(ジャンル・サスペンス)
個人的な点数は20点ですね。
映画「ジョナサンふたつの顔の男」のあらすじ!ジャンルはサスペンス
主人公のジョナサンは、建設会社に勤務をしている青年です。
仕事で順調に成果をあげており、順風満帆な生活に見えました。ですが、彼には二重人格という悩みがあります。
ジョナサンの体の中には「ジョン」というもう1人の人格がいます。
彼らは12時間ごとに交代しており、1日の最後にはビデオで「今日あった出来事」を収録して情報を交換します。
今までは問題なく過ごしてきましたが、ジョンに彼女ができたことがきっかけで歯車が狂い始めます。
映画「ジョナサンふたつの顔の男」のキャスト&登場人物
- ジョナサン/ジョン(アンセル・エルゴート)
- ミーナ・ナリマン医師(パトリシア・クラークソン)
- エレナ(スキ・ウォーターハウス)
- ロス・クレイン(マット・ボマー)
- ハンス・リーバー(ダグラス・ホッジ)
- マイルズ(ジョー・エジェンダー)
映画「ジョナサンふたつの顔の男」の感想&考察(ネタバレありの解説です)
※ここからネタバレあります
とにかく難解な作品。ラストが意味不明な人も多いのでは?
人格が12時間ごとに入れ替わるという設定。
ほとんどはジョナサン視点で進みますが、ラスト近くでジョン視点に切り替わっていきます。
ジョン視点に入ってから、ストーリーが複雑になります。そのあたりを考察していきますね!
ラストでは、人格がジョンに統一される
この映画の結末をはじめに解説すると、人格がジョンに統一されます。
はじめの頃は、「主人格=ジョナサン」でした。ですが、途中でナリマン医師が「主人格はジョンだったの」と告げます。
それを聞いたジョナサンは、「あいつに支配されてたまるか!」と寝るときに手足に鎖をつけます。
ですが、その努力もむなしく、ジョナサンの時間がすこしずつジョンに支配されるようになります。
ジョンが「うつ病」「自殺する」と言ったのは、戦略だった?!
ジョンはスポーツクラブで働くようになり、人との接触回数が減ります。寂しさのせいか「俺はうつ病だ」「自殺する」とジョナサンに告げます。
ジョンの存在を消せば、ジョナサンは体をずっと支配できます。ですが、ジョナサンにとってジョンは兄弟です。
「ジョンは孤独で、苦しんでいたんだ・・・。そんなジョンを消すなんてできない」と考えるのです。
私が思うに、ジョンが「自殺する!」と告げたのは、ジョナサンに「ジョンを消してはいけない」と考えさせるのが目的だったのではないでしょうか。
ジョナサンはエレナと付き合っており、ジョンの存在を邪魔に感じていました。
それを知ったジョンは「消されたくない!」と考え、自殺する演技をしたのではないでしょうか。
「ジョナサンふたつの顔の男」フランス語が結末を理解するカギだった
さて、最終的に人格はジョンに統一されます。
それがわかるのは、ジョンがフランス語を理解するシーンです。フランス語を勉強していたのはジョナサンですので、ジョンが理解できはずがありません。
それなのにジョンが理解できたのは、人格が統一されてジョナサンの能力を受け継いだからでしょう。
ジョナサンは海辺で人格を消した。最後には「今までありがとう」と感謝
ジョナサンは最終的に、海辺で人格を消しました。このまま2人で共存するのは不可能と考えたのでしょう。
そして最後に、2人は海辺でタクシーの運転手に頼んでコミュニケーションをとります。
2人は「今までありがとう」とお互いに感謝を述べます。そして、ジョナサンは消えていきました。
ジョナサンは少し冷たい性格に見えていました。ですが、ずっとジョンのことを考えてくれるとても優しい人格だったわけですね。
実は3人目の人格がいたという設定を期待していた笑
私が予想していたラストは「3人目が人格を統一する」といったものでした。
途中で「はじめは3人いた。でも、そいつは共存を拒んだから消したんだ」というセリフがありました。
実はその3人目が消えておらず、うまく2人をだまして統一する・・・という終わりを想定していたのですが、当てが外れました笑
(このラストを予想していた人は他にもいるのではないでしょうか?)
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