今回は映画「母なる証明」の感想とあらすじです!
(ジャンル・サスペンス映画)
母なる証明を観終わりました。
こういうラストかー。これは後味が悪いですね😅
— 映画マニア@映画ブログ (@x61zwxe11Hhxw9h) April 12, 2020
ストーリー:女子高生を殺害した容疑で逮捕された息子の冤罪をはらすため、母が独自で犯人探しをする
個人的な点数は75点ですね。かなり暗くて後味の悪い映画。
さて、ひとまずあらすじへいきましょう!
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母なる証明のあらすじ(Netflix)
主人公である母親には、1人息子がいます。夫はおらず、息子と2人で暮らしています。
息子は大人ですが、少し知性が低いです。言葉を理解するのが苦手で、コンプレックスに感じています。
息子には友達が1人おり、その友達に「お前は女と寝たことないだろ」とからかわれます。
その言葉が胸に残り、酒で酔っぱらった時に息子は女子高生を尾けていきます。女子高生に逃げられ、渋々家へと帰ります。
翌日、その女子高生の死体が小屋の屋上で発見されます。
息子が尾けていたという目撃証言があり、息子は逮捕されます。ですが、息子は人を殺せるような性格ではありません。
母親は誤認逮捕であることを確信し、1人で犯人を探します。
母なる証明の感想と考察(ネタバレあり)
本当に独特な映画です。まず、母親の謎のダンスシーンから始まります。
「誰がこんなシーン観たいんだよ!」と突っ込み、先送りしました笑
ラストシーンで同じダンスが出てくるので、ちょっとした伏線だったんですね。観ても観なくても問題ないですが。
映画の最初、母親の過保護シーンがわんさか出てきます。息子は知性が低いので、「私が守らないといけない」と思っているのでしょう。
立ちションしてる最中にスープを飲ませに来たシーンは、ちょっと引きました笑。息子はプライドが高いのに、そういうのは気にしないんですね。
この映画で心苦しかったのは、母親が息子の友達にお金をせがまれるシーンです。犯人扱いした罰として、500万円も要求されます。
息子の友達は鬼です。不都合があるとすぐにキレる、関わりたくないタイプの人間ですね。
母親はこの500万円を用意したわけですが、どうやって用意したんでしょう?針治療ってそんなに稼げるのでしょうか。
さて、犯人は結局、息子だったわけです。屋上へ連れていったのは、気づいた人に救急車を呼んでもらいたかったからです。
映画の最初では、息子は良い奴だと思っていました。ですが、途中から短気で自分勝手な人間というイメージに変わりましたね。
母親が心配しているのに夜遅くまで酒を飲みますし、バカと言われたら過剰に反応するし。
知性の低さも関係してるのかもしれません。ですが、元の性格が良ければ、自分勝手な行動はしないはずです。
映画が進むにつれて息子にイライラしっぱなしでした笑。「もっと母親の苦労を知れ!」と説教したかったです。
真犯人として誤認逮捕された男と面会した時、母は大泣きしました。「あなたに家族はいるの?」と尋ねた後です。
母親が大泣きしたのは、家族のいない真犯人に同情と申し訳なさを感じたからです。
もし家族がいれば、全力で無罪を主張し、捜査はやり直されるでしょう。しかし、真犯人は身寄りがいないため、有罪確定です。
さて、息子のために廃品回収の男を殺害した母。親子揃って人殺しです。
もし母が自首すれば、息子のやったことも明るみに出る可能性があります。それに、母がいなければ息子は生活するのが困難です。
結局、嫌な記憶を忘れるツボに針を刺し、過去を引きずらずに生きることを決意します。
ですが、針治療で記憶が完全に無くなることはありません。罪の意識を持ったまま生きていくことになります。
一方、全ての原因である息子は記憶を忘れてのうのうと生きていくわけです。ここら辺が胸糞悪いですね。
母親が可哀想なラストでしたが、突発的に人を殺したのは悪いことです。息子の突発的な性格は、母親譲りなのかもしれません。
一生懸命生きてきた母親が、絶望へ落ちていく後味の悪いストーリー。2回目は観たいと思わないですね。
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