映画「千と千尋の神隠し」では、緑色の頭と顔だけのキャラクターが3体登場します。
「おいおいおい」しか喋らないキャラだよね!
あれって名前はあるのかな?
あの緑の頭だけのキャラクターには「頭(かしら)」という名前が付けられています。
今回は、そんな「頭(かしら)」の正体を考察していきたいと思います!
【千と千尋の神隠し】おいおいおい(緑の頭と顔3つ)の正体は?モデルは何なのか考察!
千尋が湯婆婆(ユバーバ)の部屋へ入ると、そこには3つの緑の頭がいました。
緑の頭と顔が3つのキャラクターの名前は「頭(かしら)」その正体やモデルは?
3つの緑の頭には「頭(かしら)」というそのまんまのネーミングが付けられています。
このキャラクターの正体って何なんだろう?
公式には頭(かしら)の正体は明かされていません。ですが、昔話の「舞首(まいくび)」ではないか?という話があります。
舞首ってどんな話なの?
昔々、3人の武士が酒を飲んでいました。ですが、途中で口ゲンカになり、殺し合うことになったのです。
武士Aはとても強く、刀で武士Bの首を切り落としました。怖くなり、武士Cは逃げることにします。
武士Aは武士Cを追いかけて戦います。ですが、足をすべらせてしまい、武士Cに反撃されてます。
その後、武士AとCは海の中にもぐり、お互いに斬り合います。その結果、2人とも首が斬り落とされるのです。
つまり、3人とも首がなくなっちゃったんだね!
その3人の武士は、とても男らしい顔つきをしています。頭(かしら)のイメージとピッタリなのです。
千と千尋の世界はとても不思議ですので、昔の魂が残っていてもおかしくありません。
「おいおいおい」の声優は誰なのか?
「おいおいおい」しか言わない3つの緑の頭たち。そんな彼らにも声優がいるはずです。
誰が声を担当してるんだろう?
緑の頭の声優は、実は明らかになっていません。誰かが声を入れているハズですが、正体不明なのです。
頭(かしら)はその後どうなったのか?
緑の頭は、銭婆(ゼニーバ)の魔法によって坊(ぼう)に変えられました。湯婆婆は気づかず、坊(本当は緑の頭)のことを可愛がり続けます。
ですが、ハクが「大事なモノがなくなったのに気づかないのですか」と言うことで、緑の頭が坊に化けていたことに気づきます。
その後、緑の頭はどうなったんだろう?
坊に化けていたので、湯婆婆は緑の頭をボコボコにしたい気分でしょう。
ですが、緑の頭は坊と同じ部屋に住んでいるので、坊にとっての大切な仲間かもしれません。
その場合、緑の頭をボコボコにしたら、坊が機嫌をそこねます。湯婆婆もうかつに罰を与えられないでしょう。
【千と千尋の神隠し】ネズミと蚊(ハエ)の名前は「坊ネズミ」と「ハエドリ」 彼らの正体は?その後どうなった?
映画「千と千尋の神隠し」では、ラストシーン近くからネズミとハエが登場します。
あれってハエなんだね。蚊だと思ってた笑
彼らは、千尋が銭場(ゼニーバ)の家を訪れるのに付き添ってくれました。
ネズミとハエの名前は「坊ネズミ」と「ハエドリ」
さて、そんな彼らに名前があるのをご存知でしょうか?ネズミは「坊ネズミ」でハエは「ハエドリ」という名前が付けられています。
どうしてそんな名前が付けられているの?
坊ネズミという名前は、その正体から来ています。ネズミの正体は、湯婆婆の息子である「坊(ぼう)」なのです。
坊がネズミになったので、坊ネズミという名前が付けられています。
ハエドリはどういう由来なの?
ハエドリは、見た目がハエのような鳥ですので、このような名前が付けられたのでしょう。
「坊ネズミ」と「ハエドリ」の正体は?湯バードとは?
坊ネズミの正体は、湯婆婆の息子の「坊(ぼう)」です。銭婆が「あんた太りすぎだよ」と小さくしたのです。
ハエドリの正体は何なの?
ハエドリの正体は、湯バードです。湯バードというのは、「湯婆婆の顔をした鳥」のことです。
ちなみに、体はカラスです。湯婆婆が外出するときは、いつも一緒に行動しています。
湯バードの役割は、街を監視すること
湯バードって何で存在してるの?
湯バードの役割は、街を監視することです。街に不審人物がやってきたら、湯婆婆に知らせるわけです。
映画の冒頭でも、千尋は湯バードに見つからないように必死に隠れました。見つかったら湯婆婆に何かされていたかもしれません。
湯バードと湯婆婆は別人
湯バードは顔だけが湯婆婆ですので、「湯婆婆と同一人物なのでは?」と思いますよね。
実は、湯バードと湯婆婆は別人です。
おそらく、湯バードは元々はカラスなのでしょう。湯婆婆がカラスに魔法をかけることで、湯バードが誕生したと考えられます。
坊ネズミとハエドリはかわいい!グッズも大人気!
坊ネズミとハエドリは、登場キャラクターの中でも大人気です。見た目がカワイイですし、動き方などもとても愛らしいのです。
坊ネズミとハエドリのグッズは、アマゾンや楽天で色々と出品されています。
ハエドリが坊ネズミを持ち上げる姿がカワイイよね!
