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映画「それでも夜は明ける」冒頭の女性は誰?ソロモンの死因とは【考察&解説】ヒューマンドラマ&ヒストリー

映画「それでも夜は明ける」の感想&考察&解説映画&ドラマ批評

今回は映画「それでも夜は明ける」の感想とあらすじです!

(ジャンル・ヒューマンドラマ&ヒストリー)

個人的な点数は80点ですね。

映画「それでも夜は明ける」のあらすじ!ジャンルはヒューマンドラマ&ヒストリー

主人公のソロモンは、自由黒人です。妻や子供たちと生活し、幸せな毎日を送っています。

ある日、白人の男たちに「今度、パーティーがあるんだ。君はバイオリンが得意なんだって?ぜひとも来てくれ!」と頼まれます。

給料ももらえるので、ソロモンは張り切ってその提案に乗ります。

ソロモンはその男たちとお酒を飲みに行き、酔いつぶれます。

翌朝に目を覚ますと、ソロモンの両手両足は鎖によって繋がれていました。そして「今日からお前は奴隷だ」と言い渡されたのです。

映画「それでも夜は明ける」のキャスト&登場人物

キャスト&登場人物
  • ソロモン・ノーサップ / プラット→ キウェテル・イジョフォー
  • エドウィン・エップス→マイケル・ファスベンダー
  • ウィリアム・フォード→ ベネディクト・カンバーバッチ
  • ジョン・ティビッツ→ ポール・ダノ
  • セオフィラス・フリーマン→ ポール・ジアマッティ
  • パッツィー→ ルピタ・ニョンゴ
  • メアリー・エップス→ サラ・ポールソン
  • サミュエル・バス→ ブラッド・ピット

映画「それでも夜は明ける」の感想&考察(ネタバレありの解説です)

※ここからネタバレあります

 

冒頭の女性は誰なの?いつ登場した?

この映画でかなりナゾに感じるのは、冒頭の女性です。西洋系の顔立ちをしていて、黒人には見えません。

その女性は、ソロモンの体に触れ、S○Xをしようとします。ソロモンも一時的にその気分になりますが、結局は断ります。

このシーンが暗示しているのは、「辛い状況でも自分を見失わない」ことです。

さて、このシーンとまったく同じ光景が、映画の中盤あたりで登場しました。

ですが、なぜかその女性は登場しなかったのです。

一体誰だったんだろう・・・?

私が思うに、あの女性は幻覚なのでしょう。ソロモンも男性です。ストレスが溜まるとS○Xがしたくなるのです。

ですが、その幻覚を振り切り、現実を見つめ直しました。ソロモンの意思の強さを感じられるシーンです。

ソロモンの死因は何なのか?

ソロモンは12年間の奴隷生活を耐え、最後にはパーカーさんが迎えに来てくれて助かりました。

その後、ソロモンは「12年間の奴隷生活」という本を出版します。

そして、彼は黒人奴隷を解放するための運動をはじめるのです。

ですが、映画のラストで気になる文章が出てきました。

ソロモンの死因は不明である

もしかして殺されたんじゃ・・・?

こんな文章を見たら、「ソロモンが殺されたのでは?」と疑いたくなります。

ですが、歴史家の間では、「ソロモンの死因は自然死」と言われています。

彼は本を出版するほどの有名人です。殺されたのであれば、ニュースになっているでしょう。

また誘拐されたって説はないの?

彼が姿を消したのは、50代の頃です。働けるほどの体力がありませんので、奴隷として価値がありません。

そのため、再び誘拐されたという説は否定されています。

パッティーのその後は悲惨

ソロモンは最終的に、エドウィンという狂った男性のもとで働かされました。

エドゥインには妻がいますが、彼は奴隷のパッティーとS○Xをしていたのです。

パッティーってどんな人だったかな?

