私は高校生のとき、大学受験に失敗しました。そして浪人へ突入し、なんとか旧帝大に合格することができました。
現役生の頃は成績がほとんど伸びませんでしたが、浪人生の時に急上昇しました。
現役生の頃に勉強をサボっていたわけではありません。浪人の頃と同じぐらい受験に対する意識は高かったです。
では、なぜ現役の頃は成績が伸びなかったのでしょうか?
今回の記事では、現役の頃に伸びなかった原因を考えてみたいと思います。
- 頑張ってるのに成績が伸びない原因を知りたい人
- 受験勉強でやりがちな失敗を知っておきたい人
大学受験不合格体験記!浪人で伸び、現役で不振だった理由
現役生の頃の勉強方法を振り返ってみたいと思います!
数学の勉強では、難しい問題集を使ったのが失敗
数学は大の苦手科目で、受験生の頃は本当に伸び悩みました。
なぜ数学が全く伸びなかったのかというと、レベルの高すぎる問題集を使っていたからです。
最初に手を付けたのは青チャートです。これは、「数学は暗記するな!」という本を参考にして使い始めました。
ただ、高1の頃は因数分解もろくにできないレベルです。理解力が非常に低かったので、とても青チャートを扱える段階ではありませんでした。
坂田アキラシリーズを使ったのは正解
青チャートに挫折し、私は坂田アキラシリーズに救いを求めました。
坂田アキラシリーズは、理解力の低い私でも大まかには理解できる内容でした。
坂田アキラシリーズは、解説が詳しい分、扱っているパターンが少ないです。
そのため、坂田アキラである程度理解したら、黄チャートなどでパターン暗記をすべきです。
自力で解けるレベルの問題で演習をすべきだった
私は問題演習をするとき、チャートなどの類似問題を解いていました。
ただ、チャートなどの類似問題は難しいのです。自力では解けないため、結局答えを見て暗記するしかありませんでした。
演習のつもりが、演習になっていなかったのです。
センター試験に取り組み始めたのは正解
高校2年生の終わりから、センター試験の問題に取り組み始めました。
これが数学が伸び始めた要因です。センター試験の問題は、演習に打ってつけだったのです。
センター試験の問題も、最初は解けませんでした。そのため、最初はただのパターン暗記いで終わりました。
センター試験には多くの類似問題があり、覚えた解法パターンを使えば自力でも解けます。
センター試験のおかげで、ようやく演習を積むことができたのです。その結果、数学の力が徐々に伸びていきました。
物理と化学も演習不足が原因で伸びなかった
物理と化学も、当時の私にはレベルの高い問題集を使っていました。
物理はエッセンスを使い、化学は新標準問題演習を使っていました。
それぞれ良書なんですが、レベルの低い私には扱いこなせなかったのです。
物理と化学もセンター試験のおかげで演習を積むことができた
物理と化学が伸び始めたのも、センター試験で演習を積んだおかげでした。
高校2年の終わり頃から、センター試験の問題を解きまくりました。
センター試験もそこそこレベルが高いのですが、パターンを覚えれば解けるようになります。
最初は間違えて解き直し、パターンを覚えました。そして、新しい問題で演習を積んでいったのです。
演習を積むことで頭の中にあった知識が繋がっていき、応用力が付けることに成功しました。
英語で失敗したのは、英単語を覚えなかったこと
高校1年生の頃、私はずっと英文法の勉強をしていました。
学校の授業は英文法がメインでしたので、学校の試験では高得点を取れました。
ですが、模試は長文がメインですので、模試の点数は散々でした。
英単語を覚えなければ、英語長文は読めるようになりません。それに気づいたのが遅かったのです。
もっと早くから英単語を覚えていれば、英語長文を読めるようになり、成績は上がっていったでしょう。
英文法は大切ですが、ここに拘りすぎると失敗します。
現役の時は、2次試験の力が皆無だった
高2の終わり頃から、私はずっとセンター試験の勉強をしていました。
そのため、2次試験の実力は皆無だったのです。当然、センター後に受けた2次試験はボロボロでした。
演習のできる問題集を見つけていれば、成績はもっと早くに伸びていた
現役生の一番の失敗は、演習のできる問題集を見つけられなかったことです。
私にとって演習のできる問題集はセンター試験の過去問でした。
もっと早くにセンター試験の過去問に取り組んでいれば、成績も伸びて勉強が楽しくなったでしょう。
成績が伸びないなら、自力で解けそうな問題集を探そう!
理系受験で成績が伸びないなら、自力で解けそうな問題集を使ってください。
演習をたくさん積むことで、頭の知識がつながって成績が急上昇し始めます。
自力で解けないレベルの問題で演習しても、成績は伸びません。私は散々でした。
英語力を最短で身に付けたいなら、単語をマスターしよう!
学校では、英文法がメインで教えられています。ですが、それよりも英単語力を伸ばすことに注力してください。
英単語を覚えなければ、受験のメインである英語長文にはいつまで経っても太刀打ちできません。
理系にせよ文系にせよ、英語を得意にしたいなら、まずは英単語をマスターしましょう。
まとめ
今回は、現役生の頃になぜ学力が伸びなかったのか考察しました。
理系科目に関しては演習不足です。英語に関しては英単語不足です。
成績が伸び悩んでいる受験生は、どちらかが不足していませんか?一度自分を振り返ってみましょう。
この記事が受験生のお役に立てばうれしいです!
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