今回は映画「Searching」の感想とあらすじです!
(ジャンル・サスペンス)
ストーリー:娘が突然いなくなったため、父親は彼女のSNSで手がかりを探します。すると、娘の驚くべき事実が浮かび上がってきます。
個人的な点数は80点ですね。
映画「Search-サーチ-」のあらすじ
父親と娘が2人で暮らしています。ある日、学校に行ったきり娘が行方不明になります。
娘の居場所の手がかりを見つけるため、父親は娘のSNSにログインして情報をさがします。
「娘がどこへ行ったのか」「娘は誰と出会ったのか」などを調べるにつれて、娘に対するイメージが大きく変わっていきます。
映画「Search-サーチ-」の感想&伏線考察(ネタバレありの解説です)
※ここからネタバレあります
久しぶりに面白いサスペンス映画に当たりました!最近はハズレばかりでしたので、大満足です!
ただ、設定については過去にも似たような作品を観たことがあるんですよね。
- 白ゆき姫殺人事件
- アンフレンデッド
- リミット
「白ゆき姫殺人事件」は、「告白」という映画で有名な湊かなえさんの作品です。ツイッターを舞台に話が広がっていきます。
アンフレンデッドは海外作品でして、「Skype」という通話ソフトでのやり取りだけを映した映画でして、サーチとかなり似ています。
あと、「リミット」は地中に埋められた男性が、携帯電話だけで外部とやり取りをする作品です。閉所恐怖症なら絶叫してしまう映画でしょう笑。
さて、この映画のラストは感動的でしたね!父親は必死に娘の手がかりを探し、自力で犯人を突き止めます。
それだけで終わればただの悲しい物語ですが、犯人が娘の居場所を自白してからが感動的でした。
「嵐があったから、娘は水分を取れている!まだ生きているハズだからUターンしろ!」
娘の生存を信じた父親の勝利ですね!救出された娘が命をとりとめ、回復してから父親と仲を深めるところが特に良かったです!
さて、この映画にはちょっと伏線的なシーンがあったんですよね。
1つ目は犯人の刑事がやたらと「娘は家出をしたんだ」と父親を説得しようとしてたことです。
普通に考えて、警察ならばまずは最悪を想定した捜査をするところです。それなのに、殺人の可能性を完全に否定してるところが怪しい。
2つ目の伏線は、母親が息子を過保護していることです。息子は過去にも犯罪をしており、母親はそれを隠蔽したのです。
こういった伏線があったため、女性刑事が犯人だとしても不自然さはないんですね。
伏線もなしにいきなり女性刑事が犯人と判明したら、「少しムリがあるだろ笑」とツッコミたくなりますが、そこはちゃんと考えられていましたね。
あと、個人的にイライラしたシーンがあって、「犯人は父親に違いない!父親をリンチしろ!」と若者たちが暴力を振るったシーンです。
こういうシーンって、SNSの炎上でもよく見かけますよね。「あいつは悪だ!何をやってもいい!」って人がいるんですよ。
「正義」という言葉を振りかざせば、何でもやっていいと考える人たち。こういう人たちこそ悪の中の悪だと私は思っています。
このシーンを見て、「今のSNSをよく反映してるな〜」と感心しましたね。
映画「サーチ」は、導入も構成もよい良作だと思いました!ちなみに、実話のようなストーリーですが、フィクションのようです。
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