狼に殺された」ことを表現していた!
リリーがママと生きる道を選んだ理由は、「リリーが死んでいたから」です。
どうしてリリーが死んだって言えるの?
映画の冒頭で、子供たちが描いた絵が出てきます。その絵には、リリーが狼に襲われて、口から血を吐いている姿が描かれています。
おそらく絵を描いたのは姉ヴィクトリアなのでしょう。
小さな子供が狼に襲われたら、まず命はありません。ですので、リリーは死んでいたといえます。
リリーは死んでいたため、ママ(彼女も死んでいる)と生きることを選んだのです。
ママの正体は、100年前の精神病患者「イーディス・ブレナン」だった!壁の黒いしみから現れる!
娘たちが「ママ」と呼んでいた者の正体は、100年前の精神病患者イーディス・ブレナンでした。
彼女は実の子供を殺されたので、幽霊になっても子供を欲しがりました。そして目を付けたのがヴィクトリアとリリーだったのです。
ママは壁の黒いしみを使い、山小屋からアナベルの家へ移動することができます。
博士はその事実を突き止めましたが、山小屋でママに殺されてしまいました(邪魔者は許さない精神なのでしょう!ママは!)
娘のリリーがラストで蛾になったのはなぜ?
ラストシーンで、娘のリリーはママと崖から落ちて蛾(が)になりました。
なぜリリーは蛾になったのでしょうか?その理由は、リリーがすでに死んでいて、実は蛾(が)が彼女の体を作っていたからです。
リリーは人間の見た目をしていましたが、幽霊なので蛾が体を作ってくれていました。
彼女は体を保つため、病院へ行ったときに床に落ちている蛾を食べていたのです。
ママの正体も蛾(が)だった。蛾を食べる=幽霊を食べる
ママも幽霊でしたが、実体がありました。ですが、リリーと同じように体は蛾で作られていたのです。
リリーは山小屋に取り残されたとき、飢えをしのぐために蛾を食べていたのでしょう。
蛾を食べる=ママ(幽霊)を食べるということになり、リリーは死ぬ運命にあったと予想できます。
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