(ジャンル・ホラー)
個人的な点数は60点ですね。
映画「ラヨローナ泣く女」のあらすじ!ジャンルはホラー
主人公のアンナは、ソーシャルワーカー(虐待に苦しむ子供をたすける)という職業についています。
ある日、パトリシアという女性の家をたずねます。そこでは2人の子供が部屋に閉じ込められていて、腕にはアザがありました。
それを見て「母親が虐待している!」と考えたアンナは、子供を保護します。
パトリシアは「あの女が来る!子供を危険にさらさないで!」と必死に抗議しますが、アンナは無視します。
ですが、その翌朝、子供たちは川でおぼれて亡くなった姿で発見されました。パトリシアは「お前のせいで子供たちが死んだ!」とアンナを責めます。
その日、アンナの息子が泣いている女性を見かけます。それが原因で、アンナの子供たちはその女に狙われるようになります。

映画「ラヨローナ泣く女」のキャスト&登場人物
- アンナ・テイト=ガルシア(リンダ・カーデリーニ)
- クリス・ガルシア(ローマン・クリストウ)
- サマンサ・ガルシア( ジェイニー=リン・キンチェン)
- ラファエル・オルヴェラ(レイモンド・クルス)
- パトリシア・アルバレス:(パトリシア・ヴェラスケス)
- ラ・ヨローナ(マリソル・ラミレス)
- クーパー刑事:(ショーン・パトリック・トーマス)
- ペレス神父(トニー・アメンドーラ)
- エイプリル( マデリーン・マックグロウ)
映画「ラヨローナ泣く女」の感想&考察(ネタバレありの解説です)
※ここからネタバレあります
ラヨローナ泣く女のラスト。最後の水たまりシーンが意味するのは?
この映画のラストで、アンナはラヨローナの体に十字架をつき刺し、ラヨローナが崩れ落ちていきました。
ラヨローナは成仏し、アンナはラファエルに感謝します。「あなたのおかげで私たちは救われました」と。
ですが、そのラストシーンで水たまりが映り込みます。
その水たまりには、アンナだけが映っています。もしもラヨローナが映っていれば、また襲われることを意味していたでしょう。
ですが、ラヨローナは水たまりの中にいなかったので、アンナが再びおそわれることはないでしょう。



どうして水たまりなんだろう?
ラヨローナは昔、子供たちを溺死させました。パトリシアの子供2人も川でおぼれさせました。
「ラヨローナ=水で殺す女」という設定なので、最後にもう1度恐怖を思い出させるために水たまりを出したのでしょう。
ラヨローナ泣く女と「アナベル(死霊館)」との繋がりは?ペレズ神父が再登場!
本作は独立した作品に見えますが、実は「アナベル死霊館」という作品のシリーズものなのです。
アナベル死霊館には、ペレズ神父が登場しました。そして、本作でもペレズ神父が登場しているのです!
つまり、本作と死霊館との繋がりは、神父様なのです。
アンナが「ラヨローナって知ってる?今、周りでおかしなことが起きてるの」と神父に相談するシーンがありました。
ペレズ神父は「以前はそのような話を信じなかった。だが、あの人形を知ってからは、信じるようになった」と言っています
その人形とは、死霊館に登場するアナベルのことです。アナベルには悪霊が取りついていて、人間に危害をくわえます。
ラヨローナは実話なのか?中南米の都市伝説
ラヨローナは実話のように感じますが、ただの中南米で広まっている怪談です。
ラヨローナは、牧場主の男性と出会って結婚します。ですが、その男性は若い女と不倫しはじめました。
それを知ったラヨローナは、夫の大切な子供2人を溺死させます。その後、正気に戻ると自身も自殺します。
「悪い子にしてたら、ラヨローナがさらいにくるよ!」という風に中南米では使われているようです(まるで日本のナマハゲですね笑)
ラヨローナは、本作以外でも映画化されています。その作品とは「ラヨローナ彷徨う(さまよう)女」です。
その作品のストーリーは「戦争で虐殺を指示した男が、夜な夜な女性の泣き声になやまされる」というもの。
本作が気に入った方は、そちらも視聴してはいかがでしょう?
やっぱ、突然現れるシーンは怖いよね笑。ただ、ラヨローナの顔はそんなに怖くないかも。
本作を観て思ったのは、「突然あらわれるシーンの怖さ」です笑。ラヨローナはどこからともなく現れるので、けっこう心臓がバクバクします笑。
1番怖かったのは、アンナの息子がはじめてラヨローナを見かけたシーンですね。
ゆっくり近づいてきたと思ったら、突然すぐ近くに登場!そして腕を捕まれた息子はビックリ仰天します!
ただ、ラヨローナの顔はそんなに怖くなかったですね。外国人の顔って、メイクをしてもそんなに怖くありません。
やはり1番怖いのは日本映画ですね。身近に感じられるので、とにかく色んなシーンで思い出してしまうのです(泣)
なぜ腕が火傷するのか。そこが1番のナゾ。
この映画で疑問に感じたのは、ラヨローナにつかまれた時に腕が火傷することです。
ラヨローナは水で人を殺すので、火傷とは真反対のイメージ。この設定には違和感を覚えましたね。
神父「ラヨローナは評判の美人だった」ペンダントのシーンで顔が見えたけど、それほど美人には感じなかったな笑
神父がラヨローナの伝説を語るときに「彼女は評判の美人だった」と言っていました。
ラストシーンで息子がラヨローナにペンダントを見せます。すると、ラヨローナの顔がお化けから元の顔に戻りました。
たしかに美人だとは思いますが、評判になるほどの美人ではないような・・・笑
なぜペンダントで元の顔に戻ったのか?
ラヨローナは、ペンダントを見たときに元の顔に戻りました。おそらく、昔を思い出したからでしょう。
ただ、鏡で自分の姿を再確認し「ギャー!」と叫んでまたバケモノに戻ります。
2人の息子を失ったパトリシアがかわいそう(←ここだけモヤモヤが残る)
パトリシアが個人的にかわいそうに感じましたね。子供を守るためにかくまっていたのに、虐待の容疑がかけられました。
しかも、結局2人の息子はラヨローナに殺される。
もしも少しでもパトリシアの話に耳を傾けていたら、2人の子供は助かっていたかもしれません(可能性は低いですが)
心臓が弱い人にはおすすめしない作品。ホラー好きならそこそこ楽しめるかも
本作は心臓が弱い人にはおすすめできません。けっこうビックリするシーンが多いので。
ホラー好きならそこそこ楽しめるのではないでしょうか?ただ、やはり本当に恐怖を感じたいのならば邦画ホラーのほうがいいですね。
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