(ジャンル・サスペンス)
個人的な点数は70点ですね。
映画「ヴィジット」のあらすじ!ジャンルはサスペンス
姉のベッカと弟のタイラーは、母親と3人で暮らしています。
母親は両親と仲が悪く、子供の頃に家でしたことがきっかけで、何十年も会っていません。
そんな祖父母から「孫たちに会いたい」という連絡がきます。
「1週間だけなら・・・」と母親はベッカとタイラーを祖父母に預けることにしました。
ベッカとタイラーは祖父母を訪ねると、温かく迎えられました。ですが、その日の夜、おかしな物音が聞こえてきました。
音のする方へ行ってみると、そこには裸になってゲロを吐いている祖母がいたのです。
映画「ヴィジット」のキャスト&登場人物
- ベッカ (オリビア・デヨング)
- タイラー (エド・オクセンボールド)
- ママ (キャスリン・ハーン)
- 祖母 (ディアナ・デュナガン)
- 祖父 (ピーター・マクロビー)
映画「ヴィジット」の感想&考察(ネタバレありの解説です)
※ここからネタバレあります
映画「ヴィジット」祖父母の正体とは?(※この作品は実話ではありません)
さて、話題作「ヴィジット」は、とにかく不気味なストーリーでした。
ベッカとタイラーが祖父母を訪れるのですが、祖父母がとにかく変なのです。ゲロを吐きちらかしたり、小屋にはクソまみれのオムツがあったり。
ベッカとタイラーが床下で鬼ごっこをしていると、祖母が狂ったように楽しそうに追いかけてきたり。
「この祖父母は、いったい何者なんだ・・・」と気になりますよね。
さて、結論から書きますと、この2人は精神病棟から逃げ出してきた患者です。
ベッカとタイラーの祖父母は別にいたのですが、彼らに殺されて地下に隠されていました。
偽の祖父母は「シンモヒテリア星」という謎の世界を信じています。そして、そこに行くためには「水の中に沈まないといけない」と考えています。
祖母は、自分の子供をシンモヒテリア星へ連れていくため、カバンに押し込んで溺死させました。
それが原因で、祖母は精神病棟へ入ります。ですが、精神がまともになってくると、「子供を殺してしまった・・・」と罪悪感を抱えるようになったのでしょう。
そのため、ベッカが「娘と別れた日、何があったの?」という質問に対してパニックになるわけですね。
祖父母が偽物だったのは、伏線で明らかだった!
さて、祖父母の正体は精神病棟から逃げてきた患者でした。つまり、偽物だったのです。
実は、この2人が偽物であることは伏線で明らかでした。映画の序盤で、祖母がパソコンのカメラを故障させます。
なぜ故障させたかというと、ベッカたちの母親に姿を見られないためです。
もしもパソコン越しに姿を見られていたら、すぐに偽物だと明らかになっていたでしょう。
映画「ヴィジット」のもう1つのエンディング!
この映画には、もう1つのエンディングがあります。ですが、それほど大きな違いはありません。
ベッカとタイラーの本物の祖父母は、地下で死体の状態で見つかりました。
その地下から、祖父母からの手紙が見つかったのです。そこには、「娘のことを愛している」と書いてありました。
その手紙を読んだベッカとタイラーの母親は、ラストシーンで号泣します。これがもう1つのエンディングなのです。
首吊りシーンが恐怖。あと、オーブンに閉じ込めるシーン。
個人的にビックリしたのは、首吊りシーンですね。祖父母をたずねてきた女性が、首吊りで殺されていたのです。
また、もう1つのビックリシーンは、ベッカがオーブンに閉じ込められるシーンです。
祖母が「奥まで掃除してね」と言い、奥まで入った瞬間に扉を閉めます。明らかにワザとですね。
あのままスイッチを入れられていたら、ベッカは焼け死んでいたでしょう・・・。想像するだけで恐ろしいです。
クソまみれのオムツを顔につけられるシーンは笑った。あと、ボードゲームのシーンは不気味さが最高
この映画で、個人的に笑ったのはタイラーがクソまみれのオムツを顔につけられるシーンです。
祖父「俺はお前のことが最初からキラいだった。そういえばお前、潔癖症だったよな?」
そしてタイラーは顔面がクソまみれに。タイラーが生意気な子供なので、なんとなくスカッとしました笑。
あと、ボードゲームのシーンは個人的にお気に入りです。祖父が漏らしたり、祖母がお菓子を食べて「イエーイ!」と叫んだり。とにかく不気味さがいいですね。
ラストシーンが無駄。ラップシーンとか誰が得するんだよ!母親の感動シーンもいらんわ!
さて、この映画は途中までは不気味で面白かったのですが、ラストシーンがとにかく蛇足でしたね。
母親の感動シーンとか、マジでいりません。あのまま不気味なラストで終わらせていれば良かったものの・・・
さらに、タイラーのラップシーンは本当に不要です。誰も見たくありません!!笑
ベッカが鏡を見なくなった理由は?
姉のベッカは、父親が去ってから鏡を見れなくなりました。おそらく、現実と向き合うのが怖くなったからでしょう。
「鏡を見る=現実を直視する」ということなので、父親のいなくなった現実を受け入れてしまうことになります。
ベッカは父親を恨んでいましたが、一方で父親が好きだったのでしょう。
弟のタイラーが潔癖症になったのも、父親が原因です。やはり、親がいなくなることは子供にとってツラいことなのでしょう。
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