今回は映画「マネーショート」の感想とあらすじです!
(ジャンル・ノンフィクション社会派映画)
(Amazonでのレビュー数は45回!評価は星4.5!)
マネーショートを観終わりました。
ストーリーは良かったのに、中途半端な解説役を入れたせいでB級映画になってしまってる。
最後もシリアスに終われば良かったのに、無駄に明るいシーンを入れて雰囲気が台無し。
— 映画マニア@映画ブログ (@x61zwxe11Hhxw9h) April 14, 2020
ストーリー:リーマンショックが起きる前に、バブルの崩壊を予測した男たちが大儲けする
個人的な点数は60点ですね。もっとシリアスなストーリーにして欲しかったです。
さて、ひとまずあらすじへいきましょう!
予告はコチラ↓↓
マネーショートのあらすじ(Netflix)
舞台はアメリカ。世の中はバブル真っただ中で、家を買えばバカみたいに値上がりする時代です。
主人公は、企業に雇われた投資家。異常な好景気について調べていると、重大な事実に気付きます。
「この好景気は偽物だ。もうじき破滅する」
バブルの崩壊を予測し、主人公はバブルが崩壊することに賭けることにします。
主人公の賭けは、かなりの博打です。バブルが崩壊しなければ、年間で1億近い利子を払わないといけません。
それでも主人公の考えに触発され、バブルの崩壊に賭ける人が出始めます。
マネーショートの感想と考察(ネタバレあり)
バブル時代の映画を観ると、「1度でいいから体験してみたかったな〜」と思います。
バブルの時代って、家を買えばドンドンお金が増えていったんですよ。次の通りにやれば大金を稼げました。
まず、家を買います。家の価値は上昇傾向なので、家を担保にして大金を借りれます。
借りたお金でまた家を買うことにより、さらに利益が増えていきます。この繰り返しで、誰もが大儲けできたのです。
まあ、大金持ちになれたのは、バブル崩壊までに家を現金に替えていた人だけですが。
それにしても、バブルのカラクリに気付いた主人公は頭が良すぎでしょ。
ただ片目を失くしているので、順風満帆な人生ではなかったようです。
頭が極端に良い人って持病を持ってる人が多いんですよ。生まれながらに心臓が弱かったり。主人公は眼だったわけですね。
あと、驚いたのは数学者ではなく医学者だったことです。トレーダーは数学者に多いので、医学部出身なのは珍しいです。
個人的に、奥さんとの出会い話が好きです。
"片目で人付き合いが苦手"という自己紹介を見た奥さんは「あなたのような人を求めてた」と返事しました。
普通なら一度出会って相性を確かめますよね。でも、出会う前のやり取りでそんなことを伝えられる人はなかなかいないでしょう。
奥さんは本当に正直者が好きなんだと思いましたね。
さて、この映画では金融業界の闇が描かれてます。投資会社とか銀行は情報弱者からお金をむしってるんですよ。
投資会社や銀行は、美味しい投資話を持ちかけてきます。でも、彼らの狙いは手数料なのです。
銀行「投資を代わりにやってあげるよ!でも、手数料もらうからね!(これで大儲けだ)」
投資会社や銀行って信用できそうなイメージがありますよね。でも、所詮は一つの会社なのです。
自分たちだけがお金儲けができればそれでいい。マネーショートでも、そんな魂胆が見え見えでしたね。
そういえば、バブルが崩壊する直前には合図があることをご存知ですか?その合図とは、超貧困層が話に乗り始めることです。
ある投資家はバブルの崩壊を次の出来事で見抜きました。靴磨きの少年が「住宅投資を始めたんだ」と語ってきたのです。
「こんな少年ですら投資を始めるなんて、この好景気は崩れるに違いない!」と予測したのです。
マネーショートでも、踊り子(キャバクラ嬢?)が大金を投資していましたね。踊り子も低所得者層ですので、バブル崩壊の合図です。
この映画で残念だったのは、無駄な解説役を入れたことです。経済の話が難しいのでそのような設定にしたのでしょう。
でも、せっかくシリアス寄りな内容なのに、解説役のせいで中途半端に明るい映画になってしまいました。
最悪だったのは、マークが「不景気になったら、また貧困層と移民が責められる時代が来る」と言った次のシーンです。
解説「しかし!そうはならなかった!景気は悪くならなかったのだ!嘘です!冗談でした!」
いらねーーよ!こんなシーン!
マークの予想通りになった現実をすぐに紹介すればいいのに、中途半端なおふざけを入れたせいでラストが台無しです。
もっとシリアスなストーリーにすれば、内容も雰囲気も良い作品に仕上がっていたでしょう。
内容は良いだけに、もったいない映画でした。
【よく読まれてる記事】