今回は映画「パプリカ」の感想とあらすじです!
(ジャンル・サスペンス映画)
(Amazonでの評価は星4.5)
映画「パプリカ」を観終わりました!
うーん、私にはイマイチ面白さが分からなかったです笑
声優は最高だったのですが🤔
— 映画マニア@映画ブログ (@x61zwxe11Hhxw9h) May 6, 2020
ストーリー:他人と夢を共有できる装置がつくられる。装置が盗まれ、犯人は人々の頭に入り「夢の中の王」を目指す。
個人的な点数は60点ですね。サスペンス映画と思って観たのがよくなかったです。
さて、ひとまずあらすじへいきましょう!
予告はコチラ↓↓
パプリカのあらすじ
主人公の女性は、研究所で働いています。その研究所で、「他人と夢を共有できる装置」が開発されます。
ある日、何者かがその装置を盗みます。そして、その犯人は人々の頭の中にはいり、はいられた人は言動がおかしくなっていきます。
このままでは世界中の人がおかしくなってしまうので、主人公は夢の世界にはいって犯人を止めようとします。
パプリカの感想と考察(ネタバレあり)
※ここからネタバレあります
「他人の夢の中にはいる」というのは、ハリウッド映画「インセプション」と同じ設定です。
パプリカの方がだいぶ前の作品ですので、インセプションがパプリカを参考にしたのでしょう。
さて、個人的にですが、パプリカはあまり面白くなかったです。サスペンス映画として観ていたのですが、どちらかと言うとファンタジー映画ですね。
アナフィラキシー効果という、「夢の世界を体験しすぎた人は、目を覚ましたままでも夢に入れる」という設定は良かったです。
個人的には、このアフィラキシー効果だけで全てを説明できるストーリーにして欲しかったです。
でも、ラストではその設定を超え、現実と夢が混ざりはじめます。小山内さんが銃で打たれて血を流したシーンが、混ざりはじめた合図です。
現実と夢が混ざりはじめてから、完全なファンタジー映画に変わりました。
普通に考えて、現実と夢が混ざるなんてありえないです。アナフィラキシー効果では説明がつきません。
黒幕の所長は「夢は科学では説明できない。人類に残された、ただ一つのとりでだ」と言います。
「夢は科学を超えてるから、現実と夢が混ざってもおかしくない」という考えかもしれませんが、あと付け感があって私は納得できませんでした。
最初から何でもありのファンタジー映画と思って観ていれば面白かったかもしれません。
所長の「すべての人と夢を共有し、私が夢を支配する王になる」という考えは、エヴァンゲリオンの人類補完計画に少し似てると思いました
エヴァンゲリオンの人類補完計画とは、「人類が一つの生き物になることで、人間同士の争いをなくそう」という計画です。
まあ、人類補完計画は平和的なのに対し、所長の計画は自分勝手ですけどね笑
さて、銃で打たれた小山内は完全な変態です。小山内は体を所長にわたす代わりに、夢を自在にコントロールできます。
小山内は、敦子を自分のものにするために夢をコントロールします。現実では叶わないから夢に逃げるなんて卑怯ですね。
小山内が所長に体をわたすとは、小山内の夢の中に所長が存在し続けることを意味しています。
高齢の所長は、まもなく死んでしまうでしょう。そしたら夢も見れなくなるので、夢の中の王になる計画は失敗します。
小山内の頭の中に存在し続ければ、現実では死んでも夢の中で生き続けられます。
たとえ好きな人を自分のものにできても、所長のようなじいさんを頭の中に住まわせ続けるなんて私は絶対にイヤですけどね!
さて、この映画で疑問に感じたのは、頭の中に入られた人々が、古い日本語を使い始めることです。
年寄りの所長と夢を共有しているからでしょうか?でも所長の話し方はいたって普通ですよね。この点だけが理解できません。
感想のまとめですが、私のように筋の通ったストーリーが好きな人には少し物足りない内容だと思います。声優は超豪華だったのですが笑
ファンタジー映画が好きな人なら十分楽しめると思いますね。
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