今回は映画「ラベンダー妖精の歌」の感想とあらすじです!
(ジャンル・サスペンス)
ストーリー:主人公の女性は、クルマが横転する事故にあって記憶喪失になります。記憶をとり戻すにつれて、おどろきの真実へと迫っていきます。
個人的な点数は50点ですね。
映画「ラベンダー妖精の歌」のあらすじ
主人公の女性には、夫と娘がいます。職業は写真家であり、古い家の写真だけをとっていました。
ある日、娘を迎えにいく途中でクルマが横転しました。その事故が原因で、記憶をうしないます。
夫と娘がだれか分からずに苦しんでいるとき、親戚から「君の親から、家をあずかってるんだ」と連絡がはいります。
その親戚に会いにいくと「君の両親と姉は、何者かに殺されたんだ」と告げられます。
映画「ラベンダー妖精の歌」の感想&考察(ネタバレありの解説です)
※ここからネタバレあります
「ラベンダー妖精の歌」を一言であらわすと、「後出しサスペンス映画」ですね。
主人公の前にナゾの現象がつぎつぎと現れるんですけど、ラストまで観ても「そういうことだったのか!」と驚くことはありません。
ラストに主人公の家族が殺された真実があきらかになりますが、「驚かせたいなら、もっと伏線をはれよ!」って思いましたね。
真実をほのめかすような伏線がなかったため、「ラストで無理やりストーリーをつなげたな〜」とマイナスの印象。
ラストでは、主人公が見ていたナゾの現象は「すべて主人公の妄想だった」ことが明らかになります。
- 青色のパジャマの少女
- ナゾの担当医
- 家族の殺害事件をあつかった新聞
- おもちゃの入ったプレゼント
- 赤色の風船
これらすべては主人公の妄想だったんですね。妄想じゃなければ、お店にたまたま殺害事件をあつかった新聞があるわけないです。
実際の記事は、なにかの「100周年記念」でした。ですが、主人公の頭のなかで「一家殺害事件」に変換されたのです。
主人公はツラい記憶を思い出したくなかったのですが、亡くなった家族が真実にまで導いたのでしょう。
さて、主人公の家族を殺した犯人は「叔父」でした。叔父はスージー(主人公の妹)を娘のように可愛がっており、それがバレて家族を殺しました。
おそらく叔父はロリコンか、あるいはスージーを実の娘として愛していたのでしょう。
あろうことか、叔父は主人公の娘を誘拐し、スージーの代わりとして育てようとしました。(どこまでも変態なやつ)
そして結局、主人公にボコられて事件のあった家に1人残されます。その部屋には「何か」がいて、ベッドの下を見て発狂します。
おそらく、部屋には亡くなった家族の亡霊がいたのでしょう。ベッドの下にいたのは、亡くなったスージーだと思います。
この作品、オチで無理やりストーリーをつなげたような映画です。個人的にはあまり面白くなかったですね。
もうちょっと伏線をはったらマシな作品になったと思います!
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