ジャンル・クライム(犯罪系)
ストーリー:タイの天才少女が、高校の友人のために大規模なカンニングを計画する。
個人的な点数は80点ですね。
映画「バッドジーニアス」のあらすじ!ジャンルはクライム
主人公の少女(リン)は、タイの高校に通っている天才高校生です。そんなリンには、演劇好きの友人がいます。
その子は成績が悪く、テストで高得点を取らなければ演劇に出ることができません。
リンはその子が演劇に出れるようにするため、テストの答案を見せてあげます。おかげで、その子は高得点を叩き出します。
その後、リンは別のクラスメイトにも「答案を見せてくれないか?代わりに報酬を渡すから」と頼まれます。
リンの家は貧しいため、大金に目がくらんでその頼みを引き受けます。
映画「バッドジーニアス」のキャスト&登場人物
- リン→チュティモン・ジョンジャルーンスックジン
- バンク→チャーノン・サンティナトーンクン
- パット→ティーラドン・スパパンピンヨー
- グレース→イッサヤー・ホースワン
- リンの父親→タネート・ワラークンヌクロ
映画「バッドジーニアス」の感想&考察(ネタバレありの解説です)
※ここからネタバレあります
全体的にハラハラドキドキする良作!カンニングをテーマにした作品は初?
話題作の「バッドジーニアス」は、以前から気になってたんですよね〜。カンニングがテーマの作品というのは初めてです。
マンガとかだと、「カンニング〜」っていう小学生向けの作品を読んだことがあります(知ってるかな?笑)
カンニングがバレるかバレないか。そういったシーンが多いので、ハラハラドキドキしながら観れる良作だと思います。
お金持ちと貧乏人の格差がすごい。タイってこんな感じなの?
貧乏人のリンとバンク。金持ちのグレースやパット。
リンとバンクは必死で勉強して、それでも大変な生活を送っています。なのに、グレースやパットは遊びながら毎日気ままに過ごしています。
お金持ちと貧乏人の格差ってすごいですよね。中国の格差はとんでもないって聞きますが、タイもそんな感じなのでしょうか?
バンクの闇落ちがかわいそうすぎる(泣)ゴミ捨場でボコボコ、最後は金の亡者に。
この映画でもっとも可哀想なのは、もう1人の天才高校生のバンクです。バンクは家が貧乏な洗濯屋で、母に楽をしてもらうために頑張っています。
真面目に頑張ってきたのに、リンのはじめたカンニング計画のせいで、ゴミ捨場でボコボコにされます。
そのせいで、バンクは留学の試験を受けそびれました。その後、リンに誘われてカンニングの手伝い。
不幸なことに、バンクは試験会場でカンニングがバレます。それが原因で、夢の留学もなくなりました。
バンクは「俺はもう夢を捨てた。不正でも何でもやって金を稼いでやる!」と闇堕ちしていきます。
バンクに脅されてもリンはカンニングを告発した。グレースやパットはどうなった?
バンクは「リン、お前のせいで留学はなくなった。これからは俺の金儲けに付き合え」とリンを脅します。
それでも、リンはカンニングを告発し、正しい道へ歩むことを決めます。
カンニングが発覚したら、海外の大学へ進んだグレースやパットは退学になるでしょう。
可哀想ですが、不正をしたのですから仕方ないですよね。彼らの親はお金持ちですので、退学しても幸せな人生を送れると思います。
中国の実話にきっかけを得た作品。どこまでが実話かというと、時差を利用するところまで!
この作品のベースになったのは、中国のカンニング事件です。中国で、時差を利用したカンニングが行われました。
タイの監督は、その事件を知ってこのストーリーを思いついたそうです。ですので、リンやバンクは実在しません。
あくまで実話なのは、時差を利用したところだけです。他は完全なオリジナルストーリーというわけです。
スマホはトイレに流れんわな笑
この映画で個人的に印象に残ったのは、バンクがスマホをトイレに流そうとしたところです。
バンクは折って小さくすることで流そうとしましたが、間に合わずにそのまま流すことになります。
でも、スマホのサイズはデカいので、案の定トイレに詰まります。
バンクのスマホを調べたら、グレースたちの不正もバレたのでは?
この映画で気になったのは、バンクの不正が発覚したシーンです。ラインを調べたら、一発で誰に送ったのかバレそうですが。
そこは映画なので、大目に見てるのだと思います。実話だったら、ここですべてが明るみになりそうです。
カンニング作品は今後も出てほしい!
初めてのカンニング作品ですが、とてもハラハラドキドキする良作でした。こういった作品は今後も出てほしいです。
もっと驚くようなカンニング技術が出てくれば、さらに見応えが出ると思います!
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