映画「千と千尋の神隠し」で、あるウワサがあります。それは、主人公の千尋が生理を迎えたシーンが登場していることです。
どのシーンのこと?
千尋が生理を迎えたと言われているのは、はじめて油屋で眠りにつくシーンです。
そのシーンで千尋はうずくまり、お腹を抱えて苦しそうにしています。その光景から「千尋は生理では?」と言われているのです。
【千と千尋の神隠し】生理シーンで伝えたいメッセージは「成長したこと」だった?!
「千と千尋の神隠し」で生理シーンが描かれているなんて、思いもしませんよね。
本当なの?都市伝説じゃない?
ジブリ公式では、「千尋が生理になった」という報告はありません。ですので、100%確かとは言えないのです。
ですが、この映画の隠れたテーマを考えると、「ひょっとしたら本当かも・・・?」と思えてきます。
千と千尋の隠れたテーマは「千尋の成長」
映画の冒頭では、千尋は頼りがいのない1人の少女でした。父親と母親がいなければ何もできません。
ですが、トンネルの向こうでの生活を通じて、千尋は大きく成長しました。
成長した証として、ラストシーンの「両親を豚の中から見つけるテスト」があります。
どうして千尋は両親が豚の中にいないって分かったのかな?
実は、これにはジブリからの正式な回答があります。
それは、「千尋は油屋での生活で大きく成長した。成長した子供なら、誰でも見抜けるようになる」というもの。
あのシーンは千尋が成長したことを意味していたわけです。
千尋の成長を示唆するために生理が使われた?「お腹が痛い」
千尋がうずくまって苦しそうにする「問題の生理シーン」。生理というのは、女性が大人になることの証です。
そのため、生理シーンを通じて「千尋が成長しつつある」というのを表現したかったのかもしれません。
ただ、あのシーンが本当に生理なのかは定かではありません。ただ、千尋の成長を描くためと考えれば、あながち間違いではないように思います。
千尋の年齢は何歳なのか?9歳の小学4年生
主人公の千尋は、9歳の小学4年生です。
多くの女性は10~15歳ほどで生理を迎えるので、9歳の千尋が生理を迎えてもおかしくはありません。
映画「魔女の宅急便」でも生理シーンが?キキが魔法を使えなくなった
映画「魔女の宅急便」の主人公はキキです。彼女は突然、魔法を使えなくなります。
どうして魔法を使えなくなったんだろう?
魔法が使えなくなった時、キキはお腹を押さえて苦しみます。「これも生理を描いているのでは?」と言われています。
大人に近づいたキキは現実的になり、魔法が使えなくなったのかもしれません。
坊や従業員たちが血を怖がった理由
ハクが銭婆(ゼニーバ)から契約印を盗んできた時、ハクは血だらけの姿でした。
千尋はハクの看病をしたため、手が血だらけになります。その血を見て、坊や他の従業員たちが怖がったのです。
どうして血を見て怖がったんだろう?
大昔、日本では「血=穢(けが)れたもの」という考えがありました。他人の血に触れたら、不幸や病気がうつると言われていたのです。
そのため、坊や従業員たちは千尋の血を見てビックリしたのでしょう。
【千と千尋の神隠し】千尋とハクは恋愛関係なのか?
ハクと千尋って恋愛関係なのかな?
ハクと千尋は恋愛関係だったのか?
千と千尋の神隠しを観た人の中には、「千尋とハクは恋をしていた」と解釈する人もいるでしょう。
ですが、千尋とハクが恋をしていたような描写はありません。恋というよりも、家族愛のような感じです。
そもそも、ハクは川の神様です。川が人間に恋愛感情を抱くとは考えづらいのです。
千尋がハクに恋愛感情を持っていたら、もっと顔を赤らめるハズ
もしも千尋がハクに恋をしていたなら、もう少し顔を赤らめるなどのシーンが出てくるでしょう。
そういったシーンがないことからも、2人の恋愛説は可能性として低いです。
【千と千尋の神隠し】契約印の呪いが千尋に効かなかったのはなぜ?消えた理由を解説!
映画「千と千尋の神隠し」では、ハクが銭婆(ぜにーば)から魔女の契約印を盗みます。
実はその契約印には呪いがかけられていて、食べてしまったハクは体の中から食い荒らされるのです。
恐ろしい呪いんだよね!
苦しむハクを助けるため、千尋は苦団子をハクに食べさせてあげます。すると、ハクは口から契約印を吐き出しました。
千尋は契約印を帰すため、銭婆の家へ向かいます。到着すると銭婆はおどろきます。
銭婆「あんた、契約印を持ってたのに何もなかったの?!」
契約印は、持っているだけでその人の命を食い荒らします。そのため、本来は千尋も苦しむハズなのです。
ですが、なぜか千尋には呪いが効きませんでした。実は、呪いは苦団子によってすでに消滅していたのです。
魔女の契約印の呪いは消えていた!なぜなのか?
魔女の契約印には「持っている者は亡くなる」という呪いがかけられています。
強力な呪いですが、この呪いは苦団子を食べることで消滅したと考えられます。
千尋がハクに苦団子を食べさせると、ハクは体の中から契約印を吐き出します。その時、契約印は黒い液体に包まれていました。
あのドロドロした液体ね!
その黒い液体こそが呪いの正体だったのでしょう。液体は溶けていき、中に包まれていた契約印だけが残ったのです。
どうして呪いは契約印と分離したのかな?
ハクが契約印を食べたタイミングで、呪いが発動しました。すると、契約印から呪いが出てきてハクのお腹を食い荒らし始めます。
つまり、このタイミングで契約印と呪いは分離したのです。そして、ハクの体内から出ると、呪いは契約印に戻ることなく溶け去ったのです。
ハクが吐き出した黒い生き物は、湯婆婆(ゆばーば)の呪いだった!
ハクが口から吐き出した中には、黒い生き物も混じっていました。
ピョンピョン跳ねてたやつだよね!
あれって一体何だったの?
あれが「ハクを苦しめていた呪い」と勘違いしている人も多いでしょう。ですが、あれは湯婆婆のかけた呪いなのです。
あの呪いをかけることで、湯婆婆はハクを操っていました。ですが、千尋が踏みつけたので、その呪いは消え去りました。
釜爺のえんがちょの意味は?
千尋が黒い生き物を踏みつけたとき、釜爺は「エンガチョ!」と言います。
えんがちょってどういう意味なの?
「えんがちょ」とは、汚れを断つための言葉です。
千尋は黒い生き物を踏んだとき「きたな〜!」と思ってはずです。その気持ちを和らげるため、釜爺は「えんがちょ」と言ったのです。
特別な魔法とかではないんだね笑
ハクが契約印を盗んだのはなぜ?
どうしてハクは契約印を銭婆から盗んだのかな?
ハクは、湯婆婆に「銭婆から契約印を盗んできな!」と命令されていました。
湯婆婆が契約印を盗ませたのは、湯屋の従業員たちを奴隷にするためです。
今のところ、従業員たちにはお金を払って働いてもらっています。ですが、契約印があれば、好きなように契約を書き換えられるのです。
湯婆婆はお金が大好きですので、できるだけ従業員に給料を払いたくありません。そこで、契約を書き換えようと思ったわけですね。
湯婆婆は貪欲だね〜!
千と千尋の神隠しの「千尋」のモデルは屋久島にあった!「千尋の滝(せんぴろのたき)」
映画「千と千尋の神隠し」の主人公は、千尋です。実は、千尋という名前にはモデルがあったと言われています!
千尋のモデルは、屋久島にある「千尋の滝」
そのモデルとは、屋久島にある「千尋の滝」です。読み方は「せんぴろのたき」で、「ちひろのたき」ではありません。
この千尋の滝は、車があれば行ける場所にあります。そのため、屋久島へ行けばレンタカーなどで訪れると楽しいでしょう。
どうして「千尋の滝」という名前が付けられたの?
千尋の滝には、巨大が岩盤があります。
千人が手をつないで輪っかを作ったぐらい大きいので、「千尋の滝」という名前が付けられました。
屋久島には、千尋の滝以外にも、もののけ姫のモデルになった森などもあります。ジブリと馴染みの深い場所なのです。
千尋のモデルは実在の女の子という説も!
千尋のモデルは「千尋の滝」という説がありますが、他にも「千晶」という実在の少女がモデルになったという説もあります。
どんな説なの?
宮崎駿監督の知り合いに千晶という少女がいて、その子をモデルにした作品を作ろうとなりました。
その子は昔、川に靴を落としたそうです。その靴を探すため、多くの大人が協力したとか。
このエピソード、実は主人公の千尋の過去と同じなのです。千尋は昔、「コハク川」という川に靴を落としました。
そのエピソードは、千晶という実在の少女から来ていると言われています。
千と千尋の神隠しの千とは?千尋(ちひろ)の千(ち)が由来!
映画「千と千尋の神隠し」では、主人公のちひろが湯婆婆(ゆばーば)の店で働くことになります。
ですが、ちひろが初めて湯婆婆と出会ったとき、ちひろは名前を奪われてしまいます。そのシーンでは、次のような会話がありました。
湯婆婆「あんた、名前は何て言うんだい?」
ちひろ「ちひろです」
湯婆婆「ちひろなんて、贅沢な名前だねぇ。あんたは今日から千(せん)だよ!」
なんでちひろが千(せん)になったのかな?
ちひろが千と呼ばれたのは、千尋(ちひろ)という漢字の「千」からきています。
ちひろは、漢字で書くと「千尋」になります。湯婆婆は、「千尋」という名前から「尋」を奪いました。
その結果、千(ち)という漢字だけが残ったのです。千は「ち」だけでなく「せん」とも読めます。
千(せん)っていうのは、千尋(ちひろ)の千(ち)が由来だったんだね!
なんで千(せん)って呼ばれてたのか謎だったけど、スッキリした!