パッティーは、綿花を摘むのが得意な女性です。1日に200キロも摘むほどの腕前です。

エドゥインの妻は、夫を魅了しているパッティーに恨みを持ちます。そして、彼女に暴力を振るうのです。

あるときは顔にナイフで傷を付けたり、あるときは目が充血するほど暴力を振るいました。

さて、ソロモンが解放された時、パッティーは「ソロモン、私も助けて」と懇願しているように見えました。

ですが、急がないと行けないのでソロモンはパッティーを助けてやれなかったのです。

パッティーはその後どうなったんだろう・・・?

パッティーはその後、エドゥインやその妻にヒドい仕打ちを食らわされたと考えられます。

エドゥインは、ソロモンが解放されたのでブチ切れています。その矛先は、おそらくパッティーに向けられると思います。

ただ、ソロモンは解放されてから黒人奴隷を解放する活動をしていました。

はじめに訪れるなら、まずはパッティーの元でしょう。そのため、パッティーは助かった可能性もあります。

酔っ払いの白人がクソすぎる。ソロモンを売りやがった!

エドウィンの農家に、1人の白人がやってきます。彼は白人なのになぜか綿花を摘む仕事させられています。

ソロモンが「なぜ白人なのに綿花を詰んでいるんだ?」と尋ねると、「酔っ払って仕事でミスした」と答えました。

そんな白人にソロモンは「あなたなら信頼できる。お金を渡すから、手紙を出してくれ」と頼みました。

ですが、その白人はさっそく裏切ります。エドゥインに「黒人で逃げようとしてる奴がいる」と告げ口したのです。

まさにゲスの中のゲス!これにはソロモンも絶望したことでしょう。

やはり、いいかげんな奴を信頼するのはよくありませんね。

パーカーさんって誰なの?雑貨屋の店主です!

ソロモンの隣人に、パーカーさんという人がいました。その人のおかげで、ソロモンは解放されたのです。

パーカーさんって誰?

あまり映画に登場しなかったので、覚えてない人もいると思います。彼は雑貨屋さんの店主です。

ソロモンが家族といた頃、パーカーさんの店を訪ねました。そこで妻に旅行バッグを買ってあげたのです。

2人は仲が良く、ソロモンもパーカーさんのことを信頼していたのでしょう。

「あなたが謝らなくてもいいのよ」という妻の一言がソロモンを救った

ソロモンが家に帰ってきた時、そこには家族が待ってくれていました。

ソロモンは「すまない。突然いなくなって、何年も・・・」と家族に謝ります。ずっと罪悪感を感じてたのでしょう。

そんなソロモンに妻は「あなたが謝らなくてもいいのよ」と言ってくれました。

この一言によって、ソロモンがどれだけ救われたことでしょう。本当にすばらしい奥さんです。

チェイピンはなぜソロモンの首の縄を外さなかったのか?

ソロモンが白人に恨みを買い、首に縄をかけられて吊るされるシーンがあります。

その時、チェイピンという男性がやってきて、その男たちを追っ払いました。ですが、首の縄は外さなかったのです。

どうして外さなかったんだろう?

チェイピンが助けたのは、ソロモンを死なせないためです。一方で、彼には「おしおき」も必要と考えていたのです。

そのため、主人が帰ってくるまでは縄を外さなかったのです。まさに外道ですね!

ソロモン首に縄をかけられてた時、水をくれた女性は誰?

ソロモンが縄で吊るされている時、1人の女性が水を飲ませてくれました。

あれって誰だったんだろう?

あの女性は、おそらく奴隷の1人です。自分の意思で水をやったのではなく、チェイピンに命令されたからでしょう。

チェイピンはソロモンを死なせてはいけないので、罰を与えながらも水を飲ませて死なせないようにしたのです。

パッティーは石鹸をもらっただけでムチ打ち。むごすぎる。

パッティーはある日、隣人に石鹸をもらいに行きました。それがバレ、エドゥインにムチ打ちを食らったのです。

なんとも残虐な拷問でした。皮膚はさけ、肉が内側から盛り上がっていました。本当にむごいです。

どうして同じ人間なのにこんな仕打ちができるのか理解しかねます(今では考えられないことです)

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