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ハドソン川の奇跡で機長が容疑者なのはなぜ?その後はどうなった?【考察&解説】ノンフィクション

映画「ハドソン川の奇跡」の感想&考察&解説映画&ドラマ批評

今回は映画「ハドソン川の奇跡」の感想とあらすじです!

(ジャンル・サスペンス&超能力)

個人的な点数は60点ですね。

映画「ハドソン川の奇跡」のあらすじ!ジャンルはノンフィクション

主人公のサリーは、飛行機のパイロットです。ある日、フライトの途中で目の前にたくさんの鳥が現れました。

その鳥が飛行機に衝突し、しかもエンジンに吸い込まれて故障してしまったのです。

このままでは墜落してしまうので、どこかに着陸しなければいけません。

サリーは長年の勘で「ハドソン川に着陸する!」と宣言し、見事着陸を成功させました。

「奇跡の着陸」とメディアで取り上げられましたが、その後に「ハドソン川以外でも着陸できた」と批判する人たちが現れます。

その人たちのせいで「サリーは川に着陸させて、逆に乗客の命を危険にさらした人間だ!」と非難されるようになります。

映画『ハドソン川の奇跡』予告編
俳優としても監督としても著名なクリント・イーストウッド監督と、名優トム・ハンクスがタッグを組んだ人間ドラマ。2009年1月15日、突然の全エンジン停止という危機に見舞われながらも、ハドソン川に不時着して乗客全員が生還した航空機事故のてん末に迫る。『サンキュー・スモーキング』などのアーロン・エッカートらが共演。機長...

映画「ハドソン川の奇跡」のキャスト&登場人物

キャスト&登場人物
  • チェスリー・サリー・サレンバーガー(トムハンクス)
  • ジェフ・スカイルズ(アーロン・エッカート)
  • ローリー・サレンバーガー(ローラ・リニー)
  • チャールズ・ポーター(マイク・オマリー)
  • ベン・エドワーズ(ジェイミー・シェリダン)
  • エリザベス・デイヴィス(アンナ・ガン)
  • マイク・クリアリー(ホルト・マッキャラニー)

映画「ハドソン川の奇跡」の感想&考察(ネタバレありの解説です)

※ここからネタバレあります

 

ハドソン川の奇跡でサリー機長が容疑者になったのはなぜ?

サリー機長は、バードストライク(鳥の衝突)が起きたにも関わらず、冷静に対応して人々の命を救いました。

ですが、その後に「ハドソン川ではなく、ほかの場所に着陸させるべきだった!川だと乗客がおぼれる可能性があった!」と非難されます。

また、川に着陸したことで、飛行機のパーツがすべて使い物にならなくなりました。航空会社からすると痛手です。

つまり、「①人々の命をムダに危険にさらした②飛行機を台無しにした」この2点が理由で、サリー機長は容疑者にされたのです。

なんだかムチャクチャな主張だよね・・・

常識的に考えて、あんな危険な状況になったら、パニックになって普通はミスをおこす可能性が高いです。

サリー機長を非難したNTSBは、「もしも自分が当事者だったら」という発想ができないのでしょうか?

このような主張をすること自体、人間として恥ずべきことだと思いますね!

サリー機長はその後どうなったのか?NTSBの判断ミスにより、ますます評価が上がった!

NTSBにより、サリー機長は容疑者として責められます。ですが、サリー機長は冷静に「シミュレータは、人為的な部分を反映してない」と主張します。

その主張がまさにその通りで、当時の状況をカンペキに反映させたシミュレータでは、ハドソン川以外では着陸失敗したのです。

NTSBによりイヤな思いをしたと思いますが、おかげでサリー機長の評価はますますアップしました。

疑惑が晴れてからは、オバマ大統領からサリーに電話があり「君は英雄だ。誰もが君を誇りに思っている」と伝えられたのです。

また、サリーは自叙伝を2冊出版します。その後、彼はパイロットして復帰もします。

2010年に引退しましたが、最後まで彼のフライトはカンペキでした。

ハドソン川の奇跡で実話と違う点。

さて、本作「ハドソン川の奇跡」は、実際の出来事をテーマにした作品です。ただ、このような実話作品には、どこか実際と違う点があるものです。

個人的に、実話と違う点をまとめてみました!

①NTSBがちょっと悪者扱いすぎる

NTSBはサリー機長の揚げ足をとりまくる、超悪者のような存在として描かれています。

ですが、NTSBは疑うのが仕事ですので、仕方がないところもあります。

映画ではNTSBは「サリー機長は絶対にミスをしている!」という態度でしたが、実際はそんなことはなかったようです。

実際にはNTSBは「サリー機長の操縦はカンペキだった」とはじめから思っていたようで、疑っている雰囲気はなかったようですね。

②サリーの着水技術はカンペキではなかった?

2つ目は、サリー機長の着水技術がカンペキではなかったことです。

映画を観ると、カンペキな着水をしたように見えます。ですが、実際には想定以上の衝撃があったようなのです。

もっと衝撃を小さくできる機体の角度があったようですが、あのパニック時ではそれは無理でしょう。

どんなに完璧な着水をしたとしても、機体はゴミになります。ですので、それほどカンペキを求める場面ではなかったといえます。

③実際はもっともっと奇跡だった

本作を観ると、「ハドソン川を目指しさえすれば乗客が助かる」という印象を感じました。

ですが、もしもハドソン川の流れが激しかったり、近くに救助船がなければ乗客は助かっていなかったのです。

あの季節、あの瞬間だったからこそ助かったわけです。本当に偶然が重なりまくった奇跡だったわけですね。

重傷者は5人!経験のあるクルーがいてくれたおかげ!

155人が助かったわけですが、そのうちの5人は重症でした。ですが、あんな状況で重傷者が5人だったというのは、かなり少ないほうでしょう。

サリー機長の判断も素晴らしかったのですが、これほど重傷者が少なかったのは経験深いクルーのおかげとも言えます。

サリー機長は現在、何をしているのか?

サリー機長は、2010年にはパイロットを引退しました。あんな事故に遭いながらも、彼はパイロットとして復帰していたのです。

現在、彼はハドソン川の奇跡についてのインタビューを受ける時などは、テレビなどに出演しているようです。

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