今回は映画「フリーダムランド」の感想とあらすじです!
(ジャンル・サスペンス)
ストーリー:白人の母親が息子を誘拐されます。犯人は黒人だと告げたため、その日から黒人への風当たりが強くなります。
個人的な点数は30点ですね。
映画「フリーダムランド」のあらすじ
白人の母親が、「黒人が息子を誘拐した」と警察に通報します。
白人は優遇されるため、警察は全力で捜査をおこないます。一方で、町に住む黒人への風当たりは強くなっていきます。
刑事の一人が母親に「息子を探す手がかりがいる。何があったか教えてくれ」と話します。
しかし、母親はヒステリーになって何も話しません。その様子に、刑事は違和感を抱きはじめます。
映画「フリーダムランド」の感想&考察(ネタバレありの解説です)
※ここからネタバレあります
個人的に、この作品は低評価です!もうね、母親の演技にずっとイライラさせられるんですよ!本当に!
刑事「何があったのか教えてくれ」
母親「もう何も言うことはないわ!」
ボタンティアの女性「息子さんを見つけたいの。どこで誘拐されたのか教えて」
母親「夜のことだったから記憶があいまいなのよ!」
ああああ!!!イライラするうう!!!自分の息子がさらわれたんだから、もっと捜査に協力しろよ!
主人公の刑事さんは人間ができてますね。私が刑事だったら、思いっきり怒鳴ってやりたいですから笑。
結局、息子は誘拐されていませんでした。母親がビリーという黒人と不倫してる間に、息子が「咳止めのシロップ」を飲み過ぎたのが原因です。
この母親は本当に人騒がせな人間ですよ!よりによって「黒人に誘拐された」なんて差別的な証言をするんですから!
このせいで、どれだけの人間が迷惑をかけられたことでしょう?黒人たちはブチギレですよ。
さらにイライラさせられたのがラストの「ビリーは息子を運んでくれて、お墓を作ってくれたの」というセリフです!
ビリーに感謝してるんだったら、「黒人に誘拐された」なんて嘘をつくんじゃねえ!!
口では良いことを言っても、行動は真逆のことをしている。そこがイライラするんですよ!
この母親、本当に自分勝手すぎます!
少し冷静になりますと、この女性は他人の感情に共感する能力が十分に成長してないんですよ。それが原因で、周りをイライラさせる行動をとったのだと思います。
本人は周りに迷惑をかけている実感がないんですよ。共感能力が不十分だから、周りに迷惑をかけてることが分からないんです。
これは遺伝や生活環境も関係してるので、母親だけが悪いとはいえません。でも、警察に嘘をつくのが悪いことぐらいは分かるでしょ!
この映画のラストシーンもとにかく気に食わなかったです!
刑事が、刑務所にいる息子に会いにいって涙を流すんですよ。「息子が生きてくれてるだけでうれしい」という気持ちなんでしょう。
このシーンね、無理やりいい話へ持っていこうとしてるのが見え透いてるんですよ。
そのあと、刑事は母親の息子がなくなったところへ行きます。そして、多くの人がお供えをしているのに感動します。
「あのさあ、良い話に持っていこうとしてるけど、黒人への差別はどうなったんだよ?」
母親の嘘のせいで、黒人たちは大きな迷惑をかけられました。それをガン無視して、親子の絆という良い話に持っていこうとする。本当にふざけたラストです!
ストーリーに一貫性がなさすぎる!「良い話にしたいんだったら、もっと構想を練らんかい!」と説教してやりたい作品でしたね!
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