(ジャンル・サスペンス)
個人的な点数は60点ですね。
映画「サマーオブ84」のあらすじ!ジャンルはサスペンス
オレゴン州の田舎町に、少年のデイビーは住んでいます。彼は宇宙人などのオカルトが大好きです。
ある日、町で子供の失踪事件が起きていることを知ります。何人もが誘拐されてまだ見つかっていないのです。
数日後、デイビーは知り合いの警察官マッキーの家の手伝いをします。その時、彼の部屋にたくさんの子供の写真があることに気づきました。
マッキーは「親戚の子だ」と言います。
それからしばらくして、デイビーは友達とかくれんぼをしている時にマッキーの家の中が目に入りました。
そこには、行方不明になっていた少年の顔があったのです。
映画「サマーオブ84」のキャスト&登場人物
- デイヴィー(グラハム・ヴァーチャー)
- イーツ(ジュダ・ルイス)
- ウッディ(ケイレブ・エメリー)
- ファラデイ(コリー・グルーター=アンドリュー)
- ニッキー(ティエラ・スコビー)
- マッキー(リッチ・ソマ)
- ランドール(ジェイソン・グレイ=スタンフォード)
映画「サマーオブ84」の感想&考察(ネタバレありの解説です)
※ここからネタバレあります
サマーオブ84の伏線を回収してみた!イーツの南京錠スキルなど!
さて、本作サマーオブ84には、いくつかの伏線があったのをお気づきになられたでしょうか?
実は、はじめ辺りのシーンで、キャラクターの性格をうま~く表現していたのです。
例えば、イーツがバス停で1人で座っているシーンや、南京錠をはずせるスキルなど。
イーツが孤独なのは、家庭環境のせいです。それがあとあとに登場してきますよね。それに、南京錠のスキルも後々になって役立ちます!
最大の伏線は、冒頭シーンでしょう。なぜ若さあふれる主人公が、あんなにも切ない感じで自転車をこいでいたのか。
それは、ラストで犯人のマッキーに脅されたからなんですね。彼は今後もマッキーの影におびえることになるでしょう。
サマーオブ84は実話なのか?元ネタはあるのか?スティーブンキングを彷彿させるミステリードラマ!
さて、サマーオブ84は実話に感じるかもしれませんが、実話ではありません!創作ストーリーなのです。
映画の雰囲気的に、スティーブンキングが原作なのかな?と思いましたが、どうやら原作はマットレスリーという別人のようです。
ただ、テーマである「連続殺人鬼の警察官」これには元ネタがあります。
その元ネタとは、ゴールデン・ステート・キラーです。ゴールデンステートとは、カリフォルニア州の別称のことです。
カリフォルニア州に住むジョセフ・ディアンジェロは、警察官なのに13人もの殺人を犯しました。
彼は殺人を認めておらず、「自分の中にいる別人格がやった」と言い訳しているようです。
正義の味方のはずの警察官が人殺しなんて、こんなニュースを見たら周りが信用できなくなりますよね。
サマーオブ84の読み方は「サマーオブエイティーフォー」1984年の夏を意味している!
本作のタイトル「サマーオブ84」は、「サマーオブエイティーフォー」と呼びます。
なぜ84なのかというと、舞台が1984年の夏だからです。所々なつかしさを感じさせるストーリーとなっています。
こういった懐かしさを感じさせる作品(ノスタルジー作品)ってなんだか胸に来るものがありますよね!
サマーオブ84に似た映画が見たいなら「ぼくらと、ぼくらの闇」がオススメ!
さて、「サマーオブ84」のような少年が主人公で、どことなく怪しさと懐かしさの混じった作品。
こういった作品が好きな方には「ぼくらと、ぼくらの闇」という作品はいかがでしょう?
少年たちが主人公なのですが、かな~り不気味な雰囲気となっています。サマーオブ84と雰囲気が似ています(ただ、面白いかは別問題です笑)
デイヴィーは最後で死んだかと思ったけど、代わりに永遠に続く恐怖を与えられるという後味の悪いラスト!
さて、最後で主人公がマッキーによって殺されると思いましたが、想定外の結末となりました。
なんとマッキーは主人公のデイヴィーを殺さず、「お前は生かしておく。だが、いつか必ず殺しにやってくる」と脅します。
そして、マッキーは逃亡しました。デイヴィーは「いつマッキーが来るんだ・・・」とおびえる毎日を迎えることになりました。
なかなか後味の悪いラストですよね笑。こんな永遠の恐怖を与えられるぐらいなら、デイヴィーは「マッキーの犯行を暴かなければ良かった」と後悔しているかもしれません。
サマーオブ84の続きはあるのか?犯人マッキーのその後がどうなったか考察!
さて、後味の悪い結末でしたが、続編はあるのでしょうか?おそらく続編はないと考えられます。
もしも続編があって、マッキーがまた殺人を繰り返している、といった内容でしたら、せっかくのラストが台無しになりますよね。
そんなストーリーになったら、ジェイソンのような陳腐な殺人映画となってしまいます。
ラストでマッキーは逃げ、「マッキーはいまだ逃亡中」という新聞記事をデイヴィーは見ます。
その後しばらくマッキーは捕まらず、うまく身を隠すのでしょう。ただ、警察の技術はすごいので、数年後には捕まると思います。
マッキーが捕まってようやくデイヴィーの呪縛は解放されます。その時までは、デイヴィーは恐怖で毎日おびえながら過ごすことになるでしょう。
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