(ジャンル・ヒューマンドラマ&ヒストリー)
個人的な点数は70点ですね。
映画「イエスタデイ」のあらすじ!ジャンルはヒューマンドラマ&ヒストリー
主人公のジャックは、歌手になることを夢見て音楽活動をしています。
友人のエリーはジャックの才能を信じており、彼のためにコンサート依頼の話などを持ってきてくれます。
ですが、どのコンサート依頼も小さなものばかり。誰も注目してくれず、ジャックは歌手の夢をあきらめます。
そんなある日、世界が同時に停電します。すぐに元に戻りましたが、ジャックは異変に気づきます。
「世界からビートルズがなくなっている」あの伝説的なビートルズの存在を誰も知らず、歌ももちろん知りません。
そこで主人公は、覚えているビートルズの曲を発表し、世間から注目されるようになります。
映画「イエスタデイ」のキャスト&登場人物
- ジャック・マリック(ヒメーシュ・パテル)
- エリー・アップルトン(リリー・ジェームズ)
- ロッキー(ジョエル・フライ)
- デブラ・ハマー(ケイト・マッキノン)
- エド・シーラン(本人)
映画「イエスタデイ」の感想&考察(ネタバレありの解説です)
※ここからネタバレあります
個人的には楽しめたけど、ビートルズファンにはつまらない作品だと思う
この映画、ものすご〜く珍しい設定なんですよ!
「世界からビートルズが消える」なんて設定、よく思いつきましたよね!(こんな設定はじめてです!)
斬新なストーリーなので、個人的にはそこそこ楽しめました。ただ、ビートルズファンにはつまらないと思います笑
どのあたりがつまらないと思うの?
この映画では、ビートルズがけっこう酷評されるんですよ。「この曲は浅い!」「ジュードなんて子供はいない!」
ファンからすると、好きなビートルズが酷評されるのは気に食わないでしょう。
この映画、全体的にビートルズを雑に扱ってるんですよ。彼らに対するリスペクトが低いのです。
「ジュードではなくデュードに変えようよ!」「ギターを軽めに入れてくれる?オッケー!それっぽくなった!」
本物のビートルズファンだったら、こんなセリフは入れないでしょう。
歌詞さえあれば、ビートルズは再現できるのか?ファンをイライラさせる「ひどい点」はココ!
この映画は、「ビートルズの歌詞さえあれば、誰が歌っても世界的にヒットする」というストーリーです。
主人公は一応はプロ歌手ですが、それでもヒットしない3流歌手でした。
そんな人でも世界中にヒットするという設定は、ビートルズを雑に扱っているように感じます。
この設定は、かなりビートルズファンをイライラさせていると思います。
コーラやハリーポッターはなぜなくなった?消えたものの共通点!
さて、この映画ではビートルズだけでなくコーラやハリーポッターも消えています。
主人公の母親がペプシを持ってきてくれ、「コーラをちょうだい」と主人公が言います。
すると母親は「コーラって何?」と答えるのです。また、ラストシーンでは彼女が「ハリーポッターって何?」と言います。
どうしてコーラやハリーポッターが消えたんだろう?
まず、コーラが消えたのは、ビートルズがコーラのスポンサー(宣伝活動)をしていたからです。
もしもビートルズがいなければ、この映画のようにコーラは普及しなかったかもしれません。
また、ハリーポッターが消えたのは、作者のJKローリングがビートルズのファンだったからだと推察されています。
作家は曲からアイディアを思いつくことがあるので、ビートルズがなければハリーポッターが生まれなかったかもしれません。
イエスタデイのラストはイマイチ。もう少しひねりを入れて欲しかった。
この映画のラストでは、主人公が「今までの曲、すべてビートルズというバンドからパクったんです!」とコンサート会場で暴露します。
それが原因で、主人公は歌手生活を終えます。そして、地元で彼女といっしょに幸せな生活を送ります。
ただ、個人的に、ラストにはもう少しひねりを入れて欲しかったです。
もう少しどんでんを期待していたので、暴露で終わりというのは物足りなかったです。
イエスタデイの映画の小ネタをまとめてみた!
さて、この映画にはいくつかの小ネタがあります。
- 海の男はジョン・レノン
- 曲の発表順が、実際とは違っている
- 音楽のアップロードは違法です!
①さて、ラストシーンで海に住んでいる男性が出てきましたよね。あの人はジョンレノン本人です。
もしもビートルズを組まなければ、ジョンレノンはあのような人生を過ごしていたのでしょう。
②曲の順番は、実際とは違っています。ビートルズの曲のクオリティは年々上がっています。
もしも古い方から発表したら、クオリティが下がることになります。そこはファンは気になったのでは??笑
③ラストシーンで、音楽をアップロードして「みんな、俺の曲を自由に使ってくれ!」と言います。
ただ、これは実際には違法です。会社と契約してるんだから、話を通しておかないと法律に触れるでしょう。
イエスタデイを覚えていた2人組
さて、このパラレルワールドでは、主人公以外にも2人の男女がビートルズを覚えていました。
彼らはビートルズの大ファンで「あなたがビートルズをこの世界でも広めてくれて感謝している!」と主人公を応援します。
この2人には特に共通点はありませんが、「ビートルズのなくなった世界でも、彼らの曲を求める人たちがいる」というのをアピールしたかったのでしょう。
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