今回は映画「１７歳のカルテ」の感想とあらすじです！
（ジャンル・ヒューマンドラマ）
個人的な点数は70点ですね。
映画「１７歳のカルテ」のあらすじ！ジャンルはヒューマンドラマ
主人公のスザンナは、薬物を大量に服用することで自殺未遂をはかりました。
それがきっかけで、スザンナは精神病棟へ入ることとなります。そして、境界性パーソナリティ障害と診断されます。
精神病棟へ入ってすぐ、スザンナはリサという女性と出会います。彼女は８年間も入院しています。
リサは病気であることを誇りに思っており、スザンナは彼女の考えを気に入るようになります。
良くないことですが、スザンナは精神病棟に居心地の良さを感じていきます。
映画「１７歳のカルテ」のキャスト＆登場人物
- スザンナ・ケイセン （ウィノナ・ライダー）
- リサ・ロウ （アンジェリーナ・ジョリー）
- ジョージーナ・タスキン（クレア・デュヴァル）
- デイジー・ランドン （ブリタニー・マーフィ）
- ポリー・クラーク（エリザベス・モス）
- ジャネット・ウェバー（アンジェラ・ベティス）
- シンシア・クロウリー （ジリアン・アルメナンテ）
- ジョン（トラヴィス・ファイン）
- クランブル医師（カートウッド・スミス）
- メルヴィン・ポッツ医師（ジェフリー・タンバー）
- アネット・ケイセン（ジョアンナ・カーンズ）
- カール・ケイセン（レイ・ベイカー）
- トビー・ジェイコブス（ジャレッド・レト）
- ソニア・ウィック医師（ヴァネッサ・レッドグレイヴ）
- ヴァレリー・オーウェンス（ウーピー・ゴールドバーグ）
映画「１７歳のカルテ」の感想&考察（ネタバレありの解説です）
※ここからネタバレあります
デイジーはなぜチキンをベッドの下に隠していた？捨てられなかった理由
精神病棟で苦しむ人たちの実話体験をもとにして作られたのが、「１７歳のカルテ」です。
この作品には、現実に存在する病気で苦しむ患者が描かれています。
いろいろな患者が登場しますが、その中でも特に印象的なのは「デイジー」ではないでしょうか？
彼女はリサのことを毛嫌いしています。ですが、リサはそんなデイジーにしつこくまとわりつきます。
ある日、リサがデイジーの部屋に入りますと、デイジーが「便秘薬をちょうだい」とねだってきます。
ですが、これは変です。デイジーは食事をとっていないはずなので、便秘薬など必要がないはずです。
そこでリサとスザンナはベッドの下をのぞきます。そこには腐ったチキンが大量においてありました。
どこから持ってきたんだろう？
実は、デイジーの父親はチキンを販売している会社のオーナーです。そのため、娘のためにチキンをたくさん持ってきてくれるのです。
何も食べていないように見えたデイジーですが、実はだれよりもたくさん食事をしていたわけです。
どうしてチキンを隠してたんだろう？捨てたらいいのに・・・
デイジーは父親と性的関係をもっていました。それぐらい父親に依存していたのです。
そのため、父親からの贈り物であるチキンを捨てるに捨てれなかったのでしょう。
デイジーはなぜ自殺した？父親から性的暴行を受けていたのをリサに指摘されたから
デイジーは精神病棟からの退院がゆるされました。そして、彼女は１人暮らしをはじめます。
そこへスザンナとリサが訪れます。実はリサはデイジーの退院をねたんでおり、「あんたは父親とやってるんだろ？みんな知ってるよ」と言います。
それにショックを受けたデイジーは、首吊り自殺をしました。
つまり、デイジーが自殺したのは「リサに父親とやってるのを暴かれたから」です。
デイジーは父親とS〇Xしていることに後ろめたさを感じていました。それが暴かれ、深く心に傷を負ったのです。
スザンナはデイジーの死を悲しみましたが、リサは悲しんでいませんでした。
ポリーの病名は醜形恐怖症。顔に負った火傷のせいで顔に自信を持てない
さて、本作ではポリーという名前の女性が登場します。彼女は顔に火傷をおっています。
どうして火傷してるの？
ポリーが火傷したのは、母親に「犬のせいでアトピーができてるわ。犬を捨てなさい」と言われ、アトピーに火をつけて燃やそうとしたのが原因です。
ポリーは火傷のせいで顔がただれています。それにコンプレックスを持っており、精神不安定なのです。
このように顔に自信を持てない症状のことを「醜形恐怖症（しゅうけいきょうふしょう）」と呼びます。
ジャネットは拒食症患者。鏡では自分が太っているように見える
患者の１人にジャネットという女性がいます。彼女は拒食症患者で、ひどく痩せた体型をしています。
周りから見ると痩せていますが、彼女はいまだに「自分は太っている」と感じています。
鏡の自分は太っているように見えます。そのため、食事をとろうという気にならないのです。
拒食症患者は自分が痩せていることに気づけません。なので、かなり治療の難しい病気といわれています。
17歳のカルテで有名になった「境界性人格障害」とはどんなもの？
さて、本作の主人公であるスザンナは「境界性人格障害（パーソナリティ障害）」です。
これってどんな病気なの？
境界性人格障害とは、現実と妄想の区別がつかない病気のことです。
妄想癖があるため、イライラしたり、傷つきやすかったりします。精神が不安定なので自殺をする傾向もあります。
境界性人格障害になる人は、自律神経が乱れていることも多いです。
そのため、まずは自律神経を整えるために健康的な生活（早寝早起き、適度な運動）などが大切なのです。
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