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80点【アメリカンサイコ】カタルシスの意味を知ったら怖くなる【感想&考察】|Netflix

映画&ドラマ批評

今回は映画「アメリカンサイコ」の感想とあらすじです!

(ジャンル・サスペンス映画)

(Amazonでのレビュー数は702回!評価は星4.5!)

ストーリー:エリートサラリーマンの主人公は極端なナルシスト。自分よりも優れた人間を生かしておきません。

個人的な点数は80点ですね。ラストは最高です。

さて、ひとまずあらすじへいきましょう!

予告はコチラ↓↓

アメリカン・サイコ (字幕版)
パトリック・ベイトマン(クリスチャン・ベール)は、成功と地位とスタイルに取り付かれたウォール街のヤッピーで、彼にはとても魅力的な婚約者(リース・ウィザースプーン)がいる。彼はまた、挑発も目的もなしに他人と知り合い両方を強姦、殺害、侮辱する精神病の殺人鬼でもある。物議を醸した小説を基に映画化されたこの作品は、恐ろし...

アメリカンサイコのあらすじ(Netflix)

主人公はエリートサラリーマンで、極端なナルシスト。

毎朝起きたら体を鍛え、美容には徹底的にこだわります。

ある日、同僚が自分に名刺を見せてきました。その名刺は、自分のよりもセンスが良いのです。

嫉妬心を抱いた主人公は、同僚を酔わせてから家に呼び、斧で殺害します。

アメリカンサイコの感想と考察(ネタバレあり)

平気で人を傷つける主人公は、正真正銘のサイコパスですね。

私の印象に残っているのは、ホームレス男性をナイフで刺し殺したシーン。

食べ物をあげるフリをして、ホームレスをぬか喜びさせます。そして、喜んだところで暴言を吐き、絶望へと突き落とします。

サイコパスは、人の感情が読めないと思っていませんか?

実は、人の嫌な感情には共感できるんですよ。だからサイコパスは、人を嫌な気分にさせるのが得意なのです。

さて、この映画で少し疑問に感じたのは、娼婦2人が泣きながら家を出ていくシーンです。

主人公は翌日、針で頭を刺す人のジョークを同僚にはなします。おそらく、主人公も娼婦たちの頭を針で刺したのでしょう。

家を出ていく娼婦の1人は、鼻血を出していました。でも、頭を刺したのなら生きていられないはずです。

チェーンソーで殺された娼婦は、「あの後、緊急手術が必要だったのよ!」と怒っていました。

刺したといっても貫通させるほどではなく、少し差し込んだレベルでしょうか。このシーンはもう少しハッキリさせて欲しかったです。

この映画で面白かったのは、ゲイの同僚を殺害しようとして失敗したシーン。

後ろから締め殺そうとしたら、まさかのキスで返されます。サイコパスの主人公も、この時だけは危険を感じたのでしょう笑。

ゲイの同僚が余裕な表情で「電話してね!」というポーズをし、主人公が悔しそうな顔をした時は爆笑しました。

さて、一番印象に残った殺し方は、チェーンソーを上から落とす方法ですね。このまま逃げ切るのかなー」と思ったら、楽々と捕まえられました。

娼婦の女性は余裕がなかったため、振り返る勇気がなかったのでしょう。チェーンソーで殺されるのって死ぬほど痛そうですからね。

この映画、ラストが本当に良かったです。一瞬意味が分かりませんでしたが、よく考えると意味が分かって背筋が凍ります。

ポイントは「カタルシスはない」というセリフです。

カタルシスとは、舞台の上の出来事をみて、自分の欲求を満たすことです。

結局、映画で出てきた殺人は全て彼の妄想だったわけです。しかし、彼は妄想を現実と思いこむほど信じていました。

彼の妄想=舞台です。「カタルシスはない」とは、妄想で体験しても殺人の欲求を満たせなかった、という意味です。

つまり、彼の殺人欲求は残り続けており、これから妄想が現実になることが予想されます。

夢オチで平和な終わり方かと思ったら、最後にまさかのどんでん返しがありました。

途中まではただの殺人狂の映画ですが、ラストは非常に秀逸な作品でしたね!

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