Netflix映画のオクジャを観てみました!
ちょっとした冒険っぽい感じと、現代の食糧危機をからめたストーリーです。
個人的には、100点中60点ですね。
さて、まずはあらすじへ移りましょう!
Netflixオクジャ(映画)のあらすじ
主人公は「ミジャ」という名の女の子です。
ミジャは、韓国(中国?)の田舎で「オクジャ」という豚と過ごしています。
オクジャはとても体の大きい豚で、普通の豚の何回りも大きいです。
なぜオクジャがこんなに大きいのかというと、オクジャは「スーパーピッグ」という特別な種類の豚だからです。
スーパーピッグは人工的に作られた豚でして、人類の食糧危機を救うために研究されていました。
スーパーピッグが作られてすぐ、コンテストが開催されました。
そのコンテストの内容は、【誰が一番大きなスーパーピッグを育てられるか】というものです。
オクジャもそのコンテンストに参加しています。ですが、ミジャはそんなことを知りません。
大自然の中でミジャとオクジャは一緒に成長してきました。
オクジャが子供の頃から、ミジャはずっと世話をしてきたのです。
そんなある日、ミジャの家に有名なテレビスターがやってきます。
そのテレビスターはオクジャを見て驚きます。
「こんなに大きくなったのか!」
そして、テレビスターはミジャとミジャの祖父に表彰を送ります。
ミジャはなぜ表彰が送られたのか分かっていません。
祖父はコンテストのことを知っていますが、ミジャは知らないからです。
そして、テレビスターは言い放ちます。
「ありがとう!オクジャをニューヨークへ連れて行くよ!」
ミジャはニューヨークという言葉は聞き取れました。ですが、まだ話を掴めていません。
テレビ撮影が終了したあと、祖父はミジャに告げます。
祖父「オクジャはニューヨークへ連れて行かれるんじゃよ」
ミジャ「Why?おじいちゃん?」
ミジャは驚きます。ミジャにとってオクジャは家族の一人です。
家族の一人がいなくなるので、ミジャは祖父に苛立ちをあらわにします。
祖父「でもな、これが定めなんじゃ」
祖父は完全に諦めムード。もちろん、ミジャはそんな話に納得するわけがありません。
ニューヨークの前にオクジャはソウルへ連れて行かれると知り、家のお金を集めて一人ソウルへ向かいます。
Netflixオクジャ(映画)の感想(ネタバレあり)
まあ、全体的に悪くはないのですが、ちょっと物足りない感じです。
少し子供向けを意識した作りになっているので、そこが関係しているのかも。
ブラックミラーというドラマの、「アシュリー・トゥー」を観たような感じ。(伝わりますかね?笑)
個人的に、子供が主人公の映画って深みを感じづらいんですよね。
イマイチ感情移入できませんし、主人公の子供を無視して大人の考えが主役になりがちですし。
「オクジャ」でも、主人公の女の子、影が薄いです笑。
人間と動物の共生をテーマにしてるんでしょうが、それが先行しすぎて主人公が目立ってないんですよ。
わざわざ子供を主人公に起用してるのに、もっと生かすことはできなかったんか?と思います。
共生をテーマにしたいなら、まず大人と子供が共生してくれ〜って感じです笑
さて、話変わって、この映画のテーマについて深く突っ込んでいきましょう。
人類の食糧危機を救うため、ある企業はスーパーピッグという豚を研究する。
でも、人間のエゴで生物を作ってはいけない!という政府に反発する団体が出てきます。
これは難しい問題ですよね。
人間のためだけに生物を作るべきではありません。
でも、企業も人類のためを思ってそのような行動を取ってるわけです。
この映画では、国民が「企業の人間はサイコパスだ!」と叫ぶシーンが出てきます。
「でも、企業も国民のためを思ってやってるんだよ?ちょっと勝手すぎない?」というのが私の意見です。
企業がそのような取り組みをしなければ、人類は飢えに苦しむわけですよ。
「飢えに苦しんでも、同じ主張が言えるのか?」と、私は国民達に言ってやりたい。
人間は自分勝手な生き物なんですよ。本当に。
この映画でもそれを比喩するシーンが出てきてましたね。
スーパーピッグに同情していた国民ですが、そのお肉が美味しいという評判を聞くと、興味津々になります。
食欲は人間の三大欲求ですからね。可哀想という気持ちも、食欲の前には消えてしまうんですよ。
だからといって、スーパーピッグの考えが良いとは思いませんよ。
でも、「スーパーピッグ」という具体的な解決策を考え出してくれた企業を、一方的に悪者に仕立て上げる流れもおかしいです。
企業の人も鬼ではないんですよ。最後、ミジャの金の豚とオクジャの交換要求も飲んでくれましたし。
鬼のような人であれば、あんな要求をあっさり飲むはずがありません。
「人間の身勝手さが出すぎ」&「最後のオチが微妙」だったので、100点中60点の映画です。
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