さて、以前に旧帝大に合格したエピソードを書きました。
今回は、旧帝大の理系に合格するため、私がやってきた化学の勉強法を紹介したいと思います!
私は数学が苦手でしたので、化学もメチャクチャ苦手でしたね。
そんな私ですが、勉強法を試行錯誤することで、旧帝大に合格できるレベルの力を付けました。
過去の私のように、偏差値40レベルの方には特に参考になると思います。
- 旧帝大に合格できるほどの化学力を付けたい人
- 低偏差値から高偏差値の大学に逆転合格したい人
化学の偏差値を40から60にまで伸ばした勉強法
私の高校時代を振り返りながら、勉強法を記していきたいと思います。
高校1年生の頃、モル計算に苦しむ
高校生になり、初めて化学の勉強に取り組みました。
中学生の頃は、暗記すれば点のとれる生物だけをやっていました。
そのため、化学は本当に手付かずです。酸化銅という単語を覚えていたぐらいです。
高校1年生になり、いよいよ化学の授業がスタートします。
最初につまづいたのは、モル計算です。モル計算の意味がわからなすぎて、本当に苦しみました。
そこで、私は1冊の参考書を買うことにしました。
岡野先生の本は解説がわかりやすいので、今でもベストセラーだと思います。
ただ、高校1年の私には岡野先生の本でもイマイチ理解ができませんでした。
続いて、坂田アキラ先生の本を買ってみました。
この本でちょっとだけモルのことを理解できました。
でもちょっとだけです。少し難しい問題になれば、全く解けないのです。
比例計算が苦手なことに気づき、割り算から復習する
化学が苦手なのは、比例計算が理解できていないからだと気付きました。
比例計算を理解するには、まず割り算を理解する必要があります。
割り算の意味をネットで調べ、なんとなく比例計算を理解しました。
そのおかげで、ゆっくりならモルの計算もできるようになったのです。
無機化学と有機化学につまづく
高校2年生から無機化学と有機化学の授業が始まりました。
しかし、人の話を理解するのが苦手な私には、無機化学や有機化学の授業もサッパリでした。
理論化学も理解も不十分でしたので、無機や有機は諦めて理論化学の勉強をずっとしていました。
高校2年の終わりまで、ずっと理論科学の勉強をしていたのです。
高校2年の終わりにセンター模試を受けて絶望する
高校2年の終わりに、センター模試を受けることになりました。
その結果に絶望します。化学はたしか3〜4割でした。
クラスの中でも下位レベルです。無機化学や有機化学が全然できないので、当然の結果でした。
「センター試験がこんなレベルなら、2次の勉強なんてやってる暇じゃない」そう考え、センターの勉強に集中することに決めました。
センター化学に特化し、8〜9割取れるようになる
センター化学の勉強をするため、次の本を購入しました。
センターはこれだけ!シリーズはセンター試験に必要な知識をまとめています。
それに加えて、化学一問一答もやりこみました。この本は2次対策にも持ってこいです。
化学一問一答の勉強では、セルフレクチャーを行いました。
理解した内容を、自分に徹底的に説明したのです。無機の知識や、有機の知識もセルフレクチャーで徹底的に暗記しました。
そのおかげで、センター化学の過去問では8〜9割とれるようになったのです。
無機化学と有機化学には苦手意識を持っていましたが、覚えたら意外と解けるものだと思いましたね。
センター試験本番、化学は8割弱ほど点数
センター試験の本番、化学はたしか8割弱ほどの点数でした。
本番は緊張し、化学は9割狙いでしたがムリでした。
センター試験のトータルは6割ちょっとのため、旧帝大には届きません。
ちなみに、旧帝大に合格するにはセンターのトータル点数が8割は必要です。
そして、浪人生活へ突入します。
浪人生活では、化学IIの勉強に集中する
浪人生活へ突入し、化学IIの勉強に専念することにしました。
化学IIは高3で習う範囲ですが、当時はセンターに集中していたため、ほとんど手付かずです。
化学IIの勉強をするために使った問題集は、次の本です。
この本、メチャクチャ優秀です。同じようなパターンの問題が、鬼のように載っているからです。
私は理論化学が苦手だったのですが、その理由は演習不足でした。
どの参考書も、一通りのパターンは載せています。ですが、1つのパターンにつき問題が1問しか載っていないことがほとんどです。
そのため、苦手なパターンの問題を十分に練習できていなかったのです。
この本では、1つのパターンにつき、問題が10問ぐらい載っています。
この本をやり込むことで、電気化学など苦手な分野も解けるようになりました。
この本との出会いがなければ、理論化学ができるようにはならなかったでしょう。
無機化学と有機化学は、それぞれ1冊を丸暗記する!
理論化学は、計算問題エクササイズをやり込みました。
無機化学と有機化学に関しては、次の問題集をやり込みました。
この2冊は、わかりやすい解説と演習が載っているので重宝しました。
この2冊をやり込むことで、無機と有機に必要な知識はほぼ網羅できます。
センター模試の化学は9割を切らなくなる
浪人生になり、予備校へ通い始めました。
予備校で受けたセンター化学では、9割を切らなくなりました。
全ての問題を解けるのですが、計算ミスなどで満点を逃していました。
記述模試の偏差値は、60前半まで上がる
化学計算問題エクササイズと、無機と有機の2冊をやり込むことにより、記述模試の成績も伸びました。
記述の偏差値は40ほどだったのが、60前半まで伸びました。
伸びた理由は、理論、無機、有機それぞれ1冊を徹底的にやり込んだからです。
旧帝大独特の問題に対応するため、難問のパターンを暗記する
記述模試の成績は伸びましたが、旧帝大に対応するにはまだ不十分です。
なぜなら、旧帝大には独特の難問が出てくるからです。
ただ、パターンがありますので、それを覚えれば対応できるようになります。
難問パターンを暗記するため、次の本を使いました。
この4冊には、旧帝大が好む難問パターンが収録されています。
この4冊をやり込み、最後の追い上げをしました。
入試本番では、3割前半ながら合格
いよいよ入試本番です。この年は、理論化学が異様に難しかったです。
1問目をミスると、理論化学は全滅するパターンでした。
私は1問目をミスり、理論化学は全滅だったのです。
ただ、無機化学と有機化学で取れていたので、3割前半は確保しました。
化学の点数はイマイチでしたが、数学、物理、英語でリードしていたので、トータルは合格点を50点ほど上回っていました。
化学は計算演習を積むのが大切!
化学は計算演習を積むのが命です。本当に。
計算演習に役立つのが化学計算問題エクササイズという問題集です。
この問題集で多くの問題を解けば、記述模試の成績も上がっていきます。
無機、有機は暗記勝負です。景安先生の本を徹底的に暗記すれば実力が身につきます。
以上が、化学の偏差値を40から60にまで上げた方法でした!
この記事が受験生のみなさんのお役に立てばうれしいです!
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