(ジャンル・ヒューマンドラマ)
個人的な点数は60点ですね。
映画「フィールドオブドリームス」のあらすじ!ジャンルはヒューマンドラマ
主人公のレイ・キンセラは、妻と娘の3人で暮らしています。彼はトウモロコシ畑を営んでおり、それで生活をしています。
ある日、トウモロコシ畑にいる時に「それをつくれば、彼らが来る」という言葉を耳にしました。
空耳かと思いましたが、それから何度も同じ声が聞こえるのです。
半信半疑ながらも、レイはトウモロコシ畑の一部を切り開き、野球場を作りました。
ある夜、娘が「野球場に誰かいるよ!」と気づきました。そこへ行くと、野球界を追放され、すでに亡くなっている靴なしジョーがいたのです。
映画「フィールドオブドリームス」のキャスト&登場人物
- レイ・キンセラ(ケヴィン・コスナー)
- アニー・キンセラ(エイミー・マディガン)
- カリン・キンセラ(ギャビー・ホフマン)
- シューレス・ジョー・ジャクソン(レイ・リオッタ )
- マーク(ティモシー・バスフィールド)
- テレンス・マン(ジェームズ・アール・ジョーンズ )
- Dr.アーチボルト・"ムーンライト"・グラハム(バート・ランカスター)
- アーチー・グラハム(フランク・ホエーリー)
- ジョン・キンセラ(ドワイヤー・ブラウン)
- バック・ウィーヴァー(マイケル・ミルホーン)
- エディ・シーコット(スティーヴ・イースティン)
- スウィード・リスバーグ(チャールズ・ホイエス)
- チック・ギャンディル(アート・ラフルー)
映画「フィールドオブドリームス」の感想&考察(ネタバレありの解説です)
※ここからネタバレあります
フィールドオブドリームスのラストシーンのその後。たくさんの観客が現れて20ドル(2000円)のチケット代を払ってくれる
野球場を作ったせいで、レイ一家はトウモロコシで収入を得ることができなくなりました。
そこで、妹の兄が「残りのトウモロコシ畑を売れ。そうすれば家は残る」と提案してくれます。
その時に娘が「大丈夫だよ。たくさん人が来るから」と謎めいた発言をします。
さらにテレンスマンが「たくさん人がやってくる。そして、20ドルを払って野球場のまわりに座る。彼らは昔をなつかしむのだ」と言います。
ラストシーンでは、レイの作った野球場にたくさんの車が列を作っていました。おそらく彼らは野球観戦にやって来たのでしょう。
でも、普通の人は幽霊が見えないんじゃない?
野球選手たちは幽霊です。見えるのは限られた人で、叔父もはじめは見えていませんでした(見えてからは「絶対に野球場を売るなよ!」と賛成してくれるようになりましたが)
私が思うに、ラストシーンではだれもが野球選手が見えるようになったのだと思います(夜だけだと思いますが)
そのため、車でやって来た人たちは野球観戦ができ、テレンスマンの言ったとおりに20ドルを払ってくれるのでしょう。
その日だけでなく、次の日からも夜にはたくさんの人がやって来て、20ドル払ってくれます。
それが積み重なれば、レイたちの借金もすぐ返済できるでしょう。これからレイたちは裕福な家庭になると想像できます。
テレンスマンがトウモロコシ畑へ消えていった。彼は幽霊だったのか?どうなったのか考察!
さて、「それをつくれば、彼らがやって来る」という声の次に、「彼の痛みをいやせ」という声が聞こえるようになりました。
その彼とは、テレンスマンのことです。テレンスマンは、実在するJDサリンジャーをモデルにした人物です(有名なライ麦畑でつかまえての著者)
テレンスマンは有名な作家でしたが、世間から批判をされるようになり、「もう疲れた」とひっそり生活を送るようになりました。
ですが、彼はそんな生活に納得していません。本当は、「もう一度世間に考えを広めたい」と考えているのです。
そんな時にレイが現れます。そして、2人で野球場へ行ってから、レイの家へ行きます。
そこでテレンスマンは野球場の幽霊たちを見て感動します。その後、テレンスマンは幽霊たちに「付いてきなよ」と誘われます。
テレンスマンも幽霊だったってこと?
私が思うに、テレンスマンは幽霊ではありません。彼は生きており、向こうの世界へ行ってからも帰ってきます。
そして帰ってきてからは野球場についての小説を発表します。それが大ヒットし、再び作家としての花を開かせると予想しています。
アーチ―グラハムは、実在するムーンライトグラハムを基にしたキャラクター!
本作で印象的なのは、アーチ―グラハムという医者でしょう。このキャラは「ムーンライトグラハム」という実在の人物を基にしています。
アーチ―グラハムはすでに死んでいましたが、幽霊の状態でレイの前に現れました。
そして、レイが「あなたの望みをかなえる。野球場でヒットを飛ばして、ホームベースに抱きつくというあなたの望みを」と提案します。
そして、グラハムはレイと一緒に野球場へ向かいます。少年の姿で。
グラハムは野球を楽しそうに行います。ただ、レイの娘がのどを詰まらせたので、急いでフィールドの外へ出ます。
その姿は元のおじいさんで、娘を助けてすぐに消えていきました。彼はふたたび大好きな野球をできて喜んだことでしょう。
声の正体は、神様か父親。痛みを感じる人々に救いの手をさしのべる
「それをつくれば、彼らがやってくる」「彼の痛みをいやせ」という言葉を放ってきたのは、ナゾの声でした。
その声の正体は何だったのでしょう?おそらくは神様か、レイの父親でしょう。
レイの父親は、野球が大好きでした。ですが、その夢をたくしてくる父親をレイはニガテに感じていたのです。
その結果、レイは家を飛び出し、父親はその後亡くなりました。
レイはずっと後悔していたのですが、父親の幽霊が現れてキャッチボールできたので、傷をいやすことができたのでしょう。
「彼の傷をいやせ」は、テレンスマンではなく、レイの傷だったのだと思います。
個人的にはちょっとつまらない作品だった。野球ファンなら楽しめるのかな?
さて、名作と名高いフィールドオブドリームスですが、個人的には退屈な作品でした。
あまり野球に詳しくないので、野球の喜びに共感できないんですよね。あと、あまりにファンタジーすぎるので現実感もありません(私は現実感のあるストーリーが好き)
おそらく、野球ファンなら楽しめる作品だと思います。「死んでからも野球ができるなんて最高!」という風に共感できるのでしょう。
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