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LOOPERルーパーのラストの意味。ループを閉じるのをレインメーカーが急いだ理由とは?【考察&解説】サスペンス&タイムリープ

映画「ルーパー」の感想&考察&解説映画&ドラマ批評

今回は映画「LOOPERルーパー」の感想とあらすじです!

(ジャンル・サスペンス&タイムリープ)

個人的な点数は50点ですね。

映画「LOOPERルーパー」のあらすじ!ジャンルはサスペンス&タイムリープ

主人公のジョーは、「ルーパー」という職業についています。

ジョーの時代よりも未来では、タイムマシンが開発されています。そして、未来の世界の人間は、殺した人間を過去へ持ってきて処分させています。

未来から連れてこられた人間を処分するのがルーパーの役割です。

ジョーがいつものように処分していると、1人の怪しい雰囲気の男が送られてきました。

その男は未来の自分で、ジョーは驚いて殺すことに失敗し、逃げられてしまいます。

映画『LOOPER/ルーパー』予告編
タイムマシンで送られてきた人物を消すことを生業とするすご腕の殺し屋が、殺しのターゲットとして転送された未来の自分とのスリリングな追跡劇を繰り広げるSFアクション。『インセプション』のジョセフ・ゴードン=レヴィットと『ダイ・ハード』『エクスペンダブルズ』シリーズのブルース・ウィリスが、それぞれ主人公の現在と30年後...

映画「LOOPERルーパー」のキャスト&登場人物

キャスト&登場人物
  • ジョー (ジョセフ・ゴードン=レヴィット)
  • オールド・ジョー (ブルース・ウィリス)
  • サラ (エミリー・ブラント)
  • セス (ポール・ダノ)
  • キッド・ブルー (ノア・セガン)
  • スージー (パイパー・ペラーボ)
  • エイブ(ジェフ・ダニエルズ)
  • シド (ピアース・ガニォン)
  • オールド・ジョーの妻 (シュイ・チン)
  • ベアトリクス (トレイシー・トムズ)
  • オールド・セス (フランク・ブレナン)
  • ジェシー (ギャレット・ディラハント)
  • デイル (ニック・ゴメス)
  • ザック (マーカス・ヘスター)

映画「LOOPERルーパー」の感想&考察(ネタバレありの解説です)

※ここからネタバレあります

 

LOOPERルーパーのラストの意味

タイムリープ系で有名な「LOOPERルーパー」

本作では、未来の人間が、過去の自分に殺されないために「過去を変える」という珍しい設定です。

過去に戻ってきた未来のジョーは、愛する妻を殺されないためにレインメーカーのシドを殺そうとします。

ですが、過去のジョーが自殺し、未来のジョーは消えてなくなります。

どうして未来のジョーは消えたの?

過去のジョーが死んだので、それ以上の未来がないからです。

ジョーが自殺することで、レインメーカーのシドは生き残りました。ですが、シドは母親に愛情を受けて育てられるので、レインメーカーにはならないでしょう。

ラストではシドの愛らしい寝顔が映っており、「シドは穏やかな未来を手に入れる」ということを暗示しています。

シドの母親はジョーの死体に近寄り、顔をなでます。これは、彼への敬意を表した行動でしょう。

レインメーカーがループを閉じるのを急いだ理由とは?

さて、本作では「ループを閉じる」という言葉が出てきます。

これは、過去の自分が未来の自分を殺すことで、それ以上未来が変化しなくなることを意味します。

どうしてレインメーカーはループを閉じようとしたんだろう?

レインメーカーがループを閉じるのを急いだのは、「自分の母親がジョーに殺されたこと」を知ったからでしょう。

 

ジョーが母親を殺したのは、ジョーがルーパーをはじめたのが原因です。

「犯人のジョーを殺せば、母親が助かるのでは?」と考えてループを閉じたのだと思います。

なぜ優しいシドがレインメーカーとなってしまうのか?

さて、シドは一見は優しい子供です。とても頭が良いのが目立ちますが、それ以外は変な点はありません。

そんなシドがレインメーカーとなったのは、母親が殺されてしまったからです。

母親が殺されて性格がゆがみ、超能力を悪いことに使おうと考えます。その結果、シドはレインメーカーとなるのです。

手足が次々ともがれていくシーンが印象的。闇医者の技術、すさまじいな笑

この映画で印象的だったのは、未来からやってきて逃げた男の体が、次々ともがれていくことです。

その男は鼻をもがれ、手足を切断されます。そして体には無数の傷。

こんな状態になったら、「助けてくれーーー!」と乞うしか選択肢はないですよね笑。

それにしても、こんな芸当をやってのけた闇医者もすごいですよね。医者には大金が払われていることでしょう。

なぜフランスではなく中国なのか?

主人公のジョーは、海外へ逃亡するためにフランス語を勉強しています。

ですが、未来の人間に「フランス語ではなく、中国語を勉強したほうがいいぞ」とアドバイスをもらいます。

どうして中国語なんだろう?

将来的に、中国が世界の覇権を握っているからでしょう。今はアメリカが世界の中心ですが、将来的に中国が世界を牛耳る可能性があります。

もしも中国語を勉強していたら、世界の中心の中国で働けるので、ジョーはそのようなアドバイスを受けたわけです。

LOOPERルーパーの疑問や矛盾

さて、ルーパーのようなタイムリープ作品では、必ずと言っていいほど矛盾が生じます。

例えば、未来からやってきたジョーです。

未来からやってきたジョーは、はじめは過去のジョーに殺されます。そんな過去を変えるため、ジョーは30年後に再び過去へもどります。

でも、未来の自分を殺したのは決定事項なので、そもそも過去を変えられるはずがないのです。

あと、鼻や手足をもぎとられる男性。

もしも彼の鼻や手足が過去にもぎ取られたのであれば、彼はそもそも過去へやってこれていません。

柵をのぼることもできないし、車の運転だってできないわけです。

これが2つ目の矛盾です。探せば他にもありそうですが、タイムリープ作品は「こんなもんなんだな」とある程度は受け入れる姿勢で観たほうが楽しいですね!

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