今回は映画「ディストピアパンドラの少女」の感想とあらすじです!
(ジャンル・ゾンビ)
ストーリー:ゾンビウイルスが広がった世界。そこでは、知性を持ったゾンビの子供が生まれます。
個人的な点数は75点ですね。
映画「ディストピアパンドラの少女」のあらすじ
ゾンビウイルスが世界中に蔓延し、人間の多くはゾンビになってしまいました。
大人のゾンビは知性を持っていません。ですが、ゾンビから生まれた子供は「知性を持ったゾンビ」です。
人間はゾンビの子供を管理し、ゾンビウイルスのワクチンを作ろうとします。しかし、ワクチンが完成しかけたところで、ゾンビが人間のすみかをおそってきました。
人間たちは1人の子供ゾンビを連れ、ワクチンを作れる場所を目指します。
映画「ディストピアパンドラの少女」の感想&考察(ネタバレありの解説です)
※ここからネタバレあります
ゾンビ映画なのですが、設定がとにかく珍しいです!
- ゾンビから生まれた子供は、知性がある
- ゾンビの子供は、母親の内臓を食いやぶって生まれる
- ゾンビは音と匂いにだけ反応する
「母親の内臓を食いやぶって生まれる」という設定がエグい・・・。こんなエグい発想よく思いついたなーって感心しました笑。
ところで、「ゾンビは音に敏感という」設定はだれが考えたのでしょう?他のゾンビ映画でも、ゾンビは音にやたら敏感なんですよね。
人間は五感のどれかを失うと、他の五感がするどくなります。それで、視覚を失ったゾンビは聴覚がするどくなるのかもしれません。
さて、この映画はラストもめずらしい終わり方をします。子供ゾンビがウイルスをばらまき、世界中がゾンビの世界になるんですよ。
人間にとってはバッドエンドですが、ゾンビたちにとってはハッピーエンドです。
医者の女性は「メラニーを殺してワクチンをつくる!そうすれば人間の世界にもどる!」と考えていました。
一方で、子供ゾンビのメラニーは「かしこい子供ゾンビが育てば、もとの人間社会みたいになるんじゃね?」と考えます。
この発想にはなるほどと思いましたね。ただ、女教師はかわいそうですけどね笑。
女教師は、最後の人間です。女教師は子供ゾンビを教育し、やがては老いて死んでいくでしょう。
そしたら、地球はゾンビだけの世界になります。でも、子供ゾンビは教育を受けているので人間のような社会をつくれるでしょう。
ゾンビだけの世界になってハッピーエンド のようですが、出産のときが大変です。子供ゾンビを産んだら、母親は内臓を食い破られるんですからね笑。
そもそも、子供ゾンビの間に子供が生まれるのかも分かりません。もし生まれるのであれば、ゾンビはどんどん増えていくでしょう。
世界中はゾンビだらけの世界になります。ゾンビは死なないので、地球はやがてゾンビで埋め尽くされるでしょう。
そうならないためには、ゾンビ同士が殺し合わないといけません。想像すれば想像するほどイヤな世界ですね。
ゾンビにとってはハッピーエンドのように思えるラストですが、将来を考えれば「これで本当に良かったのか?」と思えてきます。
ラストにちょっと疑問を感じたものの、珍しい設定の良作ゾンビ映画だと思います!
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