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90点【プリズナーズ】相当後味が悪いサスペンス笑|Netflix

映画&ドラマ批評

今回は映画「プリズナーズ」の感想とあらすじです!

(ジャンル・サスペンス映画)

ストーリー:幼い娘をさらわれた父親が、1人で犯人を探しをする

個人的な点数は90点ですね。かなりの良作サスペンス。

さて、ひとまずあらすじへいきましょう!

予告はコチラ↓↓

『プリズナーズ』予告編
愛する娘を救い出すために一戦を越えた父親──全米初登場No.1の話題作2014年5月3日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開(作品詳細)

プリズナーズのあらすじ(Netflix)

主人公の男には、幼い娘と息子(兄)と妻がいます。

クリスマスの日、娘とその友達が主人公の家のパーティーにやってきます。

娘とその友達は、外へ遊びに出ます。兄が迎えに行くと、2人は怪しい車(バン)の近くで遊んでいました。

兄は2人を家へ連れ戻します。しかし、しばらくすると娘とその友達がいなくなります。

主人公の家族と、娘の友達の家族はパニックになり、探しまわります。ですが、どこを探しても見つかりません。

主人公の家族は、怪しい車が犯人だと考えて警察へ通報します。

警察は近くでその車を見つけ、中にいた男を逮捕します。ですが、その男は10歳レベルの知性しかなく、誘拐ができそうには思えません。

警察はその男を解放し、事件は迷宮入りします。警察は頼りにならないと判断した主人公は、1人で犯人探しを始めます。

プリズナーズの感想と考察(ネタバレあり)

サスペンス映画では、かなりの良作でしょう。謎が謎を呼ぶストーリーでして、先を観たくてウズウズしました。

ただ、誘拐犯を予想するのは簡単だった気がします。映画の中盤あたりで予想が付いていました。

犯人の予想は付いても、アレックスの正体を見破るのは困難でした。

まさかアレックスも過去に誘拐された子供の1人だったとは、想像が付かないでしょう。これを予想した人がいたら天才だと思います。

犯人であるアレックスの叔母は、子供を誘拐して殺害するのが趣味でした。亡くなった夫も共犯者です。

手口は同じで、夫が開発したドラッグを子供に飲ませ、身動きできない状態にしてから殺害します。

夫が亡くなってから、アレックスが代わりに誘拐役を任されていました。

アレックスの知性が10歳レベルだったのは、子供の頃からドラッグ漬けにされていたからでしょう。

自分を犯人だと思い込もうとしたボブも、知性が低そうな状態です。ドラッグ漬けにされると、脳が発達しなくなるのでしょう。

神父の家でミイラ化していた男、彼も過去に誘拐された1人だったようです。アレックスの前に誘拐役を担当していました。

ミイラ化した男は神父に、「16人誘拐したけど、これからも殺す」と伝えます。

この時、「これ以上殺したくないから、警察に通報してほしい」と願っていたと思います。

懺悔に来たということは、イヤイヤ殺人に付き合わされていたのでしょう。

神父は通報の代わりに殺害を選びましたが、ミイラ化した男は本望だったと思います。

さて、この映画で可哀想なのは、間違いなくアレックスです。

誘拐されてドラッグ漬けにされ、知性が10歳でストップ。主人公に拷問され、ボコボコにされたうえに熱湯を浴びせられます。

アレックスは誘拐の手伝いをしたため、一応は共犯者です。ただ、本人は誘拐した意識がないため、罪には問われません。

この映画のラストでは、アレックスは家族の元へと何十年ぶりに帰ります。

ですが、知性は10歳レベルですし、拷問されたトラウマで生きていくのは大変でしょう。

アレックスのことを思うと、かなり後味が悪い。

主人公は犯人の予想を誤り、アレックスを拷問する大罪を犯したわけです。誰よりも頑張った主人公が報われないのも後味悪い。

全体的には非常に楽しめるサスペンスでして、犯人予想も難しければ100点をあげたいレベルの映画です。

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