坊ネズミとハエドリはラストにどうなった?
坊ネズミとハエドリは、千尋といっしょに銭婆の家まで旅をしました。
坊ネズミとハエドリは元々、千尋の敵である「坊(ぼう)」と「湯バード」でした。ですが、旅を通じて千尋と仲良くなったのです。
千尋は銭婆の家を訪ねてから、再び湯婆婆のところへ戻りました。
そこで、坊ネズミは元の姿である「坊(ぼう)」に戻り、「千尋を家に帰してあげて」と湯婆婆に頼んでくれます。
ハエドリはどうなったの?
ハエドリは、そのまんまの姿でした。湯バードに戻らないほうがカワイイので、ハエドリで居続けるほうがいいでしょう。
「千と千尋の神隠し」のラスト。なぜ豚の中に両親はいないと当てることができたのか?
映画「千と千尋の神隠し」のラストシーンで、多くの方が疑問に思った点があります。
「千と千尋の神隠し」の最後で、豚と両親を区別できた理由
千尋は湯婆婆に試験を出されます。その試験とは、「豚の中から自分の両親を当ててみな」というもの。
普通だったら、どの豚が両親だなんて分かりません。それでも千尋は「この中に両親はいない」と言い当てます。
どうやって言い当てたのでしょうか?実は、宮崎駿監督の回答があるのです!
千と千尋の神隠し見てて思い出したけど、すごーい昔お父さんの食べてる物と両親が豚になった事が疑問で疑問だったからジブリに手紙送ったら、忘れた頃に返信きた笑
今もこの手紙は額縁に飾って保管してる笑 pic.twitter.com/aFbyaMIOsz— *のん* (@0910noncha) July 9, 2016
この方は、子供の頃にジブリに手紙を送ったようです。「どうして両親って分かったの?」と。
そしたら、なんと宮崎駿監督からの返信がありました!
千尋が特別な能力を身につけたから、両親を豚と見分けることができたのではありません。
10歳の女の子が数々の危機をくぐり抜けて、「生きる力」を獲得したら、誰でもそれができるはず。
千尋が両親を見分けられたのは、「生きる力」を身に付けたからだそうです。
何か裏技があったのではなく、「修羅場をくぐり抜けることで直感が鋭くなったおかげ」というわけです。
たしかに、大人になるにつれて何となく直感は育っていきますよね。
豚の集団は、何者なのか?彼らは人間?それとも動物?
千尋は「この中に、お父さんとお母さんはいない」と言い当てます。このシーンで、「この豚の集団は何者なの?」と気になりました。
彼らは本当に豚なのでしょうか?それとも、千尋の両親のように人間だったのかもしれません。
もしも人間でしたら、彼らは誰にも助けてもらえず、このまま食料となってしまうでしょう。
そう考えると、少し後味の悪いシーンに見えてきます。
ラストの車のシーンに驚愕。トンネルをくぐることで、何年も経っていた!
「千と千尋の神隠し」のラストシーンには、驚くべき謎が隠されていることをご存知でしょうか?
千尋は湯婆婆のテストを見事クリアし、トンネルの向こうへと帰っていきます。
そこには父と母がいて、「車の中見てみろよ!ホコリだらけだ!」と言います。
何かおかしい点があるの?
車の中がホコリだらけになるなんてありますか?1年乗っていなくても、そんなことにはならないでしょう。
何が言いたいかというと、トンネルの向こうで過ごしている間に、現実世界では何年もの時が経っていたのです!
根拠となるのはホコリだけではありません。車の周りには、木がたくさん生えています(映画の冒頭ではありませんでした)
また、トンネルの前にあった地蔵の顔がなくなっています。これは、長年の雨で削り取られたからでしょう。
何年も経過していたら、引っ越し屋は大迷惑
映画の冒頭で、「引っ越し屋さんが、先に新しい家に着いてるかも」というシーンがあります。
トンネルをくぐる前、千尋たちは引っ越し屋さんに依頼をしていたのです。
もしもトンネルの向こうで何年も経過していたら、引っ越し屋さんもかなり待たされていることになります。
遅延料金が発生する引っ越し屋さんだった場合、千尋の両親はかなりお金を払わないといけないハメになります。
実は怖い結末。千尋たちは新しい環境になじめるのか?
千尋たちは、現実の世界へ無事戻ってきました。ですが、トンネルの向こうで何年も経っていた可能性が高いです。
その場合、千尋や両親は一体どうなるでしょうか?何年も会社へ行ってなければ、父親はクビになっているでしょう。
あるいは、捜索願が出ている可能性もあります。ハッピーエンドに見えるラストですが、今後のことを考えると大変なのです。
とにかく、これまでの生活からガラリと変わります。ただ、千尋は大きく成長したので、新しい環境でもやっていけるでしょう。
父親の車はアウディ。多摩ナンバーの「多摩34へ19-01」は実在しない!
少しだけ豆知識を紹介します。千尋の父親が乗っていた車は「アウディ」という種類です。
また、ナンバーが映画にはチラッと出ており、そのナンバーは「多摩34へ19-01」です。
このナンバーって実在するの?
もちろんですが、このナンバーは実在しません。もしも実在したら、本当の所有者に迷惑がかかりますからね。