(ジャンル・ヒューマンドラマ&ラブストーリー)
個人的な点数は90点ですね。
映画「きみに読む物語」のあらすじ!ジャンルはヒューマンドラマ&ラブストーリー
主人公のノアはある日、街で見かけたアリーに一目惚れします。
彼女をデートに誘い、はじめは警戒されていましたが愛し合うようになります。
2人は結婚を考えていて、アリーはノアに「家族に会わせたいの。家に来て」と家に招待します。
ノアはアリーの家のパーティーに出席しますが、アリーの家はお金持ちなので、貧乏なノアは浮いています。
アリーの両親に「僕は木を加工する仕事をしています。給料は少ないですが・・・」と伝えると、両親は困った顔をします。
その後もノアとアリーは付き合いますが、アリーの母親が「この恋は夏だけのもの。アリーは大学へ行くために引っ越すの」とキビしい一言を告げてきました。
その一言が原因で、ノアとアリーは離れ離れになります。
映画「きみに読む物語」のキャスト&登場人物
- ノア・カルフーン→ライアン・ゴズリング
- アリー・ハミルトン→レイチェル・マクアダムス
- デューク→ジェームズ・ガーナー
- アリー・カルフーン →ジーナ・ローランズ
- アン・ハミルトン →ジョアン・アレン
- ロン・ハモンド →ジェームズ・マースデン
- フランク・カルフーン →サム・シェパード
- フィン →ケヴィン・コナリー
- ジョン・ハミルトン → デヴィッド・ソーントン
- サラ・ツフィントン → ヘザー・ウォールクィスト
- マーサ・ショウ →ジェイミー・ブラウン
- エスター→ スターレッタ・デュポワ
映画「きみに読む物語」の感想&考察(ネタバレありの解説です)
※ここからネタバレあります
老人のデュークは誰なのか?普通に考えたらノア!
映画「きみに読む物語」は感動的なラブストーリーです。ですが、いくつか不可思議な点があります。
それは、「老人のデュークは誰なのか?」という点です。
デュークは、認知症になったアリーに物語を読み聞かせている老人です。
ラスト近くで、アリーが「この話、私たちのことね」と気づきます。ということは、ノア=デュークだと考えられます。
なぜノアはデュークと名乗っていたのか?
デューク=ノアだったら、どうして名前を変えていたのでしょうか?
それは、デュークが「物語だけでアリーに記憶を思い出してほしい」と願っているからです。
老人のデュークは、愛のチカラを信じています。愛のチカラがあれば、自分がノアと名乗らなくても、記憶が戻ると信じているのです。
ラストであ、デュークの願ったとおりにアリーが記憶を思い出してくれました。
ちなみに、読み聞かせていたのはデュークですが、書いたのはアリーです。
どのシーンでわかるの?
映画のワンシーンで、次のような文章が出てきます。
この物語はわたしたちの物語。この話を聞かせてくれたら、私はあなたの元に戻ってくる
この文章は、アリーによって書かれたものです。つまり、この物語を執筆したのはアリーなのです。
アリーは自分が認知症になったことを悟り、記憶を思い出すために物語を書いたのでしょう。
しかし、デューク=ロンという説もある!でも、やはりノア説のほうが濃厚!
普通に考えたら、デュークの正体はノアです。ですが、デューク=ロンという説もあるのです!
ロンって誰だったっけ?
ロンは、アリーと結婚を予定していた男性です。大富豪の息子なので、家柄も申し分ありません。
ロンは素敵な男性で、アリーの彼のことを愛していました。
さて、そんなロンが実は老人デュークの正体だった、という説が浮上しています!
どうしてロンがデュークなの?
それは、映画のワンシーンに映っていた「2人が結婚してからの写真」から判断できるようです。
結婚してからの写真をよく見ると、男性の顔はロンに似ているのです。そのため、ロン=デューク説が出てきたわけです。
でも、写真が似ているだけで、ロンって言えるの?
正直、この説はかなりムリヤリです笑。もしもロンだった場合、ラストシーンでアリーがノアの家にやってきた理由がわかりません。
そのため、この説は間違っていると考えられます。
だいたい、もしもアリーがロンと結婚をしていたら、この物語はまったく感動できなくなりますからね笑。
きみに読む物語の最後は、2人ともいっしょに死ぬ
ラストシーンで、2人はベッドで一緒に寝ていました。翌朝、看護師がやってくると2人は動かないのです。
看護師が2人の手に触れると、驚いた顔で部屋を出ていったのです。
看護師の様子から察するに、ノアとアリーは死んでいたのでしょう。
2人一緒に死ぬことで、2人が離れ離れになることはなくなりました。片方が寂しい思いをしなくてすむのです。
それに、最後にはアリーがノアのことをちゃんと認識していました(「ノア」と声をかけるシーンがあります)
記憶を蘇らせた状態で亡くなったので、2人からすると幸せな死に方だったのでしょう。
きみに読む物語は実話なのか?
とても感動的なストーリーで、実話だったらもっと感動したくなります。ですが、このストーリーは実話ではありません。創作ストーリーなのです。
仮に実話だった場合、「一体だれが語り継いだの?」となります笑。
きみに読む物語は「つまらない!」「嫌い!」という人へ。
「名作って聞いたけど、展開がつまらない!」という方もいるようです。
たしかに、女性が元彼のもとへ戻るだけのストーリーなので、退屈に感じる人もいるでしょう。
ただ、その単調な展開がいいのです。現実離れしすぎると、「無理やりすぎるな〜」と感じてしまいます。
きみに読む物語がこれほど絶賛されているのは、現実にありそうなストーリーを描いているからです。
退屈に感じる人は、そのあたりをもう少し味わってみるといいでしょう。
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