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映画「ラヨローナ泣く女」の最後。死霊館アナベルとの繋がりは?【考察&解説】ホラー

映画「ラヨローナ泣く女」の感想&考察&解説映画&ドラマ批評

今回は映画「ラヨローナ泣く女」の感想とあらすじです!

(ジャンル・ホラー)

個人的な点数は60点ですね。

映画「ラヨローナ泣く女」のあらすじ!ジャンルはホラー

主人公のアンナは、ソーシャルワーカー(虐待に苦しむ子供をたすける)という職業についています。

ある日、パトリシアという女性の家をたずねます。そこでは2人の子供が部屋に閉じ込められていて、腕にはアザがありました。

それを見て「母親が虐待している!」と考えたアンナは、子供を保護します。

パトリシアは「あの女が来る!子供を危険にさらさないで!」と必死に抗議しますが、アンナは無視します。

ですが、その翌朝、子供たちは川でおぼれて亡くなった姿で発見されました。パトリシアは「お前のせいで子供たちが死んだ!」とアンナを責めます。

その日、アンナの息子が泣いている女性を見かけます。それが原因で、アンナの子供たちはその女に狙われるようになります。

映画『ラ・ヨローナ ~泣く女~』本編映像【ヨローナ編】2019年5月10日(金)公開
決して、水に近づいてはいけない―。1970年代のロサンゼルス。不可解な死を遂げた子供の母親が、不吉な警告を発する。しかし、それを無視したソーシャルワーカーのアンナ(リンダ・カデリーニ)と彼女の子供たちは、ほどなくしてある女の”泣き声”を聞いてしまう―。その日を境に数々の恐ろしい現象に襲われることとなった家族は、教...

映画「ラヨローナ泣く女」のキャスト&登場人物

キャスト&登場人物
  • アンナ・テイト=ガルシア(リンダ・カーデリーニ)
  • クリス・ガルシア(ローマン・クリストウ)
  • サマンサ・ガルシア( ジェイニー=リン・キンチェン)
  • ラファエル・オルヴェラ(レイモンド・クルス)
  • パトリシア・アルバレス:(パトリシア・ヴェラスケス)
  • ラ・ヨローナ(マリソル・ラミレス)
  • クーパー刑事:(ショーン・パトリック・トーマス)
  • ペレス神父(トニー・アメンドーラ)
  • エイプリル( マデリーン・マックグロウ)

映画「ラヨローナ泣く女」の感想&考察(ネタバレありの解説です)

※ここからネタバレあります

 

ラヨローナ泣く女のラスト。最後の水たまりシーンが意味するのは?

この映画のラストで、アンナはラヨローナの体に十字架をつき刺し、ラヨローナが崩れ落ちていきました。

ラヨローナは成仏し、アンナはラファエルに感謝します。「あなたのおかげで私たちは救われました」と。

ですが、そのラストシーンで水たまりが映り込みます。

その水たまりには、アンナだけが映っています。もしもラヨローナが映っていれば、また襲われることを意味していたでしょう。

ですが、ラヨローナは水たまりの中にいなかったので、アンナが再びおそわれることはないでしょう。

どうして水たまりなんだろう?

ラヨローナは昔、子供たちを溺死させました。パトリシアの子供2人も川でおぼれさせました。

「ラヨローナ=水で殺す女」という設定なので、最後にもう1度恐怖を思い出させるために水たまりを出したのでしょう。

ラヨローナ泣く女と「アナベル(死霊館)」との繋がりは?ペレズ神父が再登場!

本作は独立した作品に見えますが、実は「アナベル死霊館」という作品のシリーズものなのです。

アナベル死霊館には、ペレズ神父が登場しました。そして、本作でもペレズ神父が登場しているのです!

つまり、本作と死霊館との繋がりは、神父様なのです。

アンナが「ラヨローナって知ってる?今、周りでおかしなことが起きてるの」と神父に相談するシーンがありました。

ペレズ神父は「以前はそのような話を信じなかった。だが、あの人形を知ってからは、信じるようになった」と言っています

その人形とは、死霊館に登場するアナベルのことです。アナベルには悪霊が取りついていて、人間に危害をくわえます。

ラヨローナは実話なのか?中南米の都市伝説

ラヨローナは実話のように感じますが、ただの中南米で広まっている怪談です。

ラヨローナは、牧場主の男性と出会って結婚します。ですが、その男性は若い女と不倫しはじめました。

それを知ったラヨローナは、夫の大切な子供2人を溺死させます。その後、正気に戻ると自身も自殺します。

「悪い子にしてたら、ラヨローナがさらいにくるよ!」という風に中南米では使われているようです(まるで日本のナマハゲですね笑)

ラヨローナは、本作以外でも映画化されています。その作品とは「ラヨローナ彷徨う(さまよう)女」です。

その作品のストーリーは「戦争で虐殺を指示した男が、夜な夜な女性の泣き声になやまされる」というもの。

本作が気に入った方は、そちらも視聴してはいかがでしょう?

やっぱ、突然現れるシーンは怖いよね笑。ただ、ラヨローナの顔はそんなに怖くないかも。

本作を観て思ったのは、「突然あらわれるシーンの怖さ」です笑。ラヨローナはどこからともなく現れるので、けっこう心臓がバクバクします笑。

1番怖かったのは、アンナの息子がはじめてラヨローナを見かけたシーンですね。

ゆっくり近づいてきたと思ったら、突然すぐ近くに登場!そして腕を捕まれた息子はビックリ仰天します!

ただ、ラヨローナの顔はそんなに怖くなかったですね。外国人の顔って、メイクをしてもそんなに怖くありません。

やはり1番怖いのは日本映画ですね。身近に感じられるので、とにかく色んなシーンで思い出してしまうのです(泣)

なぜ腕が火傷するのか。そこが1番のナゾ。

この映画で疑問に感じたのは、ラヨローナにつかまれた時に腕が火傷することです。

ラヨローナは水で人を殺すので、火傷とは真反対のイメージ。この設定には違和感を覚えましたね。

神父「ラヨローナは評判の美人だった」ペンダントのシーンで顔が見えたけど、それほど美人には感じなかったな笑

神父がラヨローナの伝説を語るときに「彼女は評判の美人だった」と言っていました。

ラストシーンで息子がラヨローナにペンダントを見せます。すると、ラヨローナの顔がお化けから元の顔に戻りました。

たしかに美人だとは思いますが、評判になるほどの美人ではないような・・・笑

なぜペンダントで元の顔に戻ったのか?

ラヨローナは、ペンダントを見たときに元の顔に戻りました。おそらく、昔を思い出したからでしょう。

ただ、鏡で自分の姿を再確認し「ギャー!」と叫んでまたバケモノに戻ります。

2人の息子を失ったパトリシアがかわいそう(←ここだけモヤモヤが残る)

パトリシアが個人的にかわいそうに感じましたね。子供を守るためにかくまっていたのに、虐待の容疑がかけられました。

しかも、結局2人の息子はラヨローナに殺される。

もしも少しでもパトリシアの話に耳を傾けていたら、2人の子供は助かっていたかもしれません(可能性は低いですが)

心臓が弱い人にはおすすめしない作品。ホラー好きならそこそこ楽しめるかも

本作は心臓が弱い人にはおすすめできません。けっこうビックリするシーンが多いので。

ホラー好きならそこそこ楽しめるのではないでしょうか?ただ、やはり本当に恐怖を感じたいのならば邦画ホラーのほうがいいですね。

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