今回は映画「バトルロワイヤル」の感想とあらすじです!
(ジャンル・サバイバル&殺し合い)
ストーリー:バトルロワイヤル法。その法律では、選ばれた高校生が生きのこるために殺しあいます。
個人的な点数は75点ですね。
映画「バトルロワイヤル」のあらすじ
ゆとり世代によって、日本の経済はどんどん悪くなっていきました。その状況をよくするため、「バトルロワイヤル法」がつくられたのです。
その法律では、選ばれたクラスの高校生たちが、最後のひとりになるまで殺しあいます。
あるクラスが選ばれ、修学旅行中にバトルロワイヤルへ参加させられます。クラスの先生は反対しましたが、それが原因で殺されてしまいます。
高校生たちはパニックになり、なんとか生きのびようと殺しあう決心をします。
映画「バトルロワイヤル」の感想と考察(ネタバレあり)
※ここからネタバレあります
この映画でいちばん注目すべきは、ビートタケシが演じたキタノ先生でしょう。ビートタケシのひねくれた表情が、いい味を出しています笑。
ビートタケシは最初から最後までまじめな表情なので、感情がまったく読めないんですよ。そこが怖かったですね。
さて、印象にのこったシーンは次の4つです。
- 光子と桐山の戦い
- 七原が毒をもられるシーン
- 「死ぬ前にヤラせて」とお願いするシーン
- 典子とキタノが2人で話をしてるシーン
まず、光子と桐山の戦いについて。光子は必死に桐山とバトルしますが、殺されてしまいます。
死ぬ直前に「私は、うばう側になりたかっただけ」と出てきます。この言葉は、光子の過去と関係があります。
光子は小学生のころ、母親に売られて男にヤラれそうになります。小学生の光子は、抵抗して男を階段から突きおとして殺します。
その事件がきっかけで、光子は強く生きることを誓います。奪われる(弱者)のではなく、奪う側(強者)を目指して生きてきたのです。
印象にのこった2つ目のシーンは、七原が毒をもられそうになったところです。
七原は海へ飛び込んだあと、灯台にいた女子と合流します。その内の1人が、七原を怖がっていたのです。
そして、クリームパスタに毒をもります。でも、そのパスタを友人が食べてしまい、その子を殺してしまうのです。
それがきっかけで殺し合いに発展するという、まさに地獄絵図。生きるか死ぬかの状況だと、こんなことが起きるんですね。
印象にのこった3つ目のシーンは、女子が「死ぬ前にヤラせて」とお願いされるシーン。
これは最高にゲスかったです笑。こういう殺し合いでは、性欲に走る男が1人はいるんですよね笑。
映画では、女子がナイフでその男を返りうちにします。小説では、爪を男子の目に食いこませて殺すんですよ。
このシーンは、小説のほうが現実感があって良かったです。映画では、陸上部の女子が強すぎるんですよ笑。
印象にのこった4つ目のシーンは、キタノと典子が2人で話している回想シーンです。
キタノが先生をやっていた頃、典子はキタノと河原で話をしていました。映画ではセリフがありませんでしたが、次のような会話がされていたようです。
キタノ「俺といっしょに居るとこ見られたら、お前がイジメのターゲットになるぞ。いいのか?」
典子「別にいいよ。キタノ先生、私の秘密をおしえてあげる。キタノ先生を刺したナイフ、私が持ってるんだよ。机に入れてあるんだけど、それが今では私の宝物なの」
キタノ「こういう時、なんて言えばいいか分からねえな・・・」
典子は、キタノのことを尊敬していたのか、あるいは少し恋心を抱いていたのかもしれません。それで、キタノを刺したナイフを大切に持っているのです。
バトルロワイヤルで生き残ったあと、典子は家の机からナイフを持ってきました。そのナイフが、キタノのことを刺したナイフなのです。
その河原での出来事がきっかけで、キタノは典子のことを気に入りました。そして、雨の日にわざわざ傘を差し出してくれたのです。
また、典子がバトルロワイヤルで生き残る絵までかいていたのです。
小説もすごく面白かったのですが、映画はまた別のおもしろさがありました。どうやら、バトルロワイヤルには2があるそうです。
そちらは、生き残った七原が政府に復讐をするストーリーのようです。そちらも観たら感想を書きたい思います!